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おまけ
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しおりを挟む…それから二日後。
なにやら朝からテレビではお嬢の立ち上げた新しい芸能事務所の話題でいっぱいだった。
どこにチャンネルを変えても臨時ニュースでお嬢の事ばかり。
やれ有名女優の契約後の移籍が決まっただの、売り出し中の新人アイドルや有名子役の移籍がどうのこうの…
枕営業を一切排除したクリーンな営業がどうので、女性の性差別やジェンダーの問題うんぬん。
芸能界が揺れてるだの新しい時間が到来だのネットや新聞でも話題はお嬢一色だ。
「へー、この子って確か…」
「え?ああ、うん。いつも来る…」
「パセリー!居るー?」
お姉さんが昼食を食べながらテレビを見た後に俺を見るので説明しようとしたらジャストタイミングで本人がやって来た。
「居た居た。あ、お邪魔しまーす」
「あら、本人の登場ね」
お嬢はいつものように勝手に入って来るとお姉さんを見て軽く会釈しながら挨拶する。
「何の用だ?」
「コレ渡しに」
「…なんだコレ?」
「よいしょっと」
お嬢は俺に茶封筒を渡すと自分家のようにソファに寝っ転がった。
「…株?」
封筒を良く見ると『株式書類在中』と書かれている。
「そーそー、一応ほら株式会社だから」
「へぇ、何%くれるの?」
「確か49%…だったかな?50%超えるとなんかダメだ、って言われた」
お嬢はお姉さんの問いに適当な感じで答えた。
「ふーん?株ねぇ…まあとりあえずありがたく貰っておくよ。ありがとう」
「どーいたしまして。それにしても…パセリん家は静かでいいねぇ」
ウチの周りなんてマスコミだらけでウザすぎるのに。と、お嬢は勝手にテレビを消して仰向けに転がる。
「…まあ、この家には魔物が居るから」
「そうね、この周りに集まって何が起きても自己責任で保険すら降りない…って言われたら普通近づかないでしょ」
「うーん…ウチでも魔物飼おうかなー?」
俺とお姉さんが事情を説明するとお嬢は冗談っぽく笑う。
「いや、もう遅いから…」
「ちぇー、私もあの世界で魔物を捕まえて置けば良かった」
「無理よ。たった半年じゃ時間が足りないもの」
お嬢が後悔したように呟くとお姉さんがきっぱりと不可能だと断じた。
「だよねー…ね、あの世界ってゲーム感出てる割にプレイヤー強化のテンポとかスピード感とか遅くなかった?」
「さあ?俺はずっと商人しかしてなかったから分からん」
「…まあ、結局ソレが一番だったワケだ」
レベルが上がってもスキルレベルとか上がんないし、ステータスの上昇も緩やかで強くなった実感がイマイチだったしなー…と、お嬢はまるでクソゲーをプレイした感想のような事を言い出す。
「…ゲームっぽいってだけでそういうシステムとかは無かったんじゃねぇの?」
「でもさぁ、女神も魔王を倒して欲しいって言うんならそれなりに用意するべきじゃない?」
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「でも結局魔王は倒せたからアレで良かったんだろ?」
「…まあ、ね」
俺の一言に反論出来なかったのかお嬢は何か言いたそうながらも賛同して口を閉じる。
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お気に入り400超え、驚きで声が出なくなっています。
どんどん上がる順位に不審者になりそうで怖いです。
(追記2018.07.24)
お気に入りが最高634まできましたが、600超えた今も嬉しく思います。
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