24 / 115
東南アジア・オーストラリア
第24話 オーストラリア侵攻③
しおりを挟む
※今回少し長いです
日本軍がオーストラリアに上陸し3日がたった
英空軍は連日攻撃隊や戦闘機隊を出していたが
尽く零戦により撃ち落とされていた
「なぜだ!昼夜問わず攻撃しているのに奴らは疲れというものを知らないのか!?」
フロイス空軍中将が机を叩き愚痴を嘆く
「貴様ら!いつになったらZEROをたたき落とすんだ!」
フロイスが目の前にいる戦闘機パイロットに怒鳴る
「しかし中将閣下ZEROは厄介です。
速度や機動性すべてがスピットより優れています」
「だからなんだ!なんのための戦闘機隊だ!?
敵機をたたき落とすためだろ!それが出来ん空軍など要らん!」
これには流石のパイロットもキレてしまう
「あーそうかい!なら俺らはあんたの命令なんて聞かん!」
そう言ってパイロットは司令室を出ていく
その頃連合機動部隊では会議が行われていた
「こう連日来られては野放しにしておく訳にも行かんな」
「えぇ、まだ陸軍航空隊が来るまで時間がありますし新しく飛行場を作るにも時間が足りません」
「しかし地上軍も敵陸軍の抵抗が激しく思うように前進できていません」
沈黙が続く
皆打開策を考えるがどれも現実性に欠ける
「地上軍が強行突破をするというのは...」
参謀が意見を立てる
「無駄に損害が増えるだけであろう」
山本五十六が反対する
「航空支援の上でです」
「森の中で攻撃されれば航空支援は役に立たん」
「森を焼き尽くせば良いではありませんか」
「現地住民に恐怖心を与える可能性がある」
参謀の作戦は尽く反対されてしまった
山本はいかに自軍の損害を少なく抑えるかを
考えていた
その頃本土ではニューギニアでの戦勝を告げるラジオが毎日流れていた
「我が帝国陸海軍はニューギニア英軍拠点を尽く討ち果たしこれを攻略、豪州になだれ込みました」
これを聞いた国民は毎日戦勝ムードであった
しかし信恵や現地にいる兵士の家族は夫や父の安否が気になってしょうがない
「隆雄君なら大丈夫よお父さんもね」
君代が信恵を励ます
「うん...」
でもやはり心配は心配だった
連合機動艦隊では航空隊だけでの飛行場攻撃が決まった。
方法はニューギニアの時と同じでありパイロットたちも慣れている戦法だった
「敵はニューギニアの時よりも多いぞ、注意してかかれ、以上解散!」
中尉になった宮崎は部下に注意を促し解散させパイロットが各々の戦闘機に乗り込む
そして旗が振り下ろされ発艦していく
制空隊の目下に最前線の日本軍地上部隊がいる
とうとうイギリス領に入ったということだ
飛行場はすぐに見えた
それと同時に英軍戦闘機が上がってくる
今回はスピットファイアではなくハリケーンだ
「敵機確認!ハリケーンです!」
誰かが叫ぶそれを聞いた宮崎がバンクで合図するそして制空隊が敵迎撃機に突っ込んでいく
「ジャップ共に目にものを見せてやれ!」
「ぶっ潰せー!」
英軍機も制空隊に突っ込んでいく
しかし最初の突撃で5分の1程度が落とされる
それでも英軍機は反転し零戦に襲いかかる
零戦も多少の被害を被るがそれでも零戦の優位は変わらない
零戦がハリケーンを、一機また一機と屠っていく。
隆雄の零戦はハリケーンを追いかけているうちに敵飛行場上空まで来てしまっていた
それに気づいたのは地上の対空砲が目の前を通り過ぎていった時だった。
既に照準に入っていた敵を撃ち落とした隆雄は周囲を確認し始めた
「スピットファイア?ペラが回ってる...は!?」
隆雄はすぐに状況を理解した
スピットファイアは攻撃機迎撃のために出撃準備をしていたのだ
「宮崎さん!スピットファイアが離陸準備をしています!恐らく攻撃隊を迎撃するためです!」
「なっ...数機引連れて撃破しろ!攻撃隊に手を出させるな!」
「了解!」
隆雄は零戦10機を引連れて敵飛行場へ向かった
「この場の指揮は俺が取る!全機攻撃開始!
