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…翌日。
深山が観光したいとか言い出したらしく俺らは『良い機会だ』と一緒に王都を回る事にした。
「おおー、まるでクラス会だな」
「そーか?クラス会っつったら食べ放題の店に集まって昼飯食ってその後カラオケじゃね?」
「あー…まあ中学によって色々あるわな」
…誰が呼んだのか途中からなぜか佐藤も合流し…
女子4人男3人の7名で王都を巡り歩きながら適当に食べ歩いてる現状に柴田が呟くと藤原が自分の考えを言ってくるので俺は一応理解を示す。
「…いや、クラス会にしては少ないか」
「水族館とかだとグループで別れたらこれぐらいの人数じゃね?」
「あー、確かに」
目の前ではしゃぐ女子達を見て考えながら呟く藤原に俺がそう返すと柴田が同意する。
「聖女様ー!集まりましたー!」
観光のついでに教会に人を集めて纏めて治そう…っつー住吉のアイディアでソレをお願いしていたシスターが手を振って走りながら近づいてきた。
「じゃあ行こっか」
深山が仕切って教会に行くとやっぱりぎゅうぎゅうになるほどの人達が集まっていて…
ドアを開けたシスターを見るとみんなが動いてなんとか人一人分通れるようなスペースを空ける。
「ううー…」
「…うわー…」
「俺の出番だな」
さながら満員電車の中を無理やり移動するかのように呻きながら進んでいくシスターの姿を見て深山が嫌そうに呟くと藤原が得意げに言い出した。
「あ」
「おお!聖女様がいきなり現れたぞ!」「聖女様だ!」「聖女様!」
藤原がスキルを使うと深山の姿が消えて一瞬で向こう側の祭壇前に姿を現した。
そしてその擬似ワープでいきなり現れた深山に集まった人たちは驚いて祈りのポーズを取りながら名前を呼ぶ。
「えー…いきます!」
深山は心を落ち着けるように呟くと手をかざしてスキルを使う。
「おお…!」「おお!」
「わっ」
教会内が光に包まれて集まった人達が治った事に驚くと直ぐに藤原のスキルで深山を俺らの所に移動させた。
「んじゃ、あとは頼んだぜ~!」
俺らが外に出ると柴田が最後にシスター達や神父に後始末を任せるような事を言って手を振る。
「次はどこ行こう?」
「どこがいいかなー?」
教会を離れると佐藤がガイドマップっぽい本を取り出して女子達が次の目的地を話し合う。
「…あ!そろそろ時間だ…ごめん。私は用事があるから行かなきゃ。また今度ね」
「うん。また今度」
…観光を続け昼過ぎに差し掛かると…佐藤が時間を見て何かを思い出したかのように立ち止まるので俺らと手を振って別れた。
深山が観光したいとか言い出したらしく俺らは『良い機会だ』と一緒に王都を回る事にした。
「おおー、まるでクラス会だな」
「そーか?クラス会っつったら食べ放題の店に集まって昼飯食ってその後カラオケじゃね?」
「あー…まあ中学によって色々あるわな」
…誰が呼んだのか途中からなぜか佐藤も合流し…
女子4人男3人の7名で王都を巡り歩きながら適当に食べ歩いてる現状に柴田が呟くと藤原が自分の考えを言ってくるので俺は一応理解を示す。
「…いや、クラス会にしては少ないか」
「水族館とかだとグループで別れたらこれぐらいの人数じゃね?」
「あー、確かに」
目の前ではしゃぐ女子達を見て考えながら呟く藤原に俺がそう返すと柴田が同意する。
「聖女様ー!集まりましたー!」
観光のついでに教会に人を集めて纏めて治そう…っつー住吉のアイディアでソレをお願いしていたシスターが手を振って走りながら近づいてきた。
「じゃあ行こっか」
深山が仕切って教会に行くとやっぱりぎゅうぎゅうになるほどの人達が集まっていて…
ドアを開けたシスターを見るとみんなが動いてなんとか人一人分通れるようなスペースを空ける。
「ううー…」
「…うわー…」
「俺の出番だな」
さながら満員電車の中を無理やり移動するかのように呻きながら進んでいくシスターの姿を見て深山が嫌そうに呟くと藤原が得意げに言い出した。
「あ」
「おお!聖女様がいきなり現れたぞ!」「聖女様だ!」「聖女様!」
藤原がスキルを使うと深山の姿が消えて一瞬で向こう側の祭壇前に姿を現した。
そしてその擬似ワープでいきなり現れた深山に集まった人たちは驚いて祈りのポーズを取りながら名前を呼ぶ。
「えー…いきます!」
深山は心を落ち着けるように呟くと手をかざしてスキルを使う。
「おお…!」「おお!」
「わっ」
教会内が光に包まれて集まった人達が治った事に驚くと直ぐに藤原のスキルで深山を俺らの所に移動させた。
「んじゃ、あとは頼んだぜ~!」
俺らが外に出ると柴田が最後にシスター達や神父に後始末を任せるような事を言って手を振る。
「次はどこ行こう?」
「どこがいいかなー?」
教会を離れると佐藤がガイドマップっぽい本を取り出して女子達が次の目的地を話し合う。
「…あ!そろそろ時間だ…ごめん。私は用事があるから行かなきゃ。また今度ね」
「うん。また今度」
…観光を続け昼過ぎに差し掛かると…佐藤が時間を見て何かを思い出したかのように立ち止まるので俺らと手を振って別れた。
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