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7章 終わりまで、ずっと
7-9 それから少々、後始末も終えて
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…破神布の創始者の末路も決まり、ようやく平和が手に入ったと思われた。
とはいえ、普通に何事もない一日が良いのに、そんな毎日が退屈な者たちもおり、過激なものほど平和を脅かす行為に手を出そうとする者もいるだろう。
魔獣を生み出していた元凶もいなくなり、争いの種が一つ減れば…その分、使用されていたエネルギーが別の方面へ注がれて、新たな火種の種になることはどうしようもないことなのかもしれない。
「だからこそ、事前に察知して防止も試みるけど…過度な干渉もできないんだよなぁ」
「正直言って、ちょっとばかりやらかし過ぎたせいで過干渉になりかねないほどの技術やら兵力やら、ありますからネ」
魔竜王国ドラグニアの王城の執務室にて、各地から送られてくる報告を読んでフィーがはぁぁっと溜息を吐きながらつぶやけば、その横で書類の整理を行っていたゼナがそう答える。
やり過ぎた後始末というべきか、用意しすぎた末の後片付けが済み切っていないというか、ありとあらゆることを想定しすぎたせいで過剰にやらかしてしまったところがある。
結果としては犠牲もなく組織を潰すことができたのだが…実は数年が経過した今も、片付いていなかったりするのだ。
正直、用意しすぎた。いくつかはゆっくり開放して各国の生活水準や衛生面、安全管理の向上に役立ってはいるのだが、それでもいつになったら終わるのかわからない。
損しすぎることは防げているのだが、やらかしの後始末というのはまだまだかかるらしい。
そんなことを思いつつ、お昼時が近づいてきたら…とてとてとかけてくる音が聞こえてきた。
「おかーさまー!!おとーさまー!」
「ごはんのおじかんですー!」
「みんな、しょくどうきてますよー!!」
ばたんっと扉を開けて出てきたのは、可愛い子供たち。
あの戦いの後、無事にペルシャ、ルルシア、ゼナが出産して生まれてきてくれた愛しい子供たちなのだが…いきおい、そのまますぎないかな?
「「「はやくきてー--!!」」」
ぴょいーんっと飛び上がり、小さな翼を羽ばたかせてやってくる。
飛び方がうまくなっているとは思うが、その勢いでの突進は凶器なのだが…それでも何とか、衝撃をこらえて受け止めるのであった。
ドドドガン!!
「ぐっ…まだ小さいのに、すごい衝撃…」
「クォーターというべきか、立派なドラゴンの血を引いてますからネ」
そう、無事に子供たちが生まれて成長しているのは良いのだが、その身にはしっかりとドラゴンの血が流れていた。
父の…組織の情報集めで得た情報によれば相当の大物らしい星の竜と呼ばれたドラゴンの血があるため、特徴は出ているらしい。
自分の場合は生まれたときの状況で色々あって封印されていた部分があったが、この子たちの場合は封印などはしていないため、堂々と出しているのである。
まぁ、血が薄まったせいで特徴的な角や翼は小さめで、他の部分は人間の子供とは大差がないようだが、それでも小さいな子供の体当たりというのは、地味に大きい。
さらに言えば、この子たちの一人はゼナの…魔剣の血を引くだけあって、余計にやばいことになっているらしい。
何がどうなのか、具体的な部分の言及は避けたい。
そもそも、魔剣が何で子供を産めてしまうんだという話になるのだが、今のこのメイドの姿を持っている時点でその追及は意味をなさないだろう。
まぁ、魔獣がいなくなれば対抗策だった魔剣も出なくなっているようで、ここ数年の間に新たな魔剣士が生まれたという情報もなく、遠い将来には魔剣士たちがいなくなることで、魔剣も消える運命にあるのだろう。
そう考えると、消えゆく運命がある魔剣を残すために、彼女を作った神とやらができるように細工した可能性があるのだが…できればそこで、もう少しまともな路線をできなかったのか疑問に思わなくもない。
「何を考えているんですかね、ご主人様。いえ、アナタ」
「何も考えていません」
考えていたことを察したのか、ちょっとだけゼナがジトっとした目で見てきたが、すぐに切り返して何事もなかった風に装う。
確かに関係性も変化したからその言い方であっていると言えばそうだが…まだまだ、昔からの癖のようなもので抜けない部分もあるようだな。
「なんにしても、もうお昼か…それじゃ、ここでちょっと切り上げて城の食堂へ向かうか。皆で一緒に昼食をとろうな」
「「「はーい!!」」」
「ええ、準備はできていますので、慌てずに落ち着いて向かいましょウ」
バタバタとしていた室内を片付け、午後のほうに回すようにさくっと準備を行い、子供たちとゼナを連れて食堂へ向かう。
魔獣討伐の日々も過ぎ去って、今は普通の父親として過ごせるように、国を抱える身でありながらもゆっくりと流れゆくこの平和な時間を過ごすのであった……
「そーだ、おとーさま!!見て見てこれ!!」
「おや、綺麗な花束じゃないか。ルルシアたちにあげるのか?」
「うん!お庭でたまに遊びに来るにいちゃんねえちゃんたちといっしょに、摘んだからあげるのー!」
「私の分はないのでしょうカ?」
「あるよー!!こっちのほうが喜ぶって、ねーちゃんったいがいっていたの!」
「ショクチュウショクブツマジュウギガソブラノドンとかいう、長い名前のおかしなお花だよー!」
「…あとで、お話をする必要がありそうデス」
