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…その後、えらい手のひら返しの対応をされてものすごくスムーズに物事が進んだ。
俺らが頼んでから10分もしない内に教会の避難所が解除されて中に居た村人たちは追い出され…
そっから5分ほどで死傷者達がガンガン運ばれて来る。
幸いワイバーンが襲撃してきてそんな時間は経ってないそうなので、一般人と冒険者合わせて40名ほどの死者と150名ほどの重軽傷者、ついでに奇跡の力にあやかりたい病人達60名ほどの全員が深山のスキルで完治した。
ーーーーーー
『…ワイバーンとやらはどうなっている?』
暇つぶしに野郎三人で村の中を見て回ってると何故か女子達を守ってるはずの永江がやって来る。
「あ?おめーなんでココに来てんだよ」
「女子達の護衛はどーした?」
『庭に眷属を置いて来た。人の基準ではどれもAランクだ、そう簡単にはやられはせんよ』
「馬鹿かおめーは!余計なトラブルを増やしてんじゃねーよ!」
『案ずるな。人の目には付かん所に待機させてある、余所者が勝手に入って来ない限りは騒ぎになるまい』
柴田と藤原の問いに永江がそう答えると藤原がツッコむように怒るもドヤ顔のような顔で返す。
「んで?何の用だ?」
『ワイバーンと戦いたい』
「あ?」
『正確には食べる…という表現が近いか。妾の力の糧となってもらう』
俺の疑問に意外な事を言い出すので柴田が聞くと良く分からない事を説明し始める。
「はあ?なんだ?じゃあ腹減ったって事か?」
『うむ。理解してくれるのなら飢えでも渇きでも構わん。力への渇望という点では同じなのだからな』
「全然意味分かんねーな…どうする?」
「まー本人がやりたいってんだからやらせてやれば?どうせ柴のスキルで雑魚化してんだし、たまにはワガママを聞いてやってもいいだろ」
柴田の確認に永江は肯定するもまた意味分からん事を言い出し、藤原が対応を聞いてくるので俺は楽したいので永江の肩を持った。
『そうだそうだ!たまには妾の我儘を聞いてくれてもいいじゃろ!』
「ったく…海はあめーな…まあいいけどよ」
永江が俺の言葉に乗って主張してくるので藤原はため息を吐いてスキルを使う。
「んじゃ、帰るか」
「そだな。永江のバカが庭に魔獣を仕掛けたみてーだし」
「コレで騒ぎになったらアイツマジ覚えてろよ」
俺の提案に柴田と藤原が同意して呆れたように永江の愚痴を言いながら帰宅した。
「おかえりー。…アレ?アミは?」
家に帰ると住吉が俺らを見て不思議そうに聞いてくる。
「ワイバーンと戦闘中。良く分からんけど腹減ったんだと」
「えー!大丈夫なの!?」
「アイツ腐ってもAランク最上位だったんだから上位ごときには負けんだろ」
藤原がそう教えると住吉は心配したように聞いてくるも柴田が適当に答えた。
俺らが頼んでから10分もしない内に教会の避難所が解除されて中に居た村人たちは追い出され…
そっから5分ほどで死傷者達がガンガン運ばれて来る。
幸いワイバーンが襲撃してきてそんな時間は経ってないそうなので、一般人と冒険者合わせて40名ほどの死者と150名ほどの重軽傷者、ついでに奇跡の力にあやかりたい病人達60名ほどの全員が深山のスキルで完治した。
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『…ワイバーンとやらはどうなっている?』
暇つぶしに野郎三人で村の中を見て回ってると何故か女子達を守ってるはずの永江がやって来る。
「あ?おめーなんでココに来てんだよ」
「女子達の護衛はどーした?」
『庭に眷属を置いて来た。人の基準ではどれもAランクだ、そう簡単にはやられはせんよ』
「馬鹿かおめーは!余計なトラブルを増やしてんじゃねーよ!」
『案ずるな。人の目には付かん所に待機させてある、余所者が勝手に入って来ない限りは騒ぎになるまい』
柴田と藤原の問いに永江がそう答えると藤原がツッコむように怒るもドヤ顔のような顔で返す。
「んで?何の用だ?」
『ワイバーンと戦いたい』
「あ?」
『正確には食べる…という表現が近いか。妾の力の糧となってもらう』
俺の疑問に意外な事を言い出すので柴田が聞くと良く分からない事を説明し始める。
「はあ?なんだ?じゃあ腹減ったって事か?」
『うむ。理解してくれるのなら飢えでも渇きでも構わん。力への渇望という点では同じなのだからな』
「全然意味分かんねーな…どうする?」
「まー本人がやりたいってんだからやらせてやれば?どうせ柴のスキルで雑魚化してんだし、たまにはワガママを聞いてやってもいいだろ」
柴田の確認に永江は肯定するもまた意味分からん事を言い出し、藤原が対応を聞いてくるので俺は楽したいので永江の肩を持った。
『そうだそうだ!たまには妾の我儘を聞いてくれてもいいじゃろ!』
「ったく…海はあめーな…まあいいけどよ」
永江が俺の言葉に乗って主張してくるので藤原はため息を吐いてスキルを使う。
「んじゃ、帰るか」
「そだな。永江のバカが庭に魔獣を仕掛けたみてーだし」
「コレで騒ぎになったらアイツマジ覚えてろよ」
俺の提案に柴田と藤原が同意して呆れたように永江の愚痴を言いながら帰宅した。
「おかえりー。…アレ?アミは?」
家に帰ると住吉が俺らを見て不思議そうに聞いてくる。
「ワイバーンと戦闘中。良く分からんけど腹減ったんだと」
「えー!大丈夫なの!?」
「アイツ腐ってもAランク最上位だったんだから上位ごときには負けんだろ」
藤原がそう教えると住吉は心配したように聞いてくるも柴田が適当に答えた。
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本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
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アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
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