sebunzu警備員の日常

雨木

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久しぶりにプライドに会える気がします

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「スロウスちゃん~起きてるー?」アナト神がスロウスのいる客室の扉をノックした。
「…ふぁあい…起きてます…」スロウスはベットから起き上がりアナト神に寝ぼけまなこで返事をした。
スロウスはあくびをした後、ささっとsebunzuの支給制服に着替え、髪がボサボサだが気にせず外へ出る。
「おはようございます、アナト。」スロウスは部屋から出るとアナト神にあくびをしながら挨拶をした。
「…スロウスちゃんちょっと後ろを向いてもらえるかしら?」アナト神がスロウスに後ろを向くように促した。
「…?はい…?」スロウスがよく分からないながらも後ろを向く。
すると、アナト神がボサボサだったスロウスの髪を慣れた手つきでとかしてくれた。
ついでにスロウスの左横髪を1束ほど取り、三つ編みにしてリボンで結んだ。
「…あの…アナト…髪をとかしてくれた事はありがとうございます…ですが、三つ編みをする意味を見い出せません…」スロウスが不思議に思い、アナト神に聞いたが、「気分!!」と親指を立ててアナト神が自信満々に言ったことによりスロウスは意味は無いと悟った。
「そう言えばセトが呼んでたわよ?一人で行ける?」アナト神がスロウスに聞いた。
「…成功率は40%です…」スロウスが気まづそうにアナト神から目を逸らして言った。
「スロウスちゃん、なんでも出来るのに方向バカだもんね~」アナト神が悪気なくにこやかにスロウスに言った。
方向バカは、意図せずもスロウスの心にグサリと刺さった。
「ぐはっ……今、私の心に矢が10本位刺さりました……方向音痴を治すために善処します…」スロウスが半分涙目で言った。
「仕方無いから一緒に行きましょうかスロウスちゃん。」アナト神が、スロウスの手を引いてセト神の所へ連れていってくれた。
セト神の所へスロウスを連れてくると、アナト神はすぐに持ち場に戻って行ってしまった。
セト神とスロウスの間に少しの間沈黙が流れた。
「……お前なんで手を握られ…ぐはっ…」セト神がスロウスに聞こうとすると、途中でスロウスがセト神の下顎に蹴りを入れた。
セト神が椅子からずり落ちる。
「すいませんね…方向音痴なんですよ」スロウスが机の上でぷくっと頬を膨らまし、そっぽを向いて言った。
「…わ…分かった…でも俺お前の雇い主だぞ?!蹴るなよ!!」セト神が蹴られて赤くなった下顎をさすりながら椅子に座り直した。
「………それでなにか御用ですか?」スロウスがセト神の言葉をさらりと受け流し、セト神に言った。
「反省ぐらいしろよ!!」セト神が、少々涙目でスロウスに少々怒り気味に言った。
「いや…まあいいが…俺とホルスより上の神々に今日呼び出されてな、一緒に来い。」セト神がスロウスに指をさして言った。
「了解致しました。セト様準備をしてきます。出発の時はお声がけ下さいませ。」スロウスはセト神に返事をすると、お辞儀をして部屋を出た。
「…バックアップ君、もしかしてなんだけど、これって…」スロウスが少し考えた後にバックアップに声をかけた。
『…うーん…もしかしたらですが、べッティ・パピルスの前イベント。では無いでしょうか?たしか…セト神とホルス神がラー神達にアドバイスを貰って、一時和解し、同居する事になる。しかし、セト神はホルス神に危害を加えてホルス神の母、イシスに両腕を切り降ろされる。そしてそのあとの出来事でセト神はホルス神に負けた。と、神話上では多分、そうだったかと。』バックアップがスロウスへ調べたデータを送った。
「…セト様ってh……いえ…やっぱり止めておきましょう…」スロウスは、そうボソリと呟くと、バックアップにプライドに繋ぐように言った。
バックアップがプライドに繋げると、スロウスとプライドは何かを話していたがバックアップ達には聞き取れなかった。
「人間ー、そろそろ行くぞー」セト神がスロウスを中庭に呼びに来た。
「了解です。」スロウスがセト神に短く返事をしてセト神の元へ走っていった。
『スロウスさん、さっきプライドさんに繋いだ時に、何を話していたんですか?』バックアップがスロウスに少し気になって聞いた。
「ん?内緒」スロウスはそう言うとバックアップとの通信を切った。
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