この世界は間違っている。

原子

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隣人さんの妹がやってくる。

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ピンポン。玄関の方で音がする。出ると岡本さんみたいな人が立っている。けど背が小さいから違うことは一目でわかった。
「こ、こんばんは。」
岡本さんみたいな人はそう言って深くお辞儀をする。
「お、おう。ま、とりあえず入れよ。」
俺も返事をしつつ岡本さんみたいな人を招き入れる。そして机に向かい合うように座る。
「はじめまして。岡本怜奈の妹、岡本怜佳れいかです。よろしくお願いします。」
そして再び深くお辞儀をする怜佳さんに俺も釣られて「よ、よろしく」と言いつつお辞儀をする。
第一印象は「真面目」だな。怜奈さんもだいぶ真面目だがそれを越すレベルで真面目だぞ。
「そういえば怜佳さんはどうして俺なんかに会いに?」
1番と言っていいほど気になっていたことを聞く。
「それはですね。実は、今実家を追い出されそうなんです。」
「は、はぁ。」
「だから私を養ってもらえませんか?」
なにを言ってるんだろう?この人は頭大丈夫なのかな?
「なんで俺なんだよ?隣に姉が住んでるじゃないか?」
「いや、姉は料理が下手ですし、片付けだって一部屋しかできないし…リビング以外は汚いんですよね。」
あ、岡本さんの家で綺麗なのはリビングだけか。盲点だな。
「で、俺以外に養ってもらう人がいない、と。」
「そういうことです。お願いできますか?」
なんでこんなにラノベ的展開なんだよ。これも経験だと思って迎え入れるか。でもなんか翔太に変なこと言われそうだな。
「うーん。ま、わかったよ。ただし部屋はあるが布団がないぞ?」
「いいです。持ってきてますので。」
持ってきたんかい。
「一応聞いておくが、着替えとかも持ってきたのか?」
この質問に対し怜佳さんは首を縦に振る。そして
「もう家には帰りませんから。今日から泊まるつもりで来ました。」
おいおいマジかよ。今日は翔太を止めてるんだぜ?流石にやばすぎないか?
「わかった。そこの部屋は全く使ってないから勝手に使ってくれ。」
「わかりました。ありがとうございます。」
「それで家事とかの話なんだが、」
「はい。」
「俺は料理、洗濯が一通りできる。で、怜奈さんは結構帰りが遅いだろ?そしたら勉強とかも遅くなるわけだから、俺が料理して洗濯したほうが効率的なわけだ。そしたら怜佳さんの、なんていうか、その、下着を触ってしまうことになってしまうのだが…」
「あぁ、私は別に気にしませんよ。」
「俺が気にするんだよ!」
「なら私が洗濯しましょうか?そのかわり私は料理が苦手なので料理をお願いします。」
あ、姉と同じパターンのやつか。まあいいや。
予定も決まったことだし明日からこの少女に見える同級生と一緒に暮らすわけか。大変だな。
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