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「俺と取り引きしない?」
「…取り引きだと?俺も兵士のはしくれだ。残念だが酒に負けて犯罪者を逃すような真似はしない」
「いやいや、簡単な事だよ。トルツの王子に伝言をお願いしていい?ソレ目的で来たのにこんなんなっちゃったからね」
「トルツの王子に?伝言したらそのアイシェをくれるのか?」
「もちろん」
「いいだろう」
どうやら俺の賄賂作戦が成功したらしく兵士は伝言に了承してくれる。
「それで?伝言とはなんだ?」
「『農業の研究』って伝えてくれる?」
「農業の研究だと?」
「『農業と研究』でも良いよ」
「分かった」
兵士は俺の言葉を聞くと直ぐに地下牢から出て行った。
ーーーーーーー
「…君は…」
「ん?お。おー、久しぶり」
兵士が出て行って約15分ぐらいで俺の計画通り目的の人物がやって来たので軽く手を振って挨拶する。
「ドロウィンに居たハズの君がなぜこんな所に?しかもこのような場所に…」
「あんたに話があって来たんだけど…とりあえず伝言ありがとう。はい」
「おお!やった!夢にまで見たあのラフィロゼーシャが!」
「ラフィロゼーシャ?高級アイシェか。なぜ?」
不思議そうな顔で聞いてくる王子に俺は用件を言ってから先に約束を果たすと兵が喜んで受け取り、王子はまたしても不思議そうな顔をした。
「本当はココの王様に渡す予定だったんだけど、もうその必要も無くなったからな」
「え?」
「どういう事なんだ?最初から説明してくれ」
ワインを持ってきた理由を話すと兵士が固まり王子は詳細な説明を求めてくる。
「だから、あんたに用事があってドロウィンの使者としてこの国に来たの。あの研究について話があったからな」
「し、使者だって…!?」
「じゃあなぜ牢屋なんかに?本来なら迎賓室だろう?」
「びっくりだろ?俺もびっくりしたよ。王族の印がある使者の証明書を見せたら『そんなのは無かった』とか言い出して濡れ衣で投獄だぜ?」
俺の説明に兵士は驚き王子は眉をひそめながら聞いてくるので今までの経緯を話した。
「…本当なのか?」
「え?い、いや、俺は何も聞いてないが…!」
「そーそー、証明書を見て報告に行った看守は都合悪いからって今さっきその人に変えられてな」
「…彼の言ってる事が本当なら大問題だぞ。友好国の使者を勝手に投獄し、証拠をもみ消した挙句に冤罪を科すなど…流石に冗談だと思いたいが…」
「だから、俺は…何も…」
王子が兵士に確認するが本人は本当に何も知らないと思うので俺がフォローするも王子は兵士を睨みながら言う。
「まあでもその人は王子に伝言をしてくれるぐらいだからマジで何も知らないと思っていいよ」
「…そうだな。王ならば流石に知っているだろう」
「あ」
王子は何故か怒ったような様子で地下牢から出て行く。
「…取り引きだと?俺も兵士のはしくれだ。残念だが酒に負けて犯罪者を逃すような真似はしない」
「いやいや、簡単な事だよ。トルツの王子に伝言をお願いしていい?ソレ目的で来たのにこんなんなっちゃったからね」
「トルツの王子に?伝言したらそのアイシェをくれるのか?」
「もちろん」
「いいだろう」
どうやら俺の賄賂作戦が成功したらしく兵士は伝言に了承してくれる。
「それで?伝言とはなんだ?」
「『農業の研究』って伝えてくれる?」
「農業の研究だと?」
「『農業と研究』でも良いよ」
「分かった」
兵士は俺の言葉を聞くと直ぐに地下牢から出て行った。
ーーーーーーー
「…君は…」
「ん?お。おー、久しぶり」
兵士が出て行って約15分ぐらいで俺の計画通り目的の人物がやって来たので軽く手を振って挨拶する。
「ドロウィンに居たハズの君がなぜこんな所に?しかもこのような場所に…」
「あんたに話があって来たんだけど…とりあえず伝言ありがとう。はい」
「おお!やった!夢にまで見たあのラフィロゼーシャが!」
「ラフィロゼーシャ?高級アイシェか。なぜ?」
不思議そうな顔で聞いてくる王子に俺は用件を言ってから先に約束を果たすと兵が喜んで受け取り、王子はまたしても不思議そうな顔をした。
「本当はココの王様に渡す予定だったんだけど、もうその必要も無くなったからな」
「え?」
「どういう事なんだ?最初から説明してくれ」
ワインを持ってきた理由を話すと兵士が固まり王子は詳細な説明を求めてくる。
「だから、あんたに用事があってドロウィンの使者としてこの国に来たの。あの研究について話があったからな」
「し、使者だって…!?」
「じゃあなぜ牢屋なんかに?本来なら迎賓室だろう?」
「びっくりだろ?俺もびっくりしたよ。王族の印がある使者の証明書を見せたら『そんなのは無かった』とか言い出して濡れ衣で投獄だぜ?」
俺の説明に兵士は驚き王子は眉をひそめながら聞いてくるので今までの経緯を話した。
「…本当なのか?」
「え?い、いや、俺は何も聞いてないが…!」
「そーそー、証明書を見て報告に行った看守は都合悪いからって今さっきその人に変えられてな」
「…彼の言ってる事が本当なら大問題だぞ。友好国の使者を勝手に投獄し、証拠をもみ消した挙句に冤罪を科すなど…流石に冗談だと思いたいが…」
「だから、俺は…何も…」
王子が兵士に確認するが本人は本当に何も知らないと思うので俺がフォローするも王子は兵士を睨みながら言う。
「まあでもその人は王子に伝言をしてくれるぐらいだからマジで何も知らないと思っていいよ」
「…そうだな。王ならば流石に知っているだろう」
「あ」
王子は何故か怒ったような様子で地下牢から出て行く。
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