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「大丈夫だって。近隣諸国の政府達もバカじゃないんだから魔王軍を倒すほどの軍事力がある国との争いは避けたいはずよ」
「…ほんと?」
「…下手に国家間で軍事衝突を起こした場合、その隙を突いて魔王軍が攻めて来る可能性も否定出来ない」
「もし本当に魔王軍にでも攻められたら最悪だな。それで国民に被害でも出たら…国際的な批判が凄いんじゃないか?」
戦力を割けない理由が他国への侵略戦争中だから、じゃ目も当てられない…と、おじさんの解説に乗ってくるように男が肩をすくめながら話す。
「…どゆこと?」
「つまり、あっちは今物凄く後ろめたい事をしているから…私達の言いなりになるしかないの」
だから降伏宣言に近い講和も受け入れざるを得ない。と、理解出来なかった俺にお姉さんがザックリと分かりやすく教えてくれた。
「…へー」
「…一体いつから仕組んでいた?この都合の良さは偶然や奇跡では片付けられんぞ」
多分内容が違う気がする…と思いながらもとりあえず俺が相槌を打つように流すとおじさんは怪しむように言う。
「仕組む、だなんて人聞きが悪い…タイミングを図ってただけじゃない」
まあ仕掛けは色々と使ったけどね。と、お姉さんは同じ意味じゃね?と思うような事をニヤリと悪い顔で笑いながら返した。
「…まあ、いいだろう。これ以上は俺が踏み込む問題では無い」
「おじさまのそういうところが好き」
おじさんは何か言いたそうな顔をしてたけど、ため息を吐いて追求を諦めたらお姉さんがからかうようにウインクする。
「…近隣諸国って事は複数の国だよね?どこをターゲットにするの?」
「もちろん全部」
工場はいくらあっても困らないもの。と、少し考えて疑問に思った俺にお姉さんは魔女っぽい妖しい笑みを浮かべながら返す。
「…あ!まず先にあの山から!」
国に着くや否やお姉さんは山を指差して指示して来る。
「…おお。本当に穴が空いてる」
ドラゴンにお願いしてお姉さんの指示通りの場所に降りると明らかに人為的に掘られた穴と出入り口のような金網が設置されていた。
「人質に取られると面倒だから行くのは私達3人で」
「…それ、もしかして俺も入ってる?」
「当たり前じゃない。君が行かないと私も一緒に行けないんだから」
「…ええ…」
お姉さんが指揮を執るように行動する人数を制限するので一応聞いてみると予想外の返答だったので俺は若干ヒきながら呟く。
「大丈夫大丈夫、危なくないって。ただ脅しに行くだけだから」
「…それは危ないでしょ。相手を怒らせたら何するか分からないし」
「そこらへんの不良やチンピラならね。でも兵士には規則があるから迂闊な行動は取れないの」
今回みたいなデリケートな場合だったら、なおさら…と、行動を渋る俺にお姉さんが説得し始める。
「…俺じゃないとダメなの?」
「ええ。王子や王女達では心配でしょう?逆に相手に言い包められる恐れも出てくるのよ?」
「…大丈夫だと思う?」
「…万が一の場合は命に代えても守ってみせよう」
断る理由が欲しくておじさんに聞いたら覚悟を決めたような事を言われたので…
しょうがなく、嫌々ながら鉱山の中へと入る事にした。
「…本当に大丈夫なんだよね?」
「私とおじさまに加えて魔物もいるんだから心配ないでしょ」
俺の何度目かわからない確認にお姉さんは余裕綽々の笑顔で答える。
「…足跡だ。まだ新しい」
「意外と余裕あるのね…もっと急いでると思ったら」
「…なんか声が聞こえない?」
「…兵士って掛け声とかがうるさいのよね」
返事とかもう少し静かにして欲しい…と、お姉さんは何か嫌な思い出があるのか眉間にシワを寄せながら返す。
「…あ」
「…作業中のようだな」
坑道のような通路よりも少し広い空間に出たかと思えば、すぐ目の前にいっぱいの人がいたので俺とおじさんは一旦引き返して隠れるようにした。
「はいはーい!兵士のみなさん注目!」
…何故かお姉さんだけはその場に残ってビデオカメラっぽい物を片手に急に声を張って呼びかけてたけど。
「…ほんと?」
「…下手に国家間で軍事衝突を起こした場合、その隙を突いて魔王軍が攻めて来る可能性も否定出来ない」
「もし本当に魔王軍にでも攻められたら最悪だな。それで国民に被害でも出たら…国際的な批判が凄いんじゃないか?」
戦力を割けない理由が他国への侵略戦争中だから、じゃ目も当てられない…と、おじさんの解説に乗ってくるように男が肩をすくめながら話す。
「…どゆこと?」
「つまり、あっちは今物凄く後ろめたい事をしているから…私達の言いなりになるしかないの」
だから降伏宣言に近い講和も受け入れざるを得ない。と、理解出来なかった俺にお姉さんがザックリと分かりやすく教えてくれた。
「…へー」
「…一体いつから仕組んでいた?この都合の良さは偶然や奇跡では片付けられんぞ」
多分内容が違う気がする…と思いながらもとりあえず俺が相槌を打つように流すとおじさんは怪しむように言う。
「仕組む、だなんて人聞きが悪い…タイミングを図ってただけじゃない」
まあ仕掛けは色々と使ったけどね。と、お姉さんは同じ意味じゃね?と思うような事をニヤリと悪い顔で笑いながら返した。
「…まあ、いいだろう。これ以上は俺が踏み込む問題では無い」
「おじさまのそういうところが好き」
おじさんは何か言いたそうな顔をしてたけど、ため息を吐いて追求を諦めたらお姉さんがからかうようにウインクする。
「…近隣諸国って事は複数の国だよね?どこをターゲットにするの?」
「もちろん全部」
工場はいくらあっても困らないもの。と、少し考えて疑問に思った俺にお姉さんは魔女っぽい妖しい笑みを浮かべながら返す。
「…あ!まず先にあの山から!」
国に着くや否やお姉さんは山を指差して指示して来る。
「…おお。本当に穴が空いてる」
ドラゴンにお願いしてお姉さんの指示通りの場所に降りると明らかに人為的に掘られた穴と出入り口のような金網が設置されていた。
「人質に取られると面倒だから行くのは私達3人で」
「…それ、もしかして俺も入ってる?」
「当たり前じゃない。君が行かないと私も一緒に行けないんだから」
「…ええ…」
お姉さんが指揮を執るように行動する人数を制限するので一応聞いてみると予想外の返答だったので俺は若干ヒきながら呟く。
「大丈夫大丈夫、危なくないって。ただ脅しに行くだけだから」
「…それは危ないでしょ。相手を怒らせたら何するか分からないし」
「そこらへんの不良やチンピラならね。でも兵士には規則があるから迂闊な行動は取れないの」
今回みたいなデリケートな場合だったら、なおさら…と、行動を渋る俺にお姉さんが説得し始める。
「…俺じゃないとダメなの?」
「ええ。王子や王女達では心配でしょう?逆に相手に言い包められる恐れも出てくるのよ?」
「…大丈夫だと思う?」
「…万が一の場合は命に代えても守ってみせよう」
断る理由が欲しくておじさんに聞いたら覚悟を決めたような事を言われたので…
しょうがなく、嫌々ながら鉱山の中へと入る事にした。
「…本当に大丈夫なんだよね?」
「私とおじさまに加えて魔物もいるんだから心配ないでしょ」
俺の何度目かわからない確認にお姉さんは余裕綽々の笑顔で答える。
「…足跡だ。まだ新しい」
「意外と余裕あるのね…もっと急いでると思ったら」
「…なんか声が聞こえない?」
「…兵士って掛け声とかがうるさいのよね」
返事とかもう少し静かにして欲しい…と、お姉さんは何か嫌な思い出があるのか眉間にシワを寄せながら返す。
「…あ」
「…作業中のようだな」
坑道のような通路よりも少し広い空間に出たかと思えば、すぐ目の前にいっぱいの人がいたので俺とおじさんは一旦引き返して隠れるようにした。
「はいはーい!兵士のみなさん注目!」
…何故かお姉さんだけはその場に残ってビデオカメラっぽい物を片手に急に声を張って呼びかけてたけど。
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