ー今度こそは、絶対、成功させます…! ー1ー ~キューティー・プリンセスの、3度目の、正直ー

沙理奈

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 ー今度こそは、絶対、成功させます……! ー1ー ~キューティー・プリンセスの、3度目の、正直~

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「ー……アラウス国、第一王女、シャインティーナ!
ーそなたは、俺の恋人、男爵令嬢・ピュアーナを、毒殺しようとしたな!」
(ーな、
…………何ですって……………!?)
ー一婚約者であった、隣国の、第2王子・ルーベルト殿下に、そう言われて、私は、混乱しながらも、
「………そんなこと、絶対に、しておりません……………!!
ー全くの、冤罪です!!
ー皇太子殿下………!」
ーと、必死に、訴えた。

ー私、シャインティーナは、34年間、この国の、王女として、生きてきた。
ーだけど、もし、恨んでいる人が、居たとしても、その人に対して、絶対に、悪事等ー
ーましてや、殺人未遂なんて、したことがない。
ーううん、絶対に、していない……………!!
ー国民の、皆様の、ためだけを想って、これまで、頑張ってきた。
ー浮気もせず、婚約者である、隣国の、皇太子殿下ールーベルト殿下だけを、慕ってきた。
ー私は、ただ、健全に、日々を、全うしてきただけだ。
ーそれだけは、確かなのに…………………………!!

…………けれど………。
ー彼は、一切、私の主張を、聞いてくれない。
ー私達の、会話を、聞いている、貴族達も、国民達も………………。
「ーその罪で、時期 アラウス国王として、命ずる…………!
ーこれより、王女としての、権限、そして、俺との婚約、全てを排除し、そなたを、此処で、処刑する………!」
ーと、宣言した、皇太子殿下は、私の顔に、ビシッと、鼻先を、突き付けた。
ーいやいやいやいや、いや………!
ー私、本当に、その人を、殺そうとなんて、していないって、言って………………!
(…………えっ…………?)
ー心の中で、必死で、反論していた、私は、そこで、首をかしげる。
ーそして、さっき聞いたことが、信じられない想いで、彼を見詰めた。
「ー失礼ながら、殿下………、
ーつい先程、子爵令嬢 様の、ことを…………、
「俺の、恋人」と、仰いませんでしたか……………?」
ー震える声で、そう聞きながら、心の中で、彼に、問いかける。
(ー殿下………、
ールーベルト殿下、
……………嘘、ですよね……………?)
ー嘘だと………………、
ー何時ものように、私に、笑いかけて下さい、殿下……………。
ー縋るような瞳で、見つめているとーー、彼は、嘲笑いながら、
「………あぁ、勿論、そう言った………!
ー俺は、優雅に咲き誇る、薔薇よりも、可憐に咲く、野薔薇のような、女性が、好みだったからな…………!」
……………と………………。
ーはっきりと、そう、断定した。
ー彼の横では、子爵令嬢が、
「してやったり」
とばかり、腹黒な笑みを、その口許に、浮かべている。
…………彼女に、そして、殿下に、私は、嵌められたのだ……………、
ーそう、気付いた私は、
「……………そん、な…………………」
ー激しい動揺に駆られて、膝から、屑折れた。
ーじゃあ、私との、婚約は……………?
ーあれは、
『………姫、ずっと、俺が、君を守るよ…………!』
ーあの、幼い日の、約束は、何だったの……………………………………………?
(………私にとっては、
…………貴方が、初恋の人、だったのに………………………っ………………………!)
ー視界が、涙で、霞んでいく。
「………ふん!
ーやっと、自分の罪を、認めたか………!
ーー衛兵!
ーこの、クズを、処刑台へ、連行せよ!」
……………そう、衛兵達に、命じる、彼を、見た途端ーー、
ー何となく、彼が、私と、婚約した理由が、分かった気がした。
…………恐らく、彼は、最初から…………、
ー24年前から、
ー私達が、10歳と、19歳で、婚約を、結んだ時からーー、
…………きっと、私のことなんて、眼中に、無かったのだ。
ー彼は、この、大国ーアラウス国の、王となるためだけに、私と、婚約したのだろう。
「…………クズなのはーー、貴方でしょう……………?」
ー衛兵に、連れ去られ、処刑台に、身体を、押さえ付けられながら、私は、殿下にしか、聞こえぬよう、そう反論する。
……………34年間、生きてきた、私の、彼に対する、最初で、最後の、反論ーー。
「………殺れ!」
ー殿下は、私の反論など、無視して、冷酷な声で、そう命じた。
…………ウィーン…………!
ーゆっくりと、斧が、私の首に、降りてくるのを感じて、私は、ぎゅっと、固く、瞳を閉じる。

…………神様…………。
ー私は、間違った人をー利益にしか、目がなく、その為なら、他人を、殺してしまう人を、慕ってしまいました。
…………もし、次に、生まれ変わるなら…………、
ー今度は、絶対に、成功させてみせます…………………!
…………次の、人生では…………………!

ーその後はーー、
…………何も、感じられないまま………、
ー私は、そこで、意識を失い、34年という、最悪の、人生を、閉じたのだった………………。

ー続く
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