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始まり
第4話 妹をティムさせられた
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私はクラブを辞め、イリスのサポートを受けて異世界と地球を行き来していた。ユグドラシルでは森からやっと出れたところで、街に向かっている最中だ。客に買って貰った車をユグドラシルに持ち込んで街に向かっている中で地球に戻るを繰り返している。
転移は行き先のイメージが大事なため、地球では問題がないがユグドラシルでは草原なので困っていたらイリスが場所を正確に把握してくれていたので助かった。
こうして地球とユグドラシルを行き来していた頃に一二三は研修医を辞め、ネットにてエアガンとバイオBB弾を購入していた。その上、エアガンは殺傷能力を改造し高めているという悪魔の所業。
「ただいまー」
家に帰ると
「七五三姉ちゃん、お帰り♡」
上機嫌な一二三に
「何を企んでるの?病院はどうした?」
不審な目を向けて問いかけた。
「その前にこっちに来てよ。」
一二三に腕を引かれて庭に出た。
庭には人型の文鎮が的のように鎮座している。何をする気だ?と一二三を見たら彼女は笑顔でエアガンで文鎮に向かって発砲した。
ガガガと音が鳴り文鎮が吹っ飛ばされた。
「これで私も異世界に行けるよね♡」
鉄の文鎮をエアガンで打ち抜いていた事に驚いた私は
「その武器はどうした!?」
と絶叫したのは言うまでもない。
「買って改造したに決まってるじゃん。」
えっへんと無い胸を張る一二三にお金が無いからって家から一番近い工業高校に行かすんじゃなかったと思った。
「これで自分の身は自分で守るよ!」
自信満々な一二三とハチの巣にされた文鎮を回収しリビングで話し合いをすることになった。
「異世界に連れて行くって言ってもね、どうやって連れて行って貰うつもりだったのよ?」
私の疑問に
「七五三姉ちゃんは魔物使いじゃん。私を契約したら良いんじゃね?」
呆気らかんと答える一二三。
「お前は人間であってモンスターじゃねーわっ!契約出来るわけないじゃん。」
「やって駄目なら諦めて別の病院で研修医として頑張るから!お願い!」
私の配下になりたいとは頭が沸いているのだろうか?
「その言葉、絶対に守ってよ!?」
「うん!その代わり契約出来たら異世界に連れてってね!」
「はいはい、じゃあそこに立って。」
目の前に立った一二三を契約してみると出来てしまった。
「嘘っ…契約成功するなんて」
呆然とする私に
「やったー!これで私も異世界に行けるぞー!」
歓喜する一二三。
「私のステータスは?」
こっちの気持ちをお構いなしでステータス確認したいと言い始めた一二三。
「ステータスオープンって唱えれば出てくるよ。」
「ふーん、そこはゲームって感じだね。ステータスオープン!」
ブンと表示された一二三のステータス画面。
---------STATUS---------
名前:ヒフミ(八一二三)
種族:人族
レベル:1
職業:医師の卵
年齢:24歳
体力:8
魔力:11
筋力:5
防御:6
知能:420
速度:1
運 :10
■装備:綿のシャツ・綿のスカート
■スキル:縁結び・鍛冶41
■ギフト:なし
■称 号:ナゴミの従魔
■加護:崇徳上皇・大国主大神
■ボーナスポイント:0pt
-------------------------------
「鍛冶が41って凄いの?」
一二三の質問に
「レベル1で鍛冶の熟練度が41って凄いわよ。熟練度は100でMAXになるんだから!」
鍛冶スキルのレベルが高い事に驚いた。
「でも鍛冶って戦闘に役に立たないね。七五三姉ちゃんのステータスも見せてよ!」
一二三のおねだりに私のステータス画面を表示させる。
「ボーナスポイントが2169000PTあるならPT統合を取得して私に有用なスキルを取得してよ!」
