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「なんだったんだ?アイツ」
「名を上げたいだけの冒険者だろ。最近良くいんのよ、ソロでは魔獣退治の依頼を受けるのが面倒だからって手っ取り早く名声を上げようと挑んでくるやつが」
「へー」
「柴も結構挑まれてるらしいけど俺らのスキルってソロ向きじゃねーじゃん?だから倒しても意味ねーように佐藤とかギルドのねーちゃんとかに色々手を回してもらったんだけど…」
それでもまだ挑んでくる馬鹿は後を絶たないからな…と、藤原は苦労話でもするような感じで説明した。
「英雄ってのも大変だな」
「全くだ。強さじゃなく功績で得た称号なのになんでかみんな腕っ節が強いとか勘違いしてるしよぉ」
俺が雑用の依頼を片っ端から受けながら適当に労わると藤原はため息を吐きながら愚痴る。
…そして翌日。
「おい海!永江アイツやべーって!」
朝食を食べ終えた女子達が教会へと出向いて野郎だけになると藤原が興奮した様子で話を切り出してくる。
「あ?やべーってなにが?」
「藤、おめー…マジでヤったのか!?」
「めっちゃ簡単にオッケーしてくれたぜ。やっぱ首輪のおかげか知らんけどなんでもやりたい放題よ」
「マジか!?…でもいくら見た目が良くても魔獣だぜ?良くイけたな」
俺が聞くと何故か柴田が反応して藤原の言葉に若干ヒいたように返す。
「住吉とは違った感じでやべーんだよ!脳が溶けそうでトぶ、とかそういう感じじゃないけど…なんつーか脳汁ドバドバ的な」
「あー…なんとなく分かる気がするわー。住吉のは刺激が強いからな」
「辛さの刺激と甘さの安心感みたいなもんか?」
「おっ!海、お前上手いな!」
「座布団。座布団三枚ぐらい持って来い!」
藤原と柴田の会話を聞いて適当でザックリとした例えを出しただけなのに何故か絶賛されてしまった。
「とにかく、永江の舌が長くてな。めっちゃ喉の奥まで飲み込むんだよ」
「そりゃ蛇だからな」
「…今日あたり俺も行ってみよーかな…」
藤原の説明に俺がツッコむと柴田がなにやら予定を検討するような呟く。
「名を上げたいだけの冒険者だろ。最近良くいんのよ、ソロでは魔獣退治の依頼を受けるのが面倒だからって手っ取り早く名声を上げようと挑んでくるやつが」
「へー」
「柴も結構挑まれてるらしいけど俺らのスキルってソロ向きじゃねーじゃん?だから倒しても意味ねーように佐藤とかギルドのねーちゃんとかに色々手を回してもらったんだけど…」
それでもまだ挑んでくる馬鹿は後を絶たないからな…と、藤原は苦労話でもするような感じで説明した。
「英雄ってのも大変だな」
「全くだ。強さじゃなく功績で得た称号なのになんでかみんな腕っ節が強いとか勘違いしてるしよぉ」
俺が雑用の依頼を片っ端から受けながら適当に労わると藤原はため息を吐きながら愚痴る。
…そして翌日。
「おい海!永江アイツやべーって!」
朝食を食べ終えた女子達が教会へと出向いて野郎だけになると藤原が興奮した様子で話を切り出してくる。
「あ?やべーってなにが?」
「藤、おめー…マジでヤったのか!?」
「めっちゃ簡単にオッケーしてくれたぜ。やっぱ首輪のおかげか知らんけどなんでもやりたい放題よ」
「マジか!?…でもいくら見た目が良くても魔獣だぜ?良くイけたな」
俺が聞くと何故か柴田が反応して藤原の言葉に若干ヒいたように返す。
「住吉とは違った感じでやべーんだよ!脳が溶けそうでトぶ、とかそういう感じじゃないけど…なんつーか脳汁ドバドバ的な」
「あー…なんとなく分かる気がするわー。住吉のは刺激が強いからな」
「辛さの刺激と甘さの安心感みたいなもんか?」
「おっ!海、お前上手いな!」
「座布団。座布団三枚ぐらい持って来い!」
藤原と柴田の会話を聞いて適当でザックリとした例えを出しただけなのに何故か絶賛されてしまった。
「とにかく、永江の舌が長くてな。めっちゃ喉の奥まで飲み込むんだよ」
「そりゃ蛇だからな」
「…今日あたり俺も行ってみよーかな…」
藤原の説明に俺がツッコむと柴田がなにやら予定を検討するような呟く。
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