叩き潰せ!」
「了解!」
零戦10機が飛行場へ急降下し機銃掃射を始める
「なっ!もう来たのか!?」
「違う!迎撃隊がやられたんだ!」
「くそ!早すぎるだろ!」
「俺のスピットがぁ!」
隆雄達はスピットファイアを約半数撃破したが
一機煙を吹いている零戦がいた
予科練で同室だった中野の機だ
「くっそ...空母には戻れないな...山本!」
「どうした!」
「翼内燃料タンクをやられた!」
「直ぐに離脱して戻れ!」
「もう艦隊には戻れない!」
「陸軍のとこで不時着か落下傘で脱出しろ!」
「いや...もう突っ込む!」
「おい...やめろ!戻れ!」
「じゃあな...勝てよ山本」
中野は上昇、反転し急降下を始める
「うぉあああああああああああああああああ」
「中野ぉ!!」
中野は機銃を乱射しながらスピットファイアの群れへと突っ込んで行った
「あぁ...中野...」
隆雄はショックのあまり飛んでいることを忘れていた
計器板を見ることなく対空砲に狙われながらも中野が突っ込んだあとの炎や煙を凝視していた
「山本さん!」
「...」
「山本上飛曹!!」
「...!?」
宮田の声だった
「攻撃隊が来ました!敵機は上がってません!」
「そうか...よかった...」
「山本!帰還する!編隊を組め!」
今度は宮崎の声が響いてくる
「了解...全機帰投する。各隊へ復帰せよ。」
「「了解!」」
日本軍がオーストラリアに上陸し3日がたった
英空軍は連日攻撃隊や戦闘機隊を出していたが
尽く零戦により撃ち落とされていた
「なぜだ!昼夜問わず攻撃しているのに奴らは疲れというものを知らないのか!?」
フロイス空軍中将が机を叩き愚痴を嘆く
「貴様ら!いつになったらZEROをたたき落とすんだ!」
フロイスが目の前にいる戦闘機パイロットに怒鳴る
「しかし中将閣下ZEROは厄介です。
速度や機動性すべてがスピットより優れています」
「だからなんだ!なんのための戦闘機隊だ!?
敵機をたたき落とすためだろ!それが出来ん空軍など要らん!」
これには流石のパイロットもキレてしまう
「あーそうかい!なら俺らはあんたの命令なんて聞かん!」
そう言ってパイロットは司令室を出ていく
その頃連合機動部隊では会議が行われていた
「こう連日来られては野放しにしておく訳にも行かんな」
「えぇ、まだ陸軍航空隊が来るまで時間がありますし新しく飛行場を作るにも時間が足りません」
「しかし地上軍も敵陸軍の抵抗が激しく思うように前進できていません」
沈黙が続く
皆打開策を考えるがどれも現実性に欠ける
「地上軍が強行突破をするというのは...」
参謀が意見を立てる
「無駄に損害が増えるだけであろう」
山本五十六が反対する
「航空支援の上でです」
「森の中で攻撃されれば航空支援は役に立たん」
「森を焼き尽くせば良いではありませんか」
「現地住民に恐怖心を与える可能性がある」
参謀の作戦は尽く反対されてしまった
山本はいかに自軍の損害を少なく抑えるかを
考えていた
その頃本土ではニューギニアでの戦勝を告げるラジオが毎日流れていた
「我が帝国陸海軍はニューギニア英軍拠点を尽く討ち果たしこれを攻略、豪州になだれ込みました」
これを聞いた国民は毎日戦勝ムードであった
しかし信恵や現地にいる兵士の家族は夫や父の安否が気になってしょうがない
「隆雄君なら大丈夫よお父さんもね」
君代が信恵を励ます
「うん...」
でもやはり心配は心配だった
連合機動艦隊では航空隊だけでの飛行場攻撃が決まった。
方法はニューギニアの時と同じでありパイロットたちも慣れている戦法だった
「敵はニューギニアの時よりも多いぞ、注意してかかれ、以上解散!」
中尉になった宮崎は部下に注意を促し解散させパイロットが各々の戦闘機に乗り込む
そして旗が振り下ろされ発艦していく
制空隊の目下に最前線の日本軍地上部隊がいる
とうとうイギリス領に入ったということだ
飛行場はすぐに見えた
それと同時に英軍戦闘機が上がってくる
今回はスピットファイアではなくハリケーンだ
「敵機確認!ハリケーンです!」
誰かが叫ぶそれを聞いた宮崎がバンクで合図するそして制空隊が敵迎撃機に突っ込んでいく
「ジャップ共に目にものを見せてやれ!」
「ぶっ潰せー!」
英軍機も制空隊に突っ込んでいく
しかし最初の突撃で5分の1程度が落とされる
それでも英軍機は反転し零戦に襲いかかる
零戦も多少の被害を被るがそれでも零戦の優位は変わらない
零戦がハリケーンを、一機また一機と屠っていく。
隆雄の零戦はハリケーンを追いかけているうちに敵飛行場上空まで来てしまっていた
それに気づいたのは地上の対空砲が目の前を通り過ぎていった時だった。
既に照準に入っていた敵を撃ち落とした隆雄は周囲を確認し始めた
「スピットファイア?ペラが回ってる...は!?」
隆雄はすぐに状況を理解した
スピットファイアは攻撃機迎撃のために出撃準備をしていたのだ
「宮崎さん!スピットファイアが離陸準備をしています!恐らく攻撃隊を迎撃するためです!」
「なっ...数機引連れて撃破しろ!攻撃隊に手を出させるな!」
「了解!」
隆雄は零戦10機を引連れて敵飛行場へ向かった
「この場の指揮は俺が取る!全機攻撃開始!
叩き潰せ!」
「了解!」
零戦10機が飛行場へ急降下し機銃掃射を始める
「なっ!もう来たのか!?」
「違う!迎撃隊がやられたんだ!」
「くそ!早すぎるだろ!」
「俺のスピットがぁ!」
隆雄達はスピットファイアを約半数撃破したが
一機煙を吹いている零戦がいた
予科練で同室だった中野の機だ
「くっそ...空母には戻れないな...山本!」
「どうした!」
「翼内燃料タンクをやられた!」
「直ぐに離脱して戻れ!」
「もう艦隊には戻れない!」
「陸軍のとこで不時着か落下傘で脱出しろ!」
「いや...もう突っ込む!」
「おい...やめろ!戻れ!」
「じゃあな...勝てよ山本」
中野は上昇、反転し急降下を始める
「うぉあああああああああああああああああ」
「中野ぉ!!」
中野は機銃を乱射しながらスピットファイアの群れへと突っ込んで行った
「あぁ...中野...」
隆雄はショックのあまり飛んでいることを忘れていた
計器板を見ることなく対空砲に狙われながらも中野が突っ込んだあとの炎や煙を凝視していた
「山本さん!」
「...」
「山本上飛曹!!」
「...!?」
宮田の声だった
「攻撃隊が来ました!敵機は上がってません!」
「そうか...よかった...」
「山本!帰還する!編隊を組め!」
今度は宮崎の声が響いてくる
「了解...全機帰投する。各隊へ復帰せよ。」
「「了解!」」
3
あなたにおすすめの小説
対ソ戦、準備せよ!
湖灯
歴史・時代
1940年、遂に欧州で第二次世界大戦がはじまります。
前作『対米戦、準備せよ!』で、中国での戦いを避けることができ、米国とも良好な経済関係を築くことに成功した日本にもやがて暗い影が押し寄せてきます。
未来の日本から来たという柳生、結城の2人によって1944年のサイパン戦後から1934年の日本に戻った大本営の特例を受けた柏原少佐は再びこの日本の危機を回避させることができるのでしょうか!?
小説家になろうでは、前作『対米戦、準備せよ!』のタイトルのまま先行配信中です!
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
対米戦、準備せよ!
湖灯
歴史・時代
大本営から特命を受けてサイパン島に視察に訪れた柏原総一郎大尉は、絶体絶命の危機に過去に移動する。
そして21世紀からタイムリーㇷ゚して過去の世界にやって来た、柳生義正と結城薫出会う。
3人は協力して悲惨な負け方をした太平洋戦争に勝つために様々な施策を試みる。
小説家になろうで、先行配信中!
母の下着 タンスと洗濯籠の秘密
MisakiNonagase
青春
この物語は、思春期という複雑で繊細な時期を生きる少年の内面と、彼を取り巻く家族の静かなる絆を描いた作品です。
颯真(そうま)という一人の高校生の、ある「秘密」を通して、私たちは成長の過程で誰もが抱くかもしれない戸惑い、罪悪感、そしてそれらを包み込む家族の無言の理解に触れます。
物語は、現在の颯真と恋人・彩花との関係から、中学時代にさかのぼる形で展開されます。そこで明らかになるのは、彼がかつて母親の下着に対して抱いた抑えがたい好奇心と、それに伴う一連の行為です。それは彼自身が「歪んだ」と感じる過去の断片であり、深い恥ずかしさと自己嫌悪を伴う記憶です。
しかし、この物語の核心は、単なる過去の告白にはありません。むしろ、その行為に「気づいていたはず」の母親が、なぜ一言も問い詰めず、誰にも告げず、ただ静かに見守り続けたのか——という問いにこそあります。そこには、親子という関係を超えた、深い人間理解と、言葉にされない優しさが横たわっています。
センシティブな題材を、露骨な描写や扇情的な表現に頼ることなく、あくまで颯真の内省的な視点から丁寧に紡ぎ出しています。読者は、主人公の痛みと恥ずかしさを共有しながら、同時に、彼を破綻から救った「沈黙の救済」の重みと温かさを感じ取ることでしょう。
これは、一つの過ちと、その赦しについての物語です。また、成長とは時に恥ずかしい過去を背負いながら、他者の無償の寛容さによって初めて前を向けるようになる過程であること、そして家族の愛が最も深く現れるのは、時に何も言わない瞬間であることを、静かにしかし確かに伝える物語です。
どうか、登場人物たちの静かなる心の襞に寄り添いながら、ページをめくってください。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
【架空戦記】狂気の空母「浅間丸」逆境戦記
糸冬
歴史・時代
開戦劈頭の真珠湾攻撃にて、日本海軍は第三次攻撃によって港湾施設と燃料タンクを破壊し、さらには米空母「エンタープライズ」を撃沈する上々の滑り出しを見せた。
それから半年が経った昭和十七年(一九四二年)六月。三菱長崎造船所第三ドックに、一隻のフネが傷ついた船体を横たえていた。
かつて、「太平洋の女王」と称された、海軍輸送船「浅間丸」である。
ドーリットル空襲によってディーゼル機関を損傷した「浅間丸」は、史実においては船体が旧式化したため凍結された計画を復活させ、特設航空母艦として蘇ろうとしていたのだった。
※過去作「炎立つ真珠湾」と世界観を共有した内容となります。
If太平洋戦争 日本が懸命な判断をしていたら
みにみ
歴史・時代
もし、あの戦争で日本が異なる選択をしていたら?
国力の差を直視し、無謀な拡大を避け、戦略と外交で活路を開く。
真珠湾、ミッドウェー、ガダルカナル…そして終戦工作 分水嶺で下された「if」の決断。
破滅回避し、国家存続をかけたもう一つの終戦を描く架空戦記。
【アラウコの叫び 】第1巻/16世紀の南米史
ヘロヘロデス
歴史・時代
【毎日07:20投稿】 1500年以降から300年に渡り繰り広げられた「アラウコ戦争」を題材にした物語です。
マプチェ族とスペイン勢力との激突だけでなく、
スペイン勢力内部での覇権争い、
そしてインカ帝国と複雑に様々な勢力が絡み合っていきます。
※ 現地の友人からの情報や様々な文献を元に史実に基づいて描かれている部分もあれば、
フィクションも混在しています。
また動画制作などを視野に入れてる為、脚本として使いやすい様に、基本は会話形式で書いています。
HPでは人物紹介や年表等、最新話を先行公開しています。
公式HP:アラウコの叫び
youtubeチャンネル名:ヘロヘロデス
insta:herohero_agency
tiktok:herohero_agency
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる