2 / 4
1日目 お金が足りないことに気づく。
しおりを挟む
「あ、お金足りない。」
僕は隠居生活を決めたあと、家に戻ってから気づいた。お金がない。結構貯めてははずなんだが。もう親にもらうか…。親に電話する。
「もしもし?お母さん?」
『あ、どうしたの?』
「隠居生活をしようと思ったんだけどさ、お金足りなくてさ…」
『そんなことなら私たちが出すわよ。』
「え、マジで?ありがとうございます。」
『そのかわり、近況報告を週に一回はすること。』
なんだその程度でお金がもらえるんだ。
『あと、私が使い古したパソコンで良ければあげるわ。』
僕の親はプログラマーなのでめっちゃパソコンを使う。だから大体使い古しって言ってもまだまだ健在のハイスペックゲーミングPCなのだ。
「もう買い換えるの?確か半年前に変えたばっかりだよね?」
『いいのよ。あと月20万でいいわよね?』
そんなにくれるのか。親は結構お金持ってたはずだが、こんなにお金を子供にあげていいのだろうか。まあ好意は素直に受け取っておこう。
「あ、ありがとうございます!」
『いいのよ、まあ明日見に行くわね。』
「わかった。じゃあまた明日。」
『はーい。また明日ね。』
ガチャ。電話を切る。隠居といってもなにをするかは決まってない。ただ、お金を自分で稼げるようにはなりたいなぁ。
「退学届出さないとなぁ…まあ明日お母さんと書きに行くか。」
とりあえずスマホで自分の色々なアカウントを作った。気づけばもう12時。お母さんどうせ早くくるんだよな。徹夜でプログラム書くくせに。いつ寝てんだよ。マジで。
「ふぁぁ。ま、とりあえず寝るか。」
と俺は布団に入った。
「あんた。起きなさい。」
と亭主のように起こされた僕は、目の前にいるお母さんとデカいパソコンと、モニター、キーボード、マウスにびっくりして完全に目が覚めた。
「どうしたのこんな早くに。」
「あんたのために急いでパソコン持ってきたのよ。」
「あ、ありがとうございます。」
「じゃあ設置しとくね。」
「あ、そうそう退学届出しに行こ。」
「あ、そうよね。隠キャだもんね。」
「隠キャじゃなくて隠居。」
「あはは。ふざけただけよ。じゃあ行こうか。」
「はい。行きますか。」
と、僕はしゃべりながら着替えて、制服に着替えて、日曜日に学校に登校した。
「どうしたんだい?急に学校に来て。今日は日曜日だよ。」
と、先生が言ってきた。暴力事件のことは言わないんだな。
「今日は退学届を書きにきましたの。」
僕の代わりにお母さんが答える。一気に先生に顔が青ざめた。
「た、退学って、暴力事件のことですか?」
「それ以外になにがあるんですか?」
と僕は答える。
「ま、まあいいやこちらへどうぞ。」
「わかりました。」
と、僕たちは校長室に入れられる。
「これが退学届です。ハンコはお持ちですか?」
「もちろんです」
僕たちは退学届を書き始めた。
「ふう、やっと終わった。」
僕たちはあのあと、退学届を書いてから、暴力事件のことについてかなり丁寧に謝られた。そして、誰にも言わないように口止めされた。お金はもらえなかったが。
帰りの途中でお母さんは帰ってしまった。僕もだいぶ疲弊している。今日は朝昼晩ご飯全部抜きだがまあ我慢して寝よう…
「おやすみなさい」
僕は隠居生活を決めたあと、家に戻ってから気づいた。お金がない。結構貯めてははずなんだが。もう親にもらうか…。親に電話する。
「もしもし?お母さん?」
『あ、どうしたの?』
「隠居生活をしようと思ったんだけどさ、お金足りなくてさ…」
『そんなことなら私たちが出すわよ。』
「え、マジで?ありがとうございます。」
『そのかわり、近況報告を週に一回はすること。』
なんだその程度でお金がもらえるんだ。
『あと、私が使い古したパソコンで良ければあげるわ。』
僕の親はプログラマーなのでめっちゃパソコンを使う。だから大体使い古しって言ってもまだまだ健在のハイスペックゲーミングPCなのだ。
「もう買い換えるの?確か半年前に変えたばっかりだよね?」
『いいのよ。あと月20万でいいわよね?』
そんなにくれるのか。親は結構お金持ってたはずだが、こんなにお金を子供にあげていいのだろうか。まあ好意は素直に受け取っておこう。
「あ、ありがとうございます!」
『いいのよ、まあ明日見に行くわね。』
「わかった。じゃあまた明日。」
『はーい。また明日ね。』
ガチャ。電話を切る。隠居といってもなにをするかは決まってない。ただ、お金を自分で稼げるようにはなりたいなぁ。
「退学届出さないとなぁ…まあ明日お母さんと書きに行くか。」
とりあえずスマホで自分の色々なアカウントを作った。気づけばもう12時。お母さんどうせ早くくるんだよな。徹夜でプログラム書くくせに。いつ寝てんだよ。マジで。
