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身体の中から硬いモノが抜かれるのを感じる。
「ん……ん……」
ズルッと引き抜かれるだけで感じてしまいそうになった。
水の中に沈み込みそうになる身体は、リョータの腕が支えてくれている。
「今度は俺の番」
笑みを浮かべ告げるヒロヤの声には欲望が滲む。
アユムは頼りなく彼を見上げた。
「ダ……メ……、ダメ……限界……」
「まだこれからだ、アユム」
水の外へ引き上げられる。
ヒロヤの脚の間に腰を下ろすよう、アユムは促された。
彼のモノを後ろにあてがわれただけで、背がゾクンと粟立つ。
「あれだけじゃ足りないだろ」
物欲しそうにヒクつく窄まりを、先端がグチグチと撫でてきた。
「ヤッ……、……そん……な……」
焦れったいようなもどかしさがある。
身体はクタクタなのにつのる期待を、認めないわけにはいかなかった。
焦れてくねらせた腰を引き下ろされる。
「あうッ、あ、あ……っ」
背後からヒロヤの腕にすっぽりと抱きかかえられる形で、彼の上に座らされた。
下から熱く張り詰めた猛りが突き上げてくる。
「……あっ……ああぁ―――!」
アユム自身の重みでヒロヤのモノは一気に深みまで潜り込んできた。
「―――……ッ」
アユムは息を呑む。
あまりの衝撃に全身がガクガクと痙攣した。
根元までを全て埋め込み、ヒロヤは一旦動きを止めた。
ゆっくりとまわすように腰を揺らされる。
「あ……ふ……ッ、……あ……ッ」
ゾクッとした快感にアユムは咽喉を反らせた。その首筋にヒロヤの唇が押し当てられる。
「焦れったい?」
「ん……ふ……っ」
「もっと欲しいだろ?」
霞がかった頭では、なにを考えるのも億劫だった。
「ちゃんと言って、アユム」
そっと囁きかけてくる甘い誘惑に、アユムは逆らえない。
喘ぐように口をパクパクとさせ、切れ切れの息を洩らした。
「もっと……シテ……」
強い刺激が欲しくて、アユムは腰を揺らめかす。
これ以上焦らされたらおかしくなってしまう。
「いいよ」
ひっそりと笑ったヒロヤは、アユムの膝裏を抱え大きく開かせた。
「気絶するくらい感じさせてやる」
「こんなの、ヤッ……!」
閉じようとした脚の間にリョータが身体を割り込ませてくる。
誘われるようにしてリョータはアユムの股間に顔を埋めた。
「ああぁぁ―――!」
勃ちあがり先走りの蜜を滴らせる半身を口に含まれ、アユムの全身はガクンと反り返る。
ぬるついた舌の感触に、神経が灼き切れそうなほどの快感を覚えた。
「やあ……ッ……、ダメッ、……あ……ッ、……ああぁ……っ……」
身悶えせずにはいられなくなる。
ヒロヤもまた、ゆっくりと腰を揺らし始めた。
「ん……ん……」
ズルッと引き抜かれるだけで感じてしまいそうになった。
水の中に沈み込みそうになる身体は、リョータの腕が支えてくれている。
「今度は俺の番」
笑みを浮かべ告げるヒロヤの声には欲望が滲む。
アユムは頼りなく彼を見上げた。
「ダ……メ……、ダメ……限界……」
「まだこれからだ、アユム」
水の外へ引き上げられる。
ヒロヤの脚の間に腰を下ろすよう、アユムは促された。
彼のモノを後ろにあてがわれただけで、背がゾクンと粟立つ。
「あれだけじゃ足りないだろ」
物欲しそうにヒクつく窄まりを、先端がグチグチと撫でてきた。
「ヤッ……、……そん……な……」
焦れったいようなもどかしさがある。
身体はクタクタなのにつのる期待を、認めないわけにはいかなかった。
焦れてくねらせた腰を引き下ろされる。
「あうッ、あ、あ……っ」
背後からヒロヤの腕にすっぽりと抱きかかえられる形で、彼の上に座らされた。
下から熱く張り詰めた猛りが突き上げてくる。
「……あっ……ああぁ―――!」
アユム自身の重みでヒロヤのモノは一気に深みまで潜り込んできた。
「―――……ッ」
アユムは息を呑む。
あまりの衝撃に全身がガクガクと痙攣した。
根元までを全て埋め込み、ヒロヤは一旦動きを止めた。
ゆっくりとまわすように腰を揺らされる。
「あ……ふ……ッ、……あ……ッ」
ゾクッとした快感にアユムは咽喉を反らせた。その首筋にヒロヤの唇が押し当てられる。
「焦れったい?」
「ん……ふ……っ」
「もっと欲しいだろ?」
霞がかった頭では、なにを考えるのも億劫だった。
「ちゃんと言って、アユム」
そっと囁きかけてくる甘い誘惑に、アユムは逆らえない。
喘ぐように口をパクパクとさせ、切れ切れの息を洩らした。
「もっと……シテ……」
強い刺激が欲しくて、アユムは腰を揺らめかす。
これ以上焦らされたらおかしくなってしまう。
「いいよ」
ひっそりと笑ったヒロヤは、アユムの膝裏を抱え大きく開かせた。
「気絶するくらい感じさせてやる」
「こんなの、ヤッ……!」
閉じようとした脚の間にリョータが身体を割り込ませてくる。
誘われるようにしてリョータはアユムの股間に顔を埋めた。
「ああぁぁ―――!」
勃ちあがり先走りの蜜を滴らせる半身を口に含まれ、アユムの全身はガクンと反り返る。
ぬるついた舌の感触に、神経が灼き切れそうなほどの快感を覚えた。
「やあ……ッ……、ダメッ、……あ……ッ、……ああぁ……っ……」
身悶えせずにはいられなくなる。
ヒロヤもまた、ゆっくりと腰を揺らし始めた。
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