sebunzu警備員の日常

雨木

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どこの時代だろうと睡眠は大切です!!

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結局セト神達の会議は翌日の昼まで続いた。
「ああ…腰がイテェ…」セト神はイライラしながら、太陽が完全に上り切り、だいぶ明るくなった廊下を、会議室の硬い椅子に座りすぎて痛む腰をさすりながら歩いていた。
セト神がふと中庭の方へ目を向けると、昨日の木にもたれ掛かり、器用に顔に帽子を乗せてスロウスが寝ていた。
「…あいつあんな所で寝てやがる…」セト神はなんだかイラッと来たのでスロウスにイタズラしようと近づいて行った。
スロウスの半径4mまで近づいた時、いきなりスロウスがセト神の視界から帽子だけを残し、消えた。
「?!」セト神がスロウスに気がついた時には、スロウスは片手にナイフを持ち、セト神のこめかみを、刺そうとしていた。
しかし、スロウスは途中でセト神だと気がついたのかナイフをしまい、セト神の前に降りた。
「…」セト神の前に降りたスロウスはしばらく無言だったのだが、少し経つと気まづそうに口を開いた。
「すいませんセト様…寝ている時に近づかれるとどうしても勝手に身体が反応してしまいまして…」スロウスが申し訳なさそうにセト神に謝った。
「…ああ、別に大丈夫だ。気にすんな不用意に近づいた俺が悪いしな。」セト神は特に気にしていない様子でスロウスに言った。
「…ありがとうございますセト様」スロウスは、ほっ…と胸を撫で下ろすと、セト神にお礼を言った。
「ところで会議はもう終わったのですか?セト様?」スロウスは少し心配した様子でセト神に聞いた。
まだ会議が終わっておらず、会議へ行く途中で引き止めてしまうのは悪いと思ったからだ。
「ああ、もう会議は終わった。今から寝室に戻るとこだ。」セト神が頭をガシガシかきながらスロウスに言った。
「…寝室でお眠りになるのですか?」スロウスが不思議そうにセト神に聞いた。
「寝室じゃ無きゃどこで寝ろってんだ…」セト神がスロウスに呆れたように聞いた。
「そりゃあ、こんなに天気がいいんですからココでですよ。」スロウスは手を広げ、ふわりと柔い笑みを浮かべた。
が、直ぐに無表情に戻った。
「…確かに、天気がいいし寝たら気持ち良さそうではあるが…生憎、俺は枕が無いと寝られねえんだよ。まあ、お前が俺の枕になってくれるってんなら、別だけどな…?」セト神はニヤリと不敵に笑い、スロウスに言った。
「…セト様、私位の大きさ?に縮めないんですか?」スロウスが少し考え、セト神に聞いた。
「ん?ああ…お前位にはなれるが…」セト神は眠そうに目を擦りながらそう言った。
「では小さくなって頂けますか?」スロウスが、コテンと首をかしげながらセト神に聞いた。
「ああ、分かった。」セト神は人里へ降りる時に使う青年の姿になった。
「これでいいか?」セト神が青年の姿になり、スロウスに聞くと、スロウスは、はい。と返事をした。
「で、セト様は枕があれば寝れるんですよね?」スロウスはセト神に再度確認した。
「ん?ああ、枕さえあれば寝れる。」セト神がそう答えると、スロウスは自分の足をぽんぽんと叩いた。
「せっかく天気が良いのですからここで寝ましょうよ。睡眠は大切ですし、昨日引き止めてしまったお詫びに、私の事枕にしても大丈夫ですよ。」スロウスがセト神に言うと、セト神は、少し頬を赤くして、顔を逸らしながら、ボソリと、「…なら頼むわ…」と言った。
2分後…
『…案外すぐに寝ましたね…爆睡です』バックアップの少し呆れた声がスロウスの頭の中に響いた。
「あはは、でも、神サマって人間の姿にもなれるんだね。ビックリだよ。」
スロウスはバックアップと会話を始め、報告と今後の行動など、今後のことを話し合うことになった。
スロウスはバックアップの報告を聴きながら、寝ているセト神の顔をまじまじと見つめる。
……神様は、もっともっと、人のことを、人間のことを、見下しているものだと思っていた。
セト様は私の話を最後まで聞いてくれて、無下にしなくて、今までだったら目の前に現れたら即攻撃されたり追い返されたりだったのに。
「…セト様は…優しい神様なんですね…」スロウスはボソッと、バックアップにも聞こえないほど小さく、そう呟くとバックアップと今後どうするのかの話し合いに戻った。
約8時間後…セト神はベッドの上で目が覚めた。
姿は既に普段の姿に戻っていた。、
目が覚めた時にはもう既に、20時になろうとしていた。
「…俺、人間の膝で寝てた気がするが…ウーム…まあいいか…腹減ったしメシだメシ。」セト神は深く考えずにベッドから降りると、食堂へと向かった。
セト神が食堂に付くと、真っ先にバアル神がセト神に声をかけて来た。
「よう、セト。」バアル神がセト神の肩に手を置き、「お前も隅に置けない奴だな。」とニヤニヤしながらセト神に言った。
「あ?なんだよ、バアル。隅に置けないって。」セト神がよく分からないというふうにバアル神に聞いた。
「なにって、嬢ちゃんに足貸して貰ってたじゃねえかよ!!全く!!お前も隅に置けねえな!!ガッハッハッ!!」バアル神はもう既に酒が入っているようだった。
「…それがなんなんだよ…」セト神が興味が無さそうに聞くと、バアル神はまたガッハッハッと笑い。
「足を貸してくれるなんて、お前に気があるに決まってんだろ!!1発位チャンスあんじゃねぇのか?!言っとくが嬢ちゃんは結構な上玉だぜ?!ガッハッハッ!!」バアル神がペラペラと喋り出す。
「…はぁ…おいアナト…またバアル暴走してるぞ。」セト神がバアル神の妻の、アナト神を呼んだ。
「ああ、すまんなセト、こいつ…スロウスちゃんがくれた酒にハマっちまったらしくてな。飯は出来てるぞ。スロウスちゃんは神々の飯は食べれねえから中庭でなんか…れーしょん?ってのを食ってる。」アナト神がセト神の所へ行き、バアル神をセト神から引っペがし、席に戻る時にセト神に言った。
「…おう。」セト神は、レタスのサラダを食べ、寝室へ戻った。
(…中庭に人間いなかったが…どこに行ったんだ…?いや…気になる訳じゃねえ…明日居なくなったら困るだけだ…ああ…うん…)セト神は何故か自分に言い訳をしながら寝室へ戻った。
その日の夜、セト神はなかなか寝付けなかったらしい。
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