「ふぁぁ。ま、とりあえず寝るか。」
と俺は布団に入った。
「あんた。起きなさい。」
と亭主のように起こされた僕は、目の前にいるお母さんとデカいパソコンと、モニター、キーボード、マウスにびっくりして完全に目が覚めた。
「どうしたのこんな早くに。」
「あんたのために急いでパソコン持ってきたのよ。」
「あ、ありがとうございます。」
「じゃあ設置しとくね。」
「あ、そうそう退学届出しに行こ。」
「あ、そうよね。隠キャだもんね。」
「隠キャじゃなくて隠居。」
「あはは。ふざけただけよ。じゃあ行こうか。」
「はい。行きますか。」
と、僕はしゃべりながら着替えて、制服に着替えて、日曜日に学校に登校した。
「どうしたんだい?急に学校に来て。今日は日曜日だよ。」
と、先生が言ってきた。暴力事件のことは言わないんだな。
「今日は退学届を書きにきましたの。」
僕の代わりにお母さんが答える。一気に先生に顔が青ざめた。
「た、退学って、暴力事件のことですか?」
「それ以外になにがあるんですか?」
と僕は答える。
「ま、まあいいやこちらへどうぞ。」
「わかりました。」
と、僕たちは校長室に入れられる。
「これが退学届です。ハンコはお持ちですか?」
「もちろんです」
僕たちは退学届を書き始めた。
「ふう、やっと終わった。」
僕たちはあのあと、退学届を書いてから、暴力事件のことについてかなり丁寧に謝られた。そして、誰にも言わないように口止めされた。お金はもらえなかったが。
帰りの途中でお母さんは帰ってしまった。僕もだいぶ疲弊している。今日は朝昼晩ご飯全部抜きだがまあ我慢して寝よう…
「おやすみなさい」
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
転生したら名家の次男になりましたが、俺は汚点らしいです
NEXTブレイブ
ファンタジー
ただの人間、野上良は名家であるグリモワール家の次男に転生したが、その次男には名家の人間でありながら、汚点であるが、兄、姉、母からは愛されていたが、父親からは嫌われていた
愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。
【完結】兄の事を皆が期待していたので僕は離れます
まりぃべる
ファンタジー
一つ年上の兄は、国の為にと言われて意気揚々と村を離れた。お伽話にある、奇跡の聖人だと幼き頃より誰からも言われていた為、それは必然だと。
貧しい村で育った弟は、小さな頃より家の事を兄の分までせねばならず、兄は素晴らしい人物で対して自分は凡人であると思い込まされ、自分は必要ないのだからと弟は村を離れる事にした。
そんな弟が、自分を必要としてくれる人に会い、幸せを掴むお話。
☆まりぃべるの世界観です。緩い設定で、現実世界とは違う部分も多々ありますがそこをあえて楽しんでいただけると幸いです。
☆現実世界にも同じような名前、地名、言葉などがありますが、関係ありません。
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
人質5歳の生存戦略! ―悪役王子はなんとか死ぬ気で生き延びたい!冤罪処刑はほんとムリぃ!―
ほしみ
ファンタジー
「え! ぼく、死ぬの!?」
前世、15歳で人生を終えたぼく。
目が覚めたら異世界の、5歳の王子様!
けど、人質として大国に送られた危ない身分。
そして、夢で思い出してしまった最悪な事実。
「ぼく、このお話知ってる!!」
生まれ変わった先は、小説の中の悪役王子様!?
このままだと、10年後に無実の罪であっさり処刑されちゃう!!
「むりむりむりむり、ぜったいにムリ!!」
生き延びるには、なんとか好感度を稼ぐしかない。
とにかく周りに気を使いまくって!
王子様たちは全力尊重!
侍女さんたちには迷惑かけない!
ひたすら頑張れ、ぼく!
――猶予は後10年。
原作のお話は知ってる――でも、5歳の頭と体じゃうまくいかない!
お菓子に惑わされて、勘違いで空回りして、毎回ドタバタのアタフタのアワアワ。
それでも、ぼくは諦めない。
だって、絶対の絶対に死にたくないからっ!
原作とはちょっと違う王子様たち、なんかびっくりな王様。
健気に奮闘する(ポンコツ)王子と、見守る人たち。
どうにか生き延びたい5才の、ほのぼのコミカル可愛いふわふわ物語。
(全年齢/ほのぼの/男性キャラ中心/嫌なキャラなし/1エピソード完結型/ほぼ毎日更新中)
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる