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第4章
源おじー
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陽がカンカンに照り、アスファルトの熱気を浴びながら僕は基地ゲート前の地獄の風景にどんよりとした気分を味わっていた。座り込みや、プラカードを持った人々の姿はどれもシワのよった老人ばかりで、二十代の僕のような若い人は一人も見えなかった。今の沖縄がここにあるように僕は思ったのだ。結局声を上げているのは若い人ではない。昔を知る老人や中年ばかりなのだ。
中学、高校を卒業し、地元の国立大学に進んだ私は常に勉強に追われていたように思う。その間おじーの日記もたまに開いて読んでは見るものの、日常と追憶との境界線が、気付かぬうちに僕の中にひかれ、それはそれという風にしなければ、日常生活がままならないほどに忙しかった。そして、なぜ僕がこんな場所にいるのかというと、単なる興味本位からである。
「これじゃ基地はなくならねーな。」
隣で僕と同じようにその惨状を見ていた宮城が言った。かすれ気味のハスキーボイスをもつ彼は、大学で唯一できた僕の友達だった。基地反対活動を大学内で組織している彼に、僕はその日基地への案内を頼んだのだった。
「そうだな。若い人もいないし、たぶん運動から引退する人が増えれば自然と下火になるんだろうな。」
僕は諦めと、しかし諦めだけで済ましていいものかというはざまで、揺れていた。そこにはきっとおじーの存在もあったのだと思うが。
「俺らのやってる運動に参加する人も一握りだし、むしろみんな本土並みになることばかり考えているよ。まぁしょうがないのかもしれないが、幸せってそんな金で買えるもんなのかな。」
彼の言葉は的を射ているがゆえに残酷な響きを残した。つまり、沖縄の若者が幸せになるときというのは、沖縄を捨てた時なのだと。
「おぉ、めずらしい。若い人が来てるさ。」
後ろから年寄りの声が聞こえ振り向くと、そこに白髭を長く伸ばした全体的に丸い印象の老人が立っていた。僕らはこんにちは、と挨拶をしそれからなにもいうことはないのでにこにこして黙っていた。
「まぁ、見ての通りさ。」
老人はそれだけ言って、ゲート前に歩いて行った。その足取りと、口数の少なさに僕はどこかひっかかるところがあったが、そのときは、後にそれが重要な出会いであったことを知るとは思いもしなかった。
僕と宮城は近くの食堂へ昼食をとりに車を走らせた。
「お前、彼女とかいないの?」
宮城は興味なさそうに聞いた。
「うん。いない。」
僕は大学生になっても、そういった恋愛というものがよくわからなかったのだ。宮城の興味のなさはその返事を知っていたからだろう。
「宮城は?」
と、僕は一応聞いておいた方がいいと思い尋ねた。
「あぁ、いるよ。いるけど別に好きってわけでもない。」
その言葉が僕には衝撃だった。なんで、ときかずにはいられなかった。すると宮城は答えた。
「わからん。好きかどうかとかじゃなくて、ただひとりになりたくないんだよ、たぶん。」
そう言って宮城は相変わらずアクセルを踏みまくっていた。窓の外には固定されない景色が次から次へと流れてゆく。その景色を見ながら、僕は僕の考えるひとりと、宮城の考えるひとりが違うような気がした。なぜひとりになりたくないんだろう。その疑問が僕の脳内にへばりついて、とうぶんは取れそうになかった。
宮城の性格は変わっていた。言ってみれば大胆でありながら、内面には少々複雑なところがあった。したがって、彼を一種の指導者として崇めたてるものらからは、その彼の内面の複雑さが見えなかった。いや、宮城自身、そんな自分を彼らに見せることができなかったのかもしれない。例えば、一度彼は活動団体の一部からリンチを受けたことがあった。それは今の団体の前身ともいうべきものがあった時のことだ。彼は一年の頃からその団体のリーダーだった。というのも、その団体を立ち上げたのが彼だったからに過ぎないのだが。当時から彼は上下関係があまり好きではなく、先輩後輩という小さな大学社会での小さなカーストが馬鹿げているとすら考えていたから、敬語もなし、言わば対等な関係として全ての人間に接していた。しかし、ことが起きたのはちょうど彼が失恋を始めて経験した時のことだった。彼は会議の時に、その彼の複雑性をほんの少し曝け出してしまったのだ。
「夏休みにプラカードを持って沖縄を一周しよう。そうしたら観光客は嫌でも目に入るよ。」
案を出した大学三年の林は、自分の思いつきがなかなかいいものであることに自分自身酔った調子で言った時である。宮城は、
「いや、それは思いつきだ。どうせ観光客は帰ったら忘れるんだ。なんなら俺らを見て沖縄の大学生の暇さに気づくかもしれない。」
と、全否定する形で押し切った。彼が暇さ、と言うときそれは林自身への批判もこめて言ったことはその場にいた誰もが気づいていた。
「いや、そんなんじゃない。ごめん。」
宮城は急いで訂正したが、それは形式的なものにすぎず、彼が告発したことは林自身、当てはまり過ぎておりすでに否定のしようがなかった。
「中途半端だな。」
林は込められる全ての侮蔑を込めてそう言い、席を立った。その日の会議はそれで終わりだった。その二日後、宮城が自室のあるアパートに入る時を狙って、林といく人かの団員に宮城はリンチされた。血だらけの宮城はそのまま部屋へと戻り、泣き崩れたという。宮城は、その時期は落ちるところまで落ちた時期だと言っていた。しかし、あれは自分が悪かった。林の言う通り中途半端だった、とそう繰り返しつぶやく宮城の横で僕は、彼の孤独の切れはしに触れたような気がした。ただの失恋、とも異なる。また高みに立つものの孤独とも違う。高みに立つべきでなかったものの、それも当然の下落が当然でない大事件であるかのような深刻さで扱われる。その時、宮城の内心を理解するものは誰一人としていない。そこに根差す孤独であるように僕には思えた。それで、宮城はその団体を解体し、大学三年次に、ひそかに新しい団体を立ち上げた。しかし、それがどのような動機に基づいて作られたのかについては、彼の口から一度も聞いたことがない。「好きかどうかじゃなく、ただ一人になりたくないんだよ」と言う宮城の言葉が、その動機であるのだろうか。その疑問を抱えたまま、僕は今の今まで過ごしてきたのだ。
僕らは、六百円の定食を頼んだ。安い材料で作れる豆腐ちゃんぷるうと麩ちゃんぷるうの定食だ。
「これ原価いくらだろうな。絶対安いよな。」
宮城は呆れたように笑いながら言った。その声は爆音で鳴り響く部屋の天井の角に据え付けられたテレビの音で厨房には聞こえていないだろう。僕は頷きながら、でもおいしいよ、とつぶやいた。
「それにしても、うるさいな。こういうのはだいたい厨房まで聞こえるようにってやってんだ。もしくはホールスタッフに耳の悪いやつがいるかだ。」
妙にそこらへんの事情に詳しい宮城はたぶんこういったところでバイトをしていたことがあるのだろう。僕はそれにも微笑で答え、大きめの豆腐を口にほうりこんだ。
中学、高校を卒業し、地元の国立大学に進んだ私は常に勉強に追われていたように思う。その間おじーの日記もたまに開いて読んでは見るものの、日常と追憶との境界線が、気付かぬうちに僕の中にひかれ、それはそれという風にしなければ、日常生活がままならないほどに忙しかった。そして、なぜ僕がこんな場所にいるのかというと、単なる興味本位からである。
「これじゃ基地はなくならねーな。」
隣で僕と同じようにその惨状を見ていた宮城が言った。かすれ気味のハスキーボイスをもつ彼は、大学で唯一できた僕の友達だった。基地反対活動を大学内で組織している彼に、僕はその日基地への案内を頼んだのだった。
「そうだな。若い人もいないし、たぶん運動から引退する人が増えれば自然と下火になるんだろうな。」
僕は諦めと、しかし諦めだけで済ましていいものかというはざまで、揺れていた。そこにはきっとおじーの存在もあったのだと思うが。
「俺らのやってる運動に参加する人も一握りだし、むしろみんな本土並みになることばかり考えているよ。まぁしょうがないのかもしれないが、幸せってそんな金で買えるもんなのかな。」
彼の言葉は的を射ているがゆえに残酷な響きを残した。つまり、沖縄の若者が幸せになるときというのは、沖縄を捨てた時なのだと。
「おぉ、めずらしい。若い人が来てるさ。」
後ろから年寄りの声が聞こえ振り向くと、そこに白髭を長く伸ばした全体的に丸い印象の老人が立っていた。僕らはこんにちは、と挨拶をしそれからなにもいうことはないのでにこにこして黙っていた。
「まぁ、見ての通りさ。」
老人はそれだけ言って、ゲート前に歩いて行った。その足取りと、口数の少なさに僕はどこかひっかかるところがあったが、そのときは、後にそれが重要な出会いであったことを知るとは思いもしなかった。
僕と宮城は近くの食堂へ昼食をとりに車を走らせた。
