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今度は隣人に看病される。やめてくれよ…
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「なんでだよ…」
俺は思わずそう言ってしまった。昨日「じゃあ明日は私が看病しに行くね。」と言われたのだ。休んだ奴の罰だってか。けどしんどいんだよな。
「ピン、ポーン」
と遠慮がちな音で玄関のチャイムが鳴った。来やがったぜ。別にこなくてもいいのに…というかこの時のために片付けした俺を褒めてくれよ。病人だぜ?
「はーい。」
ガチャ。扉を開けるとやっぱりか。岡本さんが立っていた。
「じゃあまあとりあえず入って。」
「はい。」
と俺は余計に俺の仕事を増やした人を迎え入れながら部屋が散らかってないことを確認する。
「あれ?思ったより部屋綺麗だね。」
そりゃそうだ徹夜で片付けたからな。
「私が来る意味あった?」
ないです。はい。言っちゃ悪いけど余計なお世話って奴です。学校に行ってください。
「ま、いいか。朝ごはん食べた?」
あ、いけね食べてなかったぜ。
「た、食べてないです。」
「そうだよね今から作るね。」
うわーマジですかー料理下手じゃなかったっけ?
「目玉焼きだけ練習してきたんだ。」
目玉焼きだけか。困ったな。米はあるけど絶対黄身がぐちゃぐちゃになっちゃうパターンだよな(失礼)。
「じゃ、じゃあまあお願いしようかな。」
「ま、任せて…」
めっちゃ心配なんだけど。隣で見張ってないとやばいかもな。
「じゃあ向こうで待ってて。」
「向こう行ってろ」のパターンか。消し炭が来たらどうしよう。ま、いいか。
「じゃあ出来るだけ半熟で頼む。」
「わ、わかった。頑張ってみるね。」
おい。これ絶対半熟焼きの練習してないだろ。信用できん。ま、ベッドの上で待ってるか。
~10分後~
「はぁ…」
なんで10分もかけるんだよ。ほんとに焼いてるのか?ゆで卵とか作ってるわけないよな…
「ごめんなさい。できませんでした。」
「しゃあない。俺が作る。」
「すいません。お願いします。」
目玉焼きなんて久しぶりだな。ま、いいか。あんなの卵割って焼くだけだ。
コンロの火をつける。油を敷いて卵を割る。ある程度焼けてきたら、水を入れて蓋をして蒸す。
「ホイ、完成。」
「わぁ!すごいね。」
目玉焼きで褒められたの初めてかもしれない。この程度なのに。
「あ、2人分作ったから食べる?」
「いいの?じゃあいただきます。」
「どうぞ。」
なんだこの謎の家族感。看病じゃなかったのかよ。なんで普通に病人にメシ作らせてるんだよ。まだ体が重いからな。
「じゃあ病人は寝てくださいな。」
「病気に目玉焼きを焼かせた人に言われたくない。…まあ寝るよ。」
「はい。お休みなさい。」
「おやすみ」
「北川くん。起きて。」
「ん?」
俺は寝起きの状態で頭が回ってない状態だ。
「もう帰ります。明日は学校来れるよね?」
「ま、まあ流石に行くよ。」
「じゃあまた明日。」
「うんまたね。」
岡本さんはいそいそと出ていった。
「結局昼ごはん抜きかよ。まあいいか。ってうおっ」
俺は綺麗に洗われた皿に目を疑った。丁寧に並べられて乾かしてある。こんなの見たことないぞ。
料理だけできない、かぁ。料理以外は完璧なのか。どっかのラブコメ小説みたいだな。
ま、今日は病人のくせしてこき使われて疲れた。明日の準備して寝るか…。風呂は…いいかな。
「別にこんな展開は求めてないんだよな。」
なんて愚痴ってる間に準備も終わった。寝ようかな。と、その時「ピコン」とスマホが鳴った。
『今日はごめんなさい。おやすみ』と岡本さんからだ。重たい体を動かして返信する。『おやすみ』と打ったところで俺は眠りの世界へと引きずり込まれたのであった。
俺は思わずそう言ってしまった。昨日「じゃあ明日は私が看病しに行くね。」と言われたのだ。休んだ奴の罰だってか。けどしんどいんだよな。
「ピン、ポーン」
と遠慮がちな音で玄関のチャイムが鳴った。来やがったぜ。別にこなくてもいいのに…というかこの時のために片付けした俺を褒めてくれよ。病人だぜ?
