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「…ふー…美味かった」
「ちょっと出てくる。待っててね?」
先に帰っちゃやーよ?と昼飯を食べ終わるや否やお姉さんはウインクをして席を離れる。
「…え?どこ行ったの?」
「…さあ?何か用事でもあったのかもしれん」
トイレかと思ったら何故か外に出て行ったのでおじさんに聞くも何も知らないのか首を横に振った。
…流石にお姉さんを置いて帰るわけにもいかないのでそのまま待ってると…
「…お待たせ。…あ、ソレ美味しそう…私も食べよ」
15分ぐらいしてプリンのようなデザートを食べてるとお姉さんが普通に戻って来た。
「…どこ行ってたの?」
「ちょっと、ね」
俺の問いにお姉さんは答える気がないのか、はぐらかすように笑う。
「…まあ、戻って来たんならいっか…」
「…いいのか?」
「しょうがないでしょ」
多分もう一回聞いても答えないだろうな…と思ったので諦める事に。
…とりあえずはお姉さんがデザートを食べ終わるまで待ってから会計を済ませて店を出る。
「…さーて…どこ行こう?」
車部分の新しいのが欲しいけど、どこに行けば良いのが売ってるのか分からないのでお姉さんとおじさんに丸投げした。
「ちょっと地図貸して?さっきこの国の情報屋のトコ行って、車を作ってる会社がある場所聞いてきたから」
「…情報屋に?」
「どうせなら一番技術力があるメーカーが良いでしょ?」
せっかくのオーダーメイドなんだから!と何故かお姉さんはテンション高く声を上げる。
…俺やおじさんとお姉さんの間に温度差を感じるが…まあ…とにかく、場所を聞いて早速ドラゴンに乗って移動した。
「…おお、広い…」
…とある国の大都市にある大手メーカーの本社に行くと…
大きな建物が右に左に並んで建っている中フェンスでかなりの距離が囲われていた。
「…凄い…大都市の中でこんなに広い土地を持ってるなんて…」
「…工場を建てるにはかなりの土地が必要なのだろう」
上から見るとその土地の広さが丸わかりなのでお姉さんも窓から外を見ながら驚いたように呟いた。
「…ちょっと注文とか大丈夫なのか聞いてくるね」
門があるのに無視して無断で本社っぽい建物の前にドラゴンを降ろすと…
お姉さんが真っ先に車から降りて行く。
「…不法侵入にならないかな?」
「客として来ているから大丈夫だろう」
何かあれば外に出てその時に正規の手順を踏めば良い…と、おじさんはもしもの事態が起きた時の対策を考えてくれていた。
そして俺が不安になりながら待ってると…5分ぐらいしてからお姉さんが戻って来る。
「オッケーだって。会議室ってところで話を聞いてくれるみたい」
「…飛び入りでも大丈夫なんだ…」
お姉さんの言葉を聞いて安心しつつも、なんで…?という疑惑が浮かぶ。
…うーん…車が欲しいからって車の大手メーカーの本社に直接出向いて『専用の車を作ってくれ』は普通通らないんじゃ…
…いや、意外と本社に行けば作ってくれるのか?
普通には売られてないような特注のレースカーとか…金さえ出せば普通に作ってくれそうな気がする!
会社内の廊下を歩きながら自分の中で色々と考えた結果、なんとか疑惑を解消できた。
「ちょっと出てくる。待っててね?」
先に帰っちゃやーよ?と昼飯を食べ終わるや否やお姉さんはウインクをして席を離れる。
「…え?どこ行ったの?」
「…さあ?何か用事でもあったのかもしれん」
トイレかと思ったら何故か外に出て行ったのでおじさんに聞くも何も知らないのか首を横に振った。
…流石にお姉さんを置いて帰るわけにもいかないのでそのまま待ってると…
「…お待たせ。…あ、ソレ美味しそう…私も食べよ」
15分ぐらいしてプリンのようなデザートを食べてるとお姉さんが普通に戻って来た。
「…どこ行ってたの?」
「ちょっと、ね」
俺の問いにお姉さんは答える気がないのか、はぐらかすように笑う。
「…まあ、戻って来たんならいっか…」
「…いいのか?」
「しょうがないでしょ」
多分もう一回聞いても答えないだろうな…と思ったので諦める事に。
…とりあえずはお姉さんがデザートを食べ終わるまで待ってから会計を済ませて店を出る。
「…さーて…どこ行こう?」
車部分の新しいのが欲しいけど、どこに行けば良いのが売ってるのか分からないのでお姉さんとおじさんに丸投げした。
「ちょっと地図貸して?さっきこの国の情報屋のトコ行って、車を作ってる会社がある場所聞いてきたから」
「…情報屋に?」
「どうせなら一番技術力があるメーカーが良いでしょ?」
せっかくのオーダーメイドなんだから!と何故かお姉さんはテンション高く声を上げる。
…俺やおじさんとお姉さんの間に温度差を感じるが…まあ…とにかく、場所を聞いて早速ドラゴンに乗って移動した。
「…おお、広い…」
…とある国の大都市にある大手メーカーの本社に行くと…
大きな建物が右に左に並んで建っている中フェンスでかなりの距離が囲われていた。
「…凄い…大都市の中でこんなに広い土地を持ってるなんて…」
「…工場を建てるにはかなりの土地が必要なのだろう」
上から見るとその土地の広さが丸わかりなのでお姉さんも窓から外を見ながら驚いたように呟いた。
「…ちょっと注文とか大丈夫なのか聞いてくるね」
門があるのに無視して無断で本社っぽい建物の前にドラゴンを降ろすと…
お姉さんが真っ先に車から降りて行く。
「…不法侵入にならないかな?」
「客として来ているから大丈夫だろう」
何かあれば外に出てその時に正規の手順を踏めば良い…と、おじさんはもしもの事態が起きた時の対策を考えてくれていた。
そして俺が不安になりながら待ってると…5分ぐらいしてからお姉さんが戻って来る。
「オッケーだって。会議室ってところで話を聞いてくれるみたい」
「…飛び入りでも大丈夫なんだ…」
お姉さんの言葉を聞いて安心しつつも、なんで…?という疑惑が浮かぶ。
…うーん…車が欲しいからって車の大手メーカーの本社に直接出向いて『専用の車を作ってくれ』は普通通らないんじゃ…
…いや、意外と本社に行けば作ってくれるのか?
普通には売られてないような特注のレースカーとか…金さえ出せば普通に作ってくれそうな気がする!
会社内の廊下を歩きながら自分の中で色々と考えた結果、なんとか疑惑を解消できた。
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