「お前、彼女とかいないの?」
宮城は興味なさそうに聞いた。
「うん。いない。」
僕は大学生になっても、そういった恋愛というものがよくわからなかったのだ。宮城の興味のなさはその返事を知っていたからだろう。
「宮城は?」
と、僕は一応聞いておいた方がいいと思い尋ねた。
「あぁ、いるよ。いるけど別に好きってわけでもない。」
その言葉が僕には衝撃だった。なんで、ときかずにはいられなかった。すると宮城は答えた。
「わからん。好きかどうかとかじゃなくて、ただひとりになりたくないんだよ、たぶん。」
そう言って宮城は相変わらずアクセルを踏みまくっていた。窓の外には固定されない景色が次から次へと流れてゆく。その景色を見ながら、僕は僕の考えるひとりと、宮城の考えるひとりが違うような気がした。なぜひとりになりたくないんだろう。その疑問が僕の脳内にへばりついて、とうぶんは取れそうになかった。
宮城の性格は変わっていた。言ってみれば大胆でありながら、内面には少々複雑なところがあった。したがって、彼を一種の指導者として崇めたてるものらからは、その彼の内面の複雑さが見えなかった。いや、宮城自身、そんな自分を彼らに見せることができなかったのかもしれない。例えば、一度彼は活動団体の一部からリンチを受けたことがあった。それは今の団体の前身ともいうべきものがあった時のことだ。彼は一年の頃からその団体のリーダーだった。というのも、その団体を立ち上げたのが彼だったからに過ぎないのだが。当時から彼は上下関係があまり好きではなく、先輩後輩という小さな大学社会での小さなカーストが馬鹿げているとすら考えていたから、敬語もなし、言わば対等な関係として全ての人間に接していた。しかし、ことが起きたのはちょうど彼が失恋を始めて経験した時のことだった。彼は会議の時に、その彼の複雑性をほんの少し曝け出してしまったのだ。
「夏休みにプラカードを持って沖縄を一周しよう。そうしたら観光客は嫌でも目に入るよ。」
案を出した大学三年の林は、自分の思いつきがなかなかいいものであることに自分自身酔った調子で言った時である。宮城は、
「いや、それは思いつきだ。どうせ観光客は帰ったら忘れるんだ。なんなら俺らを見て沖縄の大学生の暇さに気づくかもしれない。」
と、全否定する形で押し切った。彼が暇さ、と言うときそれは林自身への批判もこめて言ったことはその場にいた誰もが気づいていた。
「いや、そんなんじゃない。ごめん。」
宮城は急いで訂正したが、それは形式的なものにすぎず、彼が告発したことは林自身、当てはまり過ぎておりすでに否定のしようがなかった。
「中途半端だな。」
林は込められる全ての侮蔑を込めてそう言い、席を立った。その日の会議はそれで終わりだった。その二日後、宮城が自室のあるアパートに入る時を狙って、林といく人かの団員に宮城はリンチされた。血だらけの宮城はそのまま部屋へと戻り、泣き崩れたという。宮城は、その時期は落ちるところまで落ちた時期だと言っていた。しかし、あれは自分が悪かった。林の言う通り中途半端だった、とそう繰り返しつぶやく宮城の横で僕は、彼の孤独の切れはしに触れたような気がした。ただの失恋、とも異なる。また高みに立つものの孤独とも違う。高みに立つべきでなかったものの、それも当然の下落が当然でない大事件であるかのような深刻さで扱われる。その時、宮城の内心を理解するものは誰一人としていない。そこに根差す孤独であるように僕には思えた。それで、宮城はその団体を解体し、大学三年次に、ひそかに新しい団体を立ち上げた。しかし、それがどのような動機に基づいて作られたのかについては、彼の口から一度も聞いたことがない。「好きかどうかじゃなく、ただ一人になりたくないんだよ」と言う宮城の言葉が、その動機であるのだろうか。その疑問を抱えたまま、僕は今の今まで過ごしてきたのだ。
僕らは、六百円の定食を頼んだ。安い材料で作れる豆腐ちゃんぷるうと麩ちゃんぷるうの定食だ。
「これ原価いくらだろうな。絶対安いよな。」
宮城は呆れたように笑いながら言った。その声は爆音で鳴り響く部屋の天井の角に据え付けられたテレビの音で厨房には聞こえていないだろう。僕は頷きながら、でもおいしいよ、とつぶやいた。
「それにしても、うるさいな。こういうのはだいたい厨房まで聞こえるようにってやってんだ。もしくはホールスタッフに耳の悪いやつがいるかだ。」
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