「はーい。」
ガチャ。扉を開けるとやっぱりか。岡本さんが立っていた。
「じゃあまあとりあえず入って。」
「はい。」
と俺は余計に俺の仕事を増やした人を迎え入れながら部屋が散らかってないことを確認する。
「あれ?思ったより部屋綺麗だね。」
そりゃそうだ徹夜で片付けたからな。
「私が来る意味あった?」
ないです。はい。言っちゃ悪いけど余計なお世話って奴です。学校に行ってください。
「ま、いいか。朝ごはん食べた?」
あ、いけね食べてなかったぜ。
「た、食べてないです。」
「そうだよね今から作るね。」
うわーマジですかー料理下手じゃなかったっけ?
「目玉焼きだけ練習してきたんだ。」
目玉焼きだけか。困ったな。米はあるけど絶対黄身がぐちゃぐちゃになっちゃうパターンだよな(失礼)。
「じゃ、じゃあまあお願いしようかな。」
「ま、任せて…」
めっちゃ心配なんだけど。隣で見張ってないとやばいかもな。
「じゃあ向こうで待ってて。」
「向こう行ってろ」のパターンか。消し炭が来たらどうしよう。ま、いいか。
「じゃあ出来るだけ半熟で頼む。」
「わ、わかった。頑張ってみるね。」
おい。これ絶対半熟焼きの練習してないだろ。信用できん。ま、ベッドの上で待ってるか。
~10分後~
「はぁ…」
なんで10分もかけるんだよ。ほんとに焼いてるのか?ゆで卵とか作ってるわけないよな…
「ごめんなさい。できませんでした。」
「しゃあない。俺が作る。」
「すいません。お願いします。」
目玉焼きなんて久しぶりだな。ま、いいか。あんなの卵割って焼くだけだ。
コンロの火をつける。油を敷いて卵を割る。ある程度焼けてきたら、水を入れて蓋をして蒸す。
「ホイ、完成。」
「わぁ!すごいね。」
目玉焼きで褒められたの初めてかもしれない。この程度なのに。
「あ、2人分作ったから食べる?」
「いいの?じゃあいただきます。」
「どうぞ。」
なんだこの謎の家族感。看病じゃなかったのかよ。なんで普通に病人にメシ作らせてるんだよ。まだ体が重いからな。
「じゃあ病人は寝てくださいな。」
「病気に目玉焼きを焼かせた人に言われたくない。…まあ寝るよ。」
「はい。お休みなさい。」
「おやすみ」
「北川くん。起きて。」
「ん?」
俺は寝起きの状態で頭が回ってない状態だ。
「もう帰ります。明日は学校来れるよね?」
「ま、まあ流石に行くよ。」
「じゃあまた明日。」
「うんまたね。」
岡本さんはいそいそと出ていった。
「結局昼ごはん抜きかよ。まあいいか。ってうおっ」
俺は綺麗に洗われた皿に目を疑った。丁寧に並べられて乾かしてある。こんなの見たことないぞ。
料理だけできない、かぁ。料理以外は完璧なのか。どっかのラブコメ小説みたいだな。
ま、今日は病人のくせしてこき使われて疲れた。明日の準備して寝るか…。風呂は…いいかな。
「別にこんな展開は求めてないんだよな。」
なんて愚痴ってる間に準備も終わった。寝ようかな。と、その時「ピコン」とスマホが鳴った。
『今日はごめんなさい。おやすみ』と岡本さんからだ。重たい体を動かして返信する。『おやすみ』と打ったところで俺は眠りの世界へと引きずり込まれたのであった。
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