189 / 562
189
しおりを挟む
「お、早かったな」
「何しに行ったんだ?」
「なんかこの村に『神の舌』と呼ばれる女が居たんだと」
「「神の舌!?」」
柴田と藤原はいつものようにモニターから目を離さずに聞いてくるので俺が戻って来た用件を言うと二人同時に驚きながら振り向く。
「そーそー。なんでもワインに関しちゃ右に出る者は居ないとか」
「へー。だから勧誘しようってか?」
「みたいだな。上手くいけばめっちゃ美味いブドウジュースとか作れんじゃねーの?」
「マジか!期待してるぜ、海」
「あいよ」
またしてもモニターに目を向けながら言ってくる二人に俺は適当に返事をしてから教会へと向かった。
そして神父やシスター達に『神の舌』を持つ女の事を聞いた結果…
どうやらまだこの村に居るようなので家の場所を聞いてソコへと向かう。
「…ココか」
「…はーい。どちらさんでー?」
家のドアをノックすると女の声が聞こえてバタバタと足音が聞こえて来る。
「はいはーい。…ん?君は…聖女様のところの…?僕に何の用だい?」
「…とりあえずコレ」
まだ20代ぐらいの若いお姉さんが出てきた事に驚きつつ『そんな良い年した女が僕っ娘って…』と俺は若干ヒきながら料理長から渡された紹介状を差し出した。
「封筒?…コレはこの国の王族の…!それも王妃様の印じゃないか!いったいなにが…!」
お姉さんは封筒を裏返して封として押されていた印を見ると慌てたように中身を確認し始める。
「…え?ガンディーニシェフの…紹介状?」
「なんか神の舌の力を借りたいんだって」
「…力を貸したい気持ちはあるけど…ちょっと王都は遠すぎるかな?あまり期間を空けると今作ってるアイシェがダメになっちゃうし」
中身を見て拍子抜けしたように呟いたお姉さんに用件を言うも難しい顔で拒否られてしまう。
「じゃあ今日だけなら協力してくれる?」
「…まあ、今日だけなら…で、僕は何をすれば良いの?」
「とりあえずついて来て」
「分かった」
そう確認すると了承して聞いてくるので俺はお姉さんを王都へと移動させるために家へと連れ込んだ。
「おーい、藤。一人増えっけど頼むわ」
「オッケー…ぐわっ!急降下でめくっての乱打コンボはキツイ!」
「ははは!甘いな、藤!」
帰宅してまだゲームしてる藤原にお願いすると普通に了承してくれたのでお姉さん共々俺とのスキルの連携で王都の移動拠点へとワープした。
「…え?え!?ココどこ!?さっきと場所が違うんだけど!?」
「ついて来て」
周りを見て驚くお姉さんをスルーして俺は家を出て城へと向かう。
「…そんな…まさか…!もしかして…ココ、王都じゃ…!」
「迷子にならないようにね」
更に外の景色を見てパニック状態に陥ってるお姉さんに一言注意してから城の裏側へと回る。
「何しに行ったんだ?」
「なんかこの村に『神の舌』と呼ばれる女が居たんだと」
「「神の舌!?」」
柴田と藤原はいつものようにモニターから目を離さずに聞いてくるので俺が戻って来た用件を言うと二人同時に驚きながら振り向く。
「そーそー。なんでもワインに関しちゃ右に出る者は居ないとか」
「へー。だから勧誘しようってか?」
「みたいだな。上手くいけばめっちゃ美味いブドウジュースとか作れんじゃねーの?」
「マジか!期待してるぜ、海」
「あいよ」
またしてもモニターに目を向けながら言ってくる二人に俺は適当に返事をしてから教会へと向かった。
そして神父やシスター達に『神の舌』を持つ女の事を聞いた結果…
どうやらまだこの村に居るようなので家の場所を聞いてソコへと向かう。
「…ココか」
「…はーい。どちらさんでー?」
家のドアをノックすると女の声が聞こえてバタバタと足音が聞こえて来る。
「はいはーい。…ん?君は…聖女様のところの…?僕に何の用だい?」
「…とりあえずコレ」