…平和な時間で、あってほしいなぁ。あと子供たちよ、それどうやって摘んだ?滅茶苦茶うごめきまくっているというか、明らかに花じゃない謎の怪植物なんだが。
とはいえ、普通に何事もない一日が良いのに、そんな毎日が退屈な者たちもおり、過激なものほど平和を脅かす行為に手を出そうとする者もいるだろう。
魔獣を生み出していた元凶もいなくなり、争いの種が一つ減れば…その分、使用されていたエネルギーが別の方面へ注がれて、新たな火種の種になることはどうしようもないことなのかもしれない。
「だからこそ、事前に察知して防止も試みるけど…過度な干渉もできないんだよなぁ」
「正直言って、ちょっとばかりやらかし過ぎたせいで過干渉になりかねないほどの技術やら兵力やら、ありますからネ」
魔竜王国ドラグニアの王城の執務室にて、各地から送られてくる報告を読んでフィーがはぁぁっと溜息を吐きながらつぶやけば、その横で書類の整理を行っていたゼナがそう答える。
やり過ぎた後始末というべきか、用意しすぎた末の後片付けが済み切っていないというか、ありとあらゆることを想定しすぎたせいで過剰にやらかしてしまったところがある。
結果としては犠牲もなく組織を潰すことができたのだが…実は数年が経過した今も、片付いていなかったりするのだ。
正直、用意しすぎた。いくつかはゆっくり開放して各国の生活水準や衛生面、安全管理の向上に役立ってはいるのだが、それでもいつになったら終わるのかわからない。
損しすぎることは防げているのだが、やらかしの後始末というのはまだまだかかるらしい。
そんなことを思いつつ、お昼時が近づいてきたら…とてとてとかけてくる音が聞こえてきた。
「おかーさまー!!おとーさまー!」
「ごはんのおじかんですー!」
「みんな、しょくどうきてますよー!!」
ばたんっと扉を開けて出てきたのは、可愛い子供たち。
あの戦いの後、無事にペルシャ、ルルシア、ゼナが出産して生まれてきてくれた愛しい子供たちなのだが…いきおい、そのまますぎないかな?
「「「はやくきてー--!!」」」
ぴょいーんっと飛び上がり、小さな翼を羽ばたかせてやってくる。
飛び方がうまくなっているとは思うが、その勢いでの突進は凶器なのだが…それでも何とか、衝撃をこらえて受け止めるのであった。
ドドドガン!!
「ぐっ…まだ小さいのに、すごい衝撃…」
「クォーターというべきか、立派なドラゴンの血を引いてますからネ」
そう、無事に子供たちが生まれて成長しているのは良いのだが、その身にはしっかりとドラゴンの血が流れていた。
父の…組織の情報集めで得た情報によれば相当の大物らしい星の竜と呼ばれたドラゴンの血があるため、特徴は出ているらしい。
自分の場合は生まれたときの状況で色々あって封印されていた部分があったが、この子たちの場合は封印などはしていないため、堂々と出しているのである。
まぁ、血が薄まったせいで特徴的な角や翼は小さめで、他の部分は人間の子供とは大差がないようだが、それでも小さいな子供の体当たりというのは、地味に大きい。
さらに言えば、この子たちの一人はゼナの…魔剣の血を引くだけあって、余計にやばいことになっているらしい。
何がどうなのか、具体的な部分の言及は避けたい。
そもそも、魔剣が何で子供を産めてしまうんだという話になるのだが、今のこのメイドの姿を持っている時点でその追及は意味をなさないだろう。
まぁ、魔獣がいなくなれば対抗策だった魔剣も出なくなっているようで、ここ数年の間に新たな魔剣士が生まれたという情報もなく、遠い将来には魔剣士たちがいなくなることで、魔剣も消える運命にあるのだろう。
そう考えると、消えゆく運命がある魔剣を残すために、彼女を作った神とやらができるように細工した可能性があるのだが…できればそこで、もう少しまともな路線をできなかったのか疑問に思わなくもない。
「何を考えているんですかね、ご主人様。いえ、アナタ」
「何も考えていません」
考えていたことを察したのか、ちょっとだけゼナがジトっとした目で見てきたが、すぐに切り返して何事もなかった風に装う。
確かに関係性も変化したからその言い方であっていると言えばそうだが…まだまだ、昔からの癖のようなもので抜けない部分もあるようだな。
「なんにしても、もうお昼か…それじゃ、ここでちょっと切り上げて城の食堂へ向かうか。皆で一緒に昼食をとろうな」
「「「はーい!!」」」
「ええ、準備はできていますので、慌てずに落ち着いて向かいましょウ」
バタバタとしていた室内を片付け、午後のほうに回すようにさくっと準備を行い、子供たちとゼナを連れて食堂へ向かう。
魔獣討伐の日々も過ぎ去って、今は普通の父親として過ごせるように、国を抱える身でありながらもゆっくりと流れゆくこの平和な時間を過ごすのであった……
「そーだ、おとーさま!!見て見てこれ!!」
「おや、綺麗な花束じゃないか。ルルシアたちにあげるのか?」
「うん!お庭でたまに遊びに来るにいちゃんねえちゃんたちといっしょに、摘んだからあげるのー!」
「私の分はないのでしょうカ?」
「あるよー!!こっちのほうが喜ぶって、ねーちゃんったいがいっていたの!」
「ショクチュウショクブツマジュウギガソブラノドンとかいう、長い名前のおかしなお花だよー!」
「…あとで、お話をする必要がありそうデス」
…平和な時間で、あってほしいなぁ。あと子供たちよ、それどうやって摘んだ?滅茶苦茶うごめきまくっているというか、明らかに花じゃない謎の怪植物なんだが。
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