図々しいお願いをする一二三だが、魔法の一つもない状態で武器が改造エアガンだけというのも心許無い。
私は一二三の言う通りにPT統合を取得した。
「どんなスキルが欲しいの?」
「索敵、隠蔽、鑑定、水魔法、風魔法、火魔法、生活魔法、射撃、調合かな。七五三姉ちゃんも生活魔法は取得してた方が良いと思うよ。万が一お風呂に入れなかった時に便利だと思うし…」
一二三の提案に私は生活魔法を取得しておこうと心に決めた。風呂に入れないのに生活魔法のRefreshが使えないとなると困る。
「そうする。じゃあ、取得するね。って調合より薬師があるからそっちを取得するからね。」
「おけおけ~」
一二三の希望のスキルを取得したが
「スキルが0って意味ないじゃん!!これじゃあ、使えないし意味ない!」
スキル0と表示された。PT消費してスキル取得しても意味ないじゃないと怒ると一二三が
「土台はあるから地道に頑張れってことなのかな?う~ん………あっ!良いこと思い付いたかも♡」
パチンと指を鳴らして
「PTでスキルが取得できるなら、熟練度もPTで上げることが出来るんじゃない?」
ニヤっと悪い笑顔を浮かべた。
私は一二三の言う通りに索敵をタップしてみると0/100と表示されている。そこにPTをタップすると熟練度が1になった。
「……流石ゲーム脳…」
呆然とする私に
「やっぱりね!絶対に裏技があると思ったんだよ。出来るところまで上げてね!」
やったーと喜ぶ一二三。
私は全てのPTを消費して熟練度を上げたのだった。
転移は行き先のイメージが大事なため、地球では問題がないがユグドラシルでは草原なので困っていたらイリスが場所を正確に把握してくれていたので助かった。
こうして地球とユグドラシルを行き来していた頃に一二三は研修医を辞め、ネットにてエアガンとバイオBB弾を購入していた。その上、エアガンは殺傷能力を改造し高めているという悪魔の所業。
「ただいまー」
家に帰ると
「七五三姉ちゃん、お帰り♡」
上機嫌な一二三に
「何を企んでるの?病院はどうした?」
不審な目を向けて問いかけた。
「その前にこっちに来てよ。」
一二三に腕を引かれて庭に出た。
庭には人型の文鎮が的のように鎮座している。何をする気だ?と一二三を見たら彼女は笑顔でエアガンで文鎮に向かって発砲した。
ガガガと音が鳴り文鎮が吹っ飛ばされた。
「これで私も異世界に行けるよね♡」
鉄の文鎮をエアガンで打ち抜いていた事に驚いた私は
「その武器はどうした!?」
と絶叫したのは言うまでもない。
「買って改造したに決まってるじゃん。」
えっへんと無い胸を張る一二三にお金が無いからって家から一番近い工業高校に行かすんじゃなかったと思った。
「これで自分の身は自分で守るよ!」
自信満々な一二三とハチの巣にされた文鎮を回収しリビングで話し合いをすることになった。
「異世界に連れて行くって言ってもね、どうやって連れて行って貰うつもりだったのよ?」
私の疑問に
「七五三姉ちゃんは魔物使いじゃん。私を契約したら良いんじゃね?」
呆気らかんと答える一二三。
「お前は人間であってモンスターじゃねーわっ!契約出来るわけないじゃん。」
「やって駄目なら諦めて別の病院で研修医として頑張るから!お願い!」
私の配下になりたいとは頭が沸いているのだろうか?
「その言葉、絶対に守ってよ!?」
「うん!その代わり契約出来たら異世界に連れてってね!」
「はいはい、じゃあそこに立って。」
目の前に立った一二三を契約してみると出来てしまった。
「嘘っ…契約成功するなんて」
呆然とする私に
「やったー!これで私も異世界に行けるぞー!」
歓喜する一二三。
「私のステータスは?」
こっちの気持ちをお構いなしでステータス確認したいと言い始めた一二三。
「ステータスオープンって唱えれば出てくるよ。」
「ふーん、そこはゲームって感じだね。ステータスオープン!」
ブンと表示された一二三のステータス画面。
---------STATUS---------
名前:ヒフミ(八一二三)