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6章 悪意と善意、トラブルメーカーと苦労人
6-7 利用出来るならば、適度に使って
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‥‥‥ファルン神聖国。
その国に関しては、未だに深い交流を持っている国があるわけではない。
別に宗教が厳しいとか、他国と仲が悪くなるような要素はないのだが‥‥ここ数年、実は少しづつ変化が起きていたことに、気が付く者は未だに居なかった。
「…とはいえそろそろ、討伐数などに関して、勘づく輩も出てくるだろう。ここいらで、潮時か」
国の中にいくつかある神殿の内、とある大型の神殿の地下に密かに作られた一室にて、そうつぶやく者がいた。
そこそこ長い間隠し通してきたところはあるが、人の口に戸は立てられぬという言葉や、好奇心で色々と調べる輩が出てくる可能性を考えると、これ以上無理に隠して進めることは不可能だと判断する。
「だが、それでも十分な魔獣が集まったのは良かったか。足りなければ不味かったが…どこかの国同士で魔剣士を戦場に送り出すという愚策をしてくれたところがあったおかげか」
まぁ、その裏工作にはとある組織も関わっている中、その組織にさらにその人物が密かに手を回していたことに気が付く者はいないだろう。
いくつかある組織の内、とある組織の指導者が何かへの復讐を胸に秘めて行っていた様子もあったが、それすらも利用していたことに、気が付くことはない。
復讐は何も生まないという訳ではないが、果たすために手段を択ばなくなってくるからこそ、少しづつ都合の良い様に動かしていたことに関して勘づくことはないと思えるのだ。
「さて、たまりにたまった数多くの魔獣…その全てを利用したが、どれひとつとして形は残らなかったとはいえ、結果は残してくれたか」
少しづつ、それでもそこそこの量を横流しし、魔獣を利用させてもらった。
どこかの国では魔獣の操作や兵器化が出来ないかと研究するところもあるようだが、悪しき魂の集合体から漏れ出るような塊に、そんな事が出来るだけもないだろう。
けれども、逆に言えば物凄く真っ黒なエネルギーの塊で構成されているとも受け取ることができ、そこに目を付けて研究を進めてきたが…数多くの検体を利用し、実験し、裏付けを取って進めることが出来た。
そのままその人物は部屋の中にさらに隠されていた隠し扉を開け、その先に用意されていた会談でさらに地下深くへと入り込み、そこで出されている結果を目にして満足そうにうなずく。
「‥‥‥驚くは、人の欲望と大差ないような悪しきものだとしても、魔獣として屠ろうとしてくるからこそ、それ相応のエネルギーを秘めていたというべきか。計算上、もっとかかるとは思っていたが‥まぁ、良いだろう」
ドクン、ドクンっと心音が聞こえてきたが、まだそこに命は顕現していない。
様々な組織の技術を利用し、奪い‥‥作り上げただけの、ただの大きな肉塊がそこに眠っているだけなのだ。
そこにいくつもの管が付けられて、万が一に備えて頑丈な鎖で撒きつけ、動けないようにしているが、それでもこのサイズと迫力を見ると、これでも完全に不安を拭い去ることはできない。
でも、それでも良いのだ。仮に暴走したところで、それはそれで目的が果たされるのであるから。
「後は、神聖国の建国に携わった人々にも感謝をささげるべきか…使い物にならず、あくまでも記念品の扱いで残されていた死骸だったとはいえ、技術を詰め込みここまで復元を行えたからな」
可能であれば、何処かの組織から逃亡した竜の魂なども欲しかったところだが、贅沢はこれ以上おう必要もあるまい。
素手に動かすだけのものは整っており、後はいつ行動を起こせばいいのか、計画通りに進んでいるのか確認を行うだけだ。
「惜しむらくは、情報で得た星の竜に関しての肉体などが手に入らなかったことぐらいだが‥‥それに近しい、いや、それ以上におぞましいものに成り果てている亡竜を得られただけでも十分か。命を注ぐから、亡き者の言葉は失われるだろうが‥‥それでも、十分すぎるほどだ」
交流のまだある国の中には、ドラゴンの魔剣士がいると聞く。
まだ直接目にすることはなかったが、それでも交流を利用して、手の者の中でまだ何もわからぬ少女を利用して、情報を収集させてもらっていたが、それでもこの目の前に広がる巨体に対して、大した障害になることはないだろう。命を注ぎ直すとは言え、既に命を失っている強大な存在から、更にどうやって奪えという事である。
「‥‥‥計画がここまでうまくいっているのは正直怖いが、最後まで油断せぬようにしないとな‥‥どのみち、失敗しようが成功しようが、この国が亡びる代償を考えると大したことでもない」
今いる国はいらぬ。自分がこれから先、作り上げようとするものだけでいいのだ。
何も余計なものはいらない。例え、抵抗する輩が出てきたとしても、これで潰していけばいいだけの話だ。
「恐ろしいのは、情報収集能力が高いメイド魔剣だが‥通常とは異なるような者と聞くが、魔剣であればやりようはいくらでもある」
ゆえに、最後まで気を抜くことはできないが、成功確率だけは既に高い状態。
にやりと口角をその人物は‥‥神聖国のトップの立場にあるイストロ教皇はそうつぶやき、計画の最終段階へ入ったことで最後まで行くように念入りに準備を進めるのであった…‥‥
その国に関しては、未だに深い交流を持っている国があるわけではない。
別に宗教が厳しいとか、他国と仲が悪くなるような要素はないのだが‥‥ここ数年、実は少しづつ変化が起きていたことに、気が付く者は未だに居なかった。
「…とはいえそろそろ、討伐数などに関して、勘づく輩も出てくるだろう。ここいらで、潮時か」
国の中にいくつかある神殿の内、とある大型の神殿の地下に密かに作られた一室にて、そうつぶやく者がいた。
そこそこ長い間隠し通してきたところはあるが、人の口に戸は立てられぬという言葉や、好奇心で色々と調べる輩が出てくる可能性を考えると、これ以上無理に隠して進めることは不可能だと判断する。
「だが、それでも十分な魔獣が集まったのは良かったか。足りなければ不味かったが…どこかの国同士で魔剣士を戦場に送り出すという愚策をしてくれたところがあったおかげか」
まぁ、その裏工作にはとある組織も関わっている中、その組織にさらにその人物が密かに手を回していたことに気が付く者はいないだろう。
いくつかある組織の内、とある組織の指導者が何かへの復讐を胸に秘めて行っていた様子もあったが、それすらも利用していたことに、気が付くことはない。
復讐は何も生まないという訳ではないが、果たすために手段を択ばなくなってくるからこそ、少しづつ都合の良い様に動かしていたことに関して勘づくことはないと思えるのだ。
「さて、たまりにたまった数多くの魔獣…その全てを利用したが、どれひとつとして形は残らなかったとはいえ、結果は残してくれたか」
少しづつ、それでもそこそこの量を横流しし、魔獣を利用させてもらった。
どこかの国では魔獣の操作や兵器化が出来ないかと研究するところもあるようだが、悪しき魂の集合体から漏れ出るような塊に、そんな事が出来るだけもないだろう。
けれども、逆に言えば物凄く真っ黒なエネルギーの塊で構成されているとも受け取ることができ、そこに目を付けて研究を進めてきたが…数多くの検体を利用し、実験し、裏付けを取って進めることが出来た。
そのままその人物は部屋の中にさらに隠されていた隠し扉を開け、その先に用意されていた会談でさらに地下深くへと入り込み、そこで出されている結果を目にして満足そうにうなずく。
「‥‥‥驚くは、人の欲望と大差ないような悪しきものだとしても、魔獣として屠ろうとしてくるからこそ、それ相応のエネルギーを秘めていたというべきか。計算上、もっとかかるとは思っていたが‥まぁ、良いだろう」
ドクン、ドクンっと心音が聞こえてきたが、まだそこに命は顕現していない。
様々な組織の技術を利用し、奪い‥‥作り上げただけの、ただの大きな肉塊がそこに眠っているだけなのだ。
そこにいくつもの管が付けられて、万が一に備えて頑丈な鎖で撒きつけ、動けないようにしているが、それでもこのサイズと迫力を見ると、これでも完全に不安を拭い去ることはできない。
でも、それでも良いのだ。仮に暴走したところで、それはそれで目的が果たされるのであるから。
「後は、神聖国の建国に携わった人々にも感謝をささげるべきか…使い物にならず、あくまでも記念品の扱いで残されていた死骸だったとはいえ、技術を詰め込みここまで復元を行えたからな」
可能であれば、何処かの組織から逃亡した竜の魂なども欲しかったところだが、贅沢はこれ以上おう必要もあるまい。
素手に動かすだけのものは整っており、後はいつ行動を起こせばいいのか、計画通りに進んでいるのか確認を行うだけだ。
「惜しむらくは、情報で得た星の竜に関しての肉体などが手に入らなかったことぐらいだが‥‥それに近しい、いや、それ以上におぞましいものに成り果てている亡竜を得られただけでも十分か。命を注ぐから、亡き者の言葉は失われるだろうが‥‥それでも、十分すぎるほどだ」
交流のまだある国の中には、ドラゴンの魔剣士がいると聞く。
まだ直接目にすることはなかったが、それでも交流を利用して、手の者の中でまだ何もわからぬ少女を利用して、情報を収集させてもらっていたが、それでもこの目の前に広がる巨体に対して、大した障害になることはないだろう。命を注ぎ直すとは言え、既に命を失っている強大な存在から、更にどうやって奪えという事である。
「‥‥‥計画がここまでうまくいっているのは正直怖いが、最後まで油断せぬようにしないとな‥‥どのみち、失敗しようが成功しようが、この国が亡びる代償を考えると大したことでもない」
今いる国はいらぬ。自分がこれから先、作り上げようとするものだけでいいのだ。
何も余計なものはいらない。例え、抵抗する輩が出てきたとしても、これで潰していけばいいだけの話だ。
「恐ろしいのは、情報収集能力が高いメイド魔剣だが‥通常とは異なるような者と聞くが、魔剣であればやりようはいくらでもある」
ゆえに、最後まで気を抜くことはできないが、成功確率だけは既に高い状態。
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