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二、違いにご用心
2ー25、羊羹を齧った。
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同時刻、孟起たちのいる時界とは別の時界にある家で必死に布と格闘する玄劉の姿があった。これを逃せば地位が落ちてしまう。別の仕事もしている玄劉にとって連盟から受ける保証が無くなることは今やっていることを一つやめなければならないということだった。どれも気に入っているため、避けられるなら避けたい事だった。
唯一の救いは自分でデザインを考えていた昔と違って今はとある画家が変わりに考えてくれるため、時間に余裕ができ、念願だった部隊の再集結ができるようになった。これで昔の仲間との約束を果たせる。漢蜀もそのために作ったのだ。後は部隊メンバーを探し出すだけなのだが、これが思ったより難航している。突然の時界崩壊で離れ離れになった仲間と連絡を取るすべがないからだ。時界を渡り歩く商人に協力してもらってはいるが、今のところ成果はない。いや、今は大量に描かれたデザイン画を実物に変えなければ。
「ふぅ、さすがにこの量はキツイ」
ようやく半分済んだが、まだ二十枚近くある。周りには完成した衣服が簾のように吊るされている。アクセサリーの方は幼馴染の仕事なので彼女に全面的に任せている。彼女はこの時界を護る神子だが、表立っての職業は宝石職人で、玄劉のショーパートナーである。
「兄者、今大丈夫でだろうか」
「雲長か。ああ、きりが良くなったので少し休憩しようと思う。どうかしたのか。」
「ああ、ペンが来ている」
「ペンさんが?」
最も多忙な人物が会いに来たことに玄劉は少し驚いた。外に出ると大きな黒虎のそばに小さな侍がいた。彼がイノス帝国暗部唯一の人員、特殊任務執行兵のペン。わかりやすく言えば、忍者である。玄劉の幼馴染の一人で漢蜀に所属はしていないが、情報提供や依頼を通して協力してもらっている。彼から侵略者の情報を貰ってしかるべき処置をして報酬を貰うことが今の漢蜀の主だった仕事だった。民間や警察からの依頼がないときはこれで稼いでいるし、所属はこの時界、スタートウになっている。
「帰ってきていると聞いて様子を見にきた。期限ギリギリは相変わらずだな」
見た目は子供だが、彼は玄劉と二才しか違わない。そうでなければ、とっくに雲長が言葉に怒りを露にしている。
「そうでなければやる気が起きなくてな。他にやりたいことも多いのだ」
「そなたがそれでいいのなら別にかまわぬ。休息するのだろう」
馴れた手つきでお茶を入れる。湯呑みは三つ。雲長も人型になった。
「順調か?」
「ああ、今のところ障害となるものはない。元々すぐに見つかるとは思っていなかったから最初から気長にやるつもりだったし」
差し出されたお茶を飲んで玄劉はため息を一つ吐いた。
「皆に迷惑をかけていることはわかってはいるのだが。いや、全て自分の我が儘だな」
「兄者が気にすることはない。我々自身が望んだことだ。そうでなければ、自分から離れていくだろう。そうしておらぬのだ。自信を持ってよいと思うが」
コンコン
扉をノックする音が聞こえ、雲長はペンの様子を見た。彼が警戒していないということは警戒すべき輩ではないということだ。ドアを開けると金髪碧眼の少女が立っていた。ピンと尖った耳が彼女がエルフ族であると示している。もちろん彼女もスタートウの住民である。『何でも在り』それがイノス帝国があった時界の後に新たにできた時界、スタートウを如実に表せる言葉だった。ここではありえないはずの科学と魔法の融合が何の仕様もなく行なえる。
「チャゲさん、こんにちは」
ここでは玄劉はチャゲと呼ばれている。徳田 玄劉はカーレントで暮らすための名前なので今のところ漢蜀のメンバーしか呼ばない。
「お手紙が届いています。携帯が壊れたから連絡が取れなくなったと言っていました。綺麗な人でしたけど、彼女さんですか?」
玄劉は首を捻った。心当たりが無い。事情を知っているメンバーは全て男だし、雲長が変化して連絡したとも考え難い。獣人の人型は一種類しかない。それ以外の姿に変身するなら魔法を使うしかないが、雲長は変身魔法を使えなかった。それに一緒にいる確率が高いのだから伝えたいことがあるならその場で言っているはずだ。今も一緒にいる。白い封筒に羽のシール、淡い海の絵の描かれた紙に可愛らしい文字。もし孟起からなら、手紙など面倒なことをせずにメールで済ますだろうし、急ぎなら携帯に電話をかけてくる。書かれているのは中国語。メンバー全員中国語と英語は得意なのでメンバー内では別に問題となってない。この手紙も中国語で書かれているのは玄劉が読めることを知っているからか。そして、手紙の最後には別の文字で・・・・・・。差出人の名前は無い。
「そういえば、どんな人でしたか」
「月光のような銀髪が印象的な人だったの。線も細い、腰も細い。黒色の学ランを着ていました」
「ああ、それなら知り合いです。届けてくれてありがとうございます」
お礼の飴をあげると少女はうれしそうに帰って行った。
「兄者。銀髪の知り合いなどいたのか?」
「いや、覚えがない」
「すまぬ。我へ宛てられた手紙のようだ」
ペンは手紙を玄劉の手から取るとその場であけた。
「誰からの手紙なのだ」
「我が部隊員からの連絡だ。わかるようにとしか言わなかったからな。確かにわかりやすい」
雲長の額に皴がよったが、特に何も言わなかった。
「セヴァーニブルの侵略で何か変化があったのか?」
「昔、最後まで屈しなかった軍事主義国があっただろう。そこの幹部だった者に不穏な動きが見られ始めた。それだけだ」
自分たちの管轄外だと玄劉は安心して差し出された羊羹を齧った。玄劉に悟られない様に雲長は声を潜めて言った。
「ペン殿、一つ頼みがあるのだが、聞いてもらえぬか?」
続く
唯一の救いは自分でデザインを考えていた昔と違って今はとある画家が変わりに考えてくれるため、時間に余裕ができ、念願だった部隊の再集結ができるようになった。これで昔の仲間との約束を果たせる。漢蜀もそのために作ったのだ。後は部隊メンバーを探し出すだけなのだが、これが思ったより難航している。突然の時界崩壊で離れ離れになった仲間と連絡を取るすべがないからだ。時界を渡り歩く商人に協力してもらってはいるが、今のところ成果はない。いや、今は大量に描かれたデザイン画を実物に変えなければ。
「ふぅ、さすがにこの量はキツイ」
ようやく半分済んだが、まだ二十枚近くある。周りには完成した衣服が簾のように吊るされている。アクセサリーの方は幼馴染の仕事なので彼女に全面的に任せている。彼女はこの時界を護る神子だが、表立っての職業は宝石職人で、玄劉のショーパートナーである。
「兄者、今大丈夫でだろうか」
「雲長か。ああ、きりが良くなったので少し休憩しようと思う。どうかしたのか。」
「ああ、ペンが来ている」
「ペンさんが?」
最も多忙な人物が会いに来たことに玄劉は少し驚いた。外に出ると大きな黒虎のそばに小さな侍がいた。彼がイノス帝国暗部唯一の人員、特殊任務執行兵のペン。わかりやすく言えば、忍者である。玄劉の幼馴染の一人で漢蜀に所属はしていないが、情報提供や依頼を通して協力してもらっている。彼から侵略者の情報を貰ってしかるべき処置をして報酬を貰うことが今の漢蜀の主だった仕事だった。民間や警察からの依頼がないときはこれで稼いでいるし、所属はこの時界、スタートウになっている。
「帰ってきていると聞いて様子を見にきた。期限ギリギリは相変わらずだな」
見た目は子供だが、彼は玄劉と二才しか違わない。そうでなければ、とっくに雲長が言葉に怒りを露にしている。
「そうでなければやる気が起きなくてな。他にやりたいことも多いのだ」
「そなたがそれでいいのなら別にかまわぬ。休息するのだろう」
馴れた手つきでお茶を入れる。湯呑みは三つ。雲長も人型になった。
「順調か?」
「ああ、今のところ障害となるものはない。元々すぐに見つかるとは思っていなかったから最初から気長にやるつもりだったし」
差し出されたお茶を飲んで玄劉はため息を一つ吐いた。
「皆に迷惑をかけていることはわかってはいるのだが。いや、全て自分の我が儘だな」
「兄者が気にすることはない。我々自身が望んだことだ。そうでなければ、自分から離れていくだろう。そうしておらぬのだ。自信を持ってよいと思うが」
コンコン
扉をノックする音が聞こえ、雲長はペンの様子を見た。彼が警戒していないということは警戒すべき輩ではないということだ。ドアを開けると金髪碧眼の少女が立っていた。ピンと尖った耳が彼女がエルフ族であると示している。もちろん彼女もスタートウの住民である。『何でも在り』それがイノス帝国があった時界の後に新たにできた時界、スタートウを如実に表せる言葉だった。ここではありえないはずの科学と魔法の融合が何の仕様もなく行なえる。
「チャゲさん、こんにちは」
ここでは玄劉はチャゲと呼ばれている。徳田 玄劉はカーレントで暮らすための名前なので今のところ漢蜀のメンバーしか呼ばない。
「お手紙が届いています。携帯が壊れたから連絡が取れなくなったと言っていました。綺麗な人でしたけど、彼女さんですか?」
玄劉は首を捻った。心当たりが無い。事情を知っているメンバーは全て男だし、雲長が変化して連絡したとも考え難い。獣人の人型は一種類しかない。それ以外の姿に変身するなら魔法を使うしかないが、雲長は変身魔法を使えなかった。それに一緒にいる確率が高いのだから伝えたいことがあるならその場で言っているはずだ。今も一緒にいる。白い封筒に羽のシール、淡い海の絵の描かれた紙に可愛らしい文字。もし孟起からなら、手紙など面倒なことをせずにメールで済ますだろうし、急ぎなら携帯に電話をかけてくる。書かれているのは中国語。メンバー全員中国語と英語は得意なのでメンバー内では別に問題となってない。この手紙も中国語で書かれているのは玄劉が読めることを知っているからか。そして、手紙の最後には別の文字で・・・・・・。差出人の名前は無い。
「そういえば、どんな人でしたか」
「月光のような銀髪が印象的な人だったの。線も細い、腰も細い。黒色の学ランを着ていました」
「ああ、それなら知り合いです。届けてくれてありがとうございます」
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「いや、覚えがない」
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「我が部隊員からの連絡だ。わかるようにとしか言わなかったからな。確かにわかりやすい」
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「セヴァーニブルの侵略で何か変化があったのか?」
「昔、最後まで屈しなかった軍事主義国があっただろう。そこの幹部だった者に不穏な動きが見られ始めた。それだけだ」
自分たちの管轄外だと玄劉は安心して差し出された羊羹を齧った。玄劉に悟られない様に雲長は声を潜めて言った。
「ペン殿、一つ頼みがあるのだが、聞いてもらえぬか?」
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