GAKU~神様に想像魔法というチートスキルを貰ったけど俺より強い奴が山ほどいた~

ゆりぞう

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2章 魔の大陸攻略編

ゾーン

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「どんどんかかってきやがれいッ!!ゾーンに入ってる俺様に倒せない奴は居ないッ!!」

「か・・・カッコいいッス。」

 あれからガクはブァナルのサポートに徹してどんどん魔物を倒させていた。ガクが1日ダンジョンに籠っていても宝箱を魔物からドロップ出来る可能性はほぼないのに対して、ブァナルが魔物を倒すと宝箱のドロップ率が50%。

(相変わらず訳の分からない宝箱の出現率だな・・・木箱だけじゃなく、銀箱も出るって相当な豪運だな。)

 お宝ハンターとなったブァナルは未だにガクがこっそりサポートしている事にも気付かずに調子に乗って魔物の群れに飛び込んで行っている。

「ブァナル!!そいつはめんどくさい奴だから無視して先に進むぞ!!」

「なぁにビビッてんだ。あんなのただの木偶の棒だろ?ゾーンに入ってる俺様なら余裕のよっちゃんよッ!!」

 ガクが止めるのも無視してブァナルは魔物の群れに向かっていく。人型のゴーレムで身体の中央には透明なガラスのような物があり、その中にゴーレムが動く核がある。このゴーレムの名は【賭博傀儡ギャンブルゴーレム】。

 この核を破壊すればゴーレムの事を倒せるのだが、1つ大きな問題があった。どういう構造なのかは不明だがこのガラスのような物はガクの全力の魔法ですら傷1つつかないのだ。核を壊さない限り永遠とゴーレムは再生しつづけるのだが、そこまで素早い動きができないのでガクはゴーレムを見つけたら無視していた。

 だがこのゴーレムも無敵ではなく、唯一倒す方法がある。中央にあるガラスを攻撃しつづけると稀に中の魔石が光る時がある。そのような状態になるとガラスは脆くなり破壊できるというわけだ。

 ガクが鑑定で調べた所、このゴーレムは319分の1の確率でガラスが脆くなる設計になっており、その抽選に当たるまで永遠とガラスを攻撃していかないといけないという事だった。この鑑定を見てガクはこいつにだけは一切手出しをしなくなったのだ。

 そのような理由があったのでガクはブァナルを止めたのだが、自称ゾーンに入っているブァナルは聞く耳を持たずに突っ込んで行ってしまった。


「くらえッ!!スマーッシュッ!!・・・なんだとッ!?身体は脆いがすぐに再生しやがる。この卑怯者がッ!!」

「ブァナル!!土の部分を攻撃しても無駄だッ!倒すには中央の透明な部分をひたすら殴れッ!!」

 もうこうなってしまえばブァナルが諦めるか、奇跡的に倒すのを待つしかないと思ったガクは一応アドバイスを送った。

「むっ・・・?そのような見え見えの場所に弱点を隠してるつもりか!?馬鹿めッ!俺様の神の目はごまかしきれんぞッ!!」

(気付いてなかったのによくそんな事を堂々と言えるな・・・。)

「卑怯者には天誅だッ!!」そう馬鹿でかい声で魔物に攻撃をするとまさかの1発で319分の1を引いたようで、中央の核が光り出した。

「うおッ!?マジかッ!!どんな運してるんだよ・・・。あいつやっぱり色々おかしいんじゃねぇか?【鑑定】」

【名前】 ブァナル
【年齢】  19
【種族】  人間
【体力】  D
【攻撃】  E
【防御】  E
【魔力】  E
【素早さ】 E
【運】   SSS
【固有スキル】 天運



「・・・は?」

 ガクの鑑定は自分と同等のステータスまで見る事ができるのだが、そんなガクでも運がSSSを見たのは初めての事だった。

(だからこんなにドロップも落ちるし、あのゴーレムを1発で倒せるって事なのか・・・・俺よりある意味強くね?)


 賭博傀儡ギャンブルゴーレムの群れをものの数分で撃破したブァナルはいつもの調子でガクに絡んできた。

「どうよ?これが中央大陸の生ける伝説の実力よ。」

「・・・前は違う事言ってたような。まぁ素直に凄いと思うぞ?」

「ほぅ・・・坊主も俺の凄さが分かるとはな。お前は将来見込みがありそうだな。なんなら俺の弟子にs「あ、結構です。」・・・そうか。」

 速攻で断られたブァナルは落ち込んでいたようだったが、そんなの気にする素振りも見せずにガクは賭博傀儡ギャンブルゴーレムのドロップ品を鑑定していた。
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