まだ20代ぐらいの若いお姉さんが出てきた事に驚きつつ『そんな良い年した女が僕っ娘って…』と俺は若干ヒきながら料理長から渡された紹介状を差し出した。
「封筒?…コレはこの国の王族の…!それも王妃様の印じゃないか!いったいなにが…!」
お姉さんは封筒を裏返して封として押されていた印を見ると慌てたように中身を確認し始める。
「…え?ガンディーニシェフの…紹介状?」
「なんか神の舌の力を借りたいんだって」
「…力を貸したい気持ちはあるけど…ちょっと王都は遠すぎるかな?あまり期間を空けると今作ってるアイシェがダメになっちゃうし」
中身を見て拍子抜けしたように呟いたお姉さんに用件を言うも難しい顔で拒否られてしまう。
「じゃあ今日だけなら協力してくれる?」
「…まあ、今日だけなら…で、僕は何をすれば良いの?」
「とりあえずついて来て」
「分かった」
そう確認すると了承して聞いてくるので俺はお姉さんを王都へと移動させるために家へと連れ込んだ。
「おーい、藤。一人増えっけど頼むわ」
「オッケー…ぐわっ!急降下でめくっての乱打コンボはキツイ!」
「ははは!甘いな、藤!」
帰宅してまだゲームしてる藤原にお願いすると普通に了承してくれたのでお姉さん共々俺とのスキルの連携で王都の移動拠点へとワープした。
「…え?え!?ココどこ!?さっきと場所が違うんだけど!?」
「ついて来て」
周りを見て驚くお姉さんをスルーして俺は家を出て城へと向かう。
「…そんな…まさか…!もしかして…ココ、王都じゃ…!」
「迷子にならないようにね」
更に外の景色を見てパニック状態に陥ってるお姉さんに一言注意してから城の裏側へと回る。
30
あなたにおすすめの小説
最強魔法は生活魔法!? ~異世界ではモンスター退治も生活のうち~
gagaga
ファンタジー
神の気まぐれにより異世界へと転移した主人公田辺竜太(大学生)が生活魔法を駆使して冒険したり町の人と触れ合ったりする物語です。
なお、神が気まぐれすぎて一番最初に降り立つ地は、無人島です。
一人称視点、独り言多め、能天気となっております。
なお、作者が気ままに書くので誤字脱字は多いかもしれませんが、大目に見て頂けるとありがたいです。
ただ、敢えてそうしている部分もあり、ややこしくてすいません。(^^;A
ご指摘あればどんどん仰ってください。
※2017/8/29 連載再開しました!
転生ヒロインは不倫が嫌いなので地道な道を選らぶ
karon
ファンタジー
デビュタントドレスを見た瞬間アメリアはかつて好きだった乙女ゲーム「薔薇の言の葉」の世界に転生したことを悟った。
しかし、攻略対象に張り付いた自分より身分の高い悪役令嬢と戦う危険性を考え、攻略対象完全無視でモブとくっつくことを決心、しかし、アメリアの思惑は思わぬ方向に横滑りし。
巻き込まれ召喚・途中下車~幼女神の加護でチート?
サクラ近衛将監
ファンタジー
商社勤務の社会人一年生リューマが、偶然、勇者候補のヤンキーな連中の近くに居たことから、一緒に巻き込まれて異世界へ強制的に召喚された。万が一そのまま召喚されれば勇者候補ではないために何の力も与えられず悲惨な結末を迎える恐れが多分にあったのだが、その召喚に気づいた被召喚側世界(地球)の神様と召喚側世界(異世界)の神様である幼女神のお陰で助けられて、一旦狭間の世界に留め置かれ、改めて幼女神の加護等を貰ってから、異世界ではあるものの召喚場所とは異なる場所に無事に転移を果たすことができた。リューマは、幼女神の加護と付与された能力のおかげでチートな成長が促され、紆余曲折はありながらも異世界生活を満喫するために生きて行くことになる。
*この作品は「カクヨム」様にも投稿しています。
**週1(土曜日午後9時)の投稿を予定しています。**
転生したら幽閉王子でした~これどうすんの?
サクラ近衛将監
ファンタジー
神様の眷属の過失が原因の事故に遭って死んだ桜庭雄一が異世界に転生したら、とある国の忌避すべき王子として幽閉されていた。
転生にはチートがつきもののはずだが、事故で死んだ者が300名を超えるために、個別にチートは与えられず、転生先の者の能力を生かせと神に告げられている。
「神の加護」ではないけれど、「恩寵」が与えられているので、当該異世界では努力を為した分、通常に比べると成果があるらしい。
これはとある国の幽閉王子に転生した男の冒険譚である。
原則として、毎週月曜日20時に投稿予定です。
英雄将軍の隠し子は、軍学校で『普通』に暮らしたい。~でも前世の戦術知識がチートすぎて、気付けば帝国の影の支配者になっていました~
ヒミヤデリュージョン
ファンタジー
帝国の辺境で、ただ静かに生き延びたいと願う少年、ヴァン。
彼に正義感はない。あるのは、前世の記憶と、母が遺した『物理法則を応用した高圧魔力』という危険な理論だけだ。
敵の大軍が迫る中、ヴァンは剣も振るわず、補給線と心理を切り裂く。
結果、敵軍は撤退。代償も、喝采も、彼には無意味だった。
だが、その「効率的すぎる勝利」は帝国の目に留まり、彼は最高峰の『帝国軍事学院』へと引きずり出される。
「英雄になりたいわけじゃない。生き残りたいだけだ」
謎の仮面メイド『シンカク』、命を取引に差し出した狼耳の少女『アイリ』。
少年は選択する。正義ではなく、最も費用対効果の高い道を。
これは、合理が英雄譚を侵食していく、学園ミリタリーファンタジー。
【※作者は日本語を勉強中の外国人です。翻訳ソフトと辞書を駆使して執筆しています。至らない点もあるかと思いますが、物語を楽しんでいただければ幸いです。】
玲子さんは自重しない~これもある種の異世界転生~
やみのよからす
ファンタジー
病院で病死したはずの月島玲子二十五歳大学研究職。目を覚ますと、そこに広がるは広大な森林原野、後ろに控えるは赤いドラゴン(ニヤニヤ)、そんな自分は十歳の体に(材料が足りませんでした?!)。
時は、自分が死んでからなんと三千万年。舞台は太陽系から離れて二百二十五光年の一惑星。新しく作られた超科学なミラクルボディーに生前の記憶を再生され、地球で言うところの中世後半くらいの王国で生きていくことになりました。
べつに、言ってはいけないこと、やってはいけないことは決まっていません。ドラゴンからは、好きに生きて良いよとお墨付き。実現するのは、はたは理想の社会かデストピアか?。
月島玲子、自重はしません!。…とは思いつつ、小市民な私では、そんな世界でも暮らしていく内に周囲にいろいろ絆されていくわけで。スーパー玲子の明日はどっちだ?
カクヨムにて一週間ほど先行投稿しています。
書き溜めは100話越えてます…
備蓄スキルで異世界転移もナンノソノ
ちかず
ファンタジー
久しぶりの早帰りの金曜日の夜(但し、矢作基準)ラッキーの連続に浮かれた矢作の行った先は。
見た事のない空き地に1人。異世界だと気づかない矢作のした事は?
異世界アニメも見た事のない矢作が、自分のスキルに気づく日はいつ来るのだろうか。スキル【備蓄】で異世界に騒動を起こすもちょっぴりズレた矢作はそれに気づかずマイペースに頑張るお話。
鈍感な主人公が降り注ぐ困難もナンノソノとクリアしながら仲間を増やして居場所を作るまで。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる