この世界は間違っている。

原子

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久しぶりの登校で翔太についての発見をする。

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「今日こそ学校行くぞ、っと。」
久々に、と言っても2日ぶりに学校に行くことになった。まあ学校は行かないとだね。


「おーい。光輝~」
朝から翔太はうるさいな。
「わかったって、ちょっと待てよ。」
「置いてくぞー」
「我慢しやがれ。」
ガチャ。扉を開ける。ガチャ。
あれ?隣からも扉を開ける音が…。まあそうですよね。岡本さんが出てきたんですよね。
「あれ?あと10分後では?」
「今日は…ちょっと…一緒に行く人がいないので…一緒にいきません?」
「おーい。光輝。早く来いよ。」
「じゃあとりあえず翔太のところまで行こうか。」
「はい」
階段を降りて、翔太のところまで行くと、
「あれ?岡本さん。どうしたの?」
あーあ、この態度の変わりようだよ。顔もなんかキリッとしてるし。男って怖いな。まあ俺もだけど。
「今日は…一緒に行く人がいなく」
「じゃあ一緒に行こうぜ!」
「おい翔太。近所迷惑。」
岡本さんの声に割り込んで翔太が叫んだので俺は暴走翔太を制した。
「あ、僕としたことが。取り乱してしまったようだ。」
「あれ?お前そんなことばづかグエッ」
翔太が俺の首を絞めた。翔太が耳元で
「黙れ。俺は積極的にアピールしてるんだ。」
「2人とも仲良いんですね。」
「うん。もちろん。」
翔太が作り笑顔で答える。あー、これ岡本さんにいつか引かれるな。かわいそうに。
「でも、暴力は良くないですよ。」
「そうだよイテッ」
翔太が今度は岡本さんに見えないように脇腹をつねってきた。ウザい。
「僕は暴力なんて使わないよ?」
「僕」なんて使うな笑えてくる。笑いを堪えるこっちの身にもなってくれよ。
「そうなんですか?」
「もちろんだよ。」
ヤバい笑いそう。言葉遣いが全く違うんだよな。
「北川さん。私も一緒に行っていいですか?」
「嫌とは言えないだろ。だって嫌って言ったら翔太がイタッ」
またつねってきたよ。痛いんだよな。
「まあいいや一緒に行くか?」
「はい。お願いします。」
「よっしゃ行くぜー」
翔太うるさい。好きな女の前ではこんなに性格変わるんだな。男子って怖えな。俺も男子だけど。(二回目)
「なんでテンションそんなに高いんだよ?」
「んー久々の3人登校だから?」
「久々っていうか初め」
てだろ。ゴスッ。俺の腹に翔太のパンチが1発入った。理不尽すぎる。しかも岡本さんに見られないように笑顔で。岡本さんも「どうしたの?」って顔でこっちを見ている。察してくれよ。
「仲良いですね。」
その台詞も二回目だよ。しかもちょっと引き気味だし。察してくれたのかな?まあそろそろ学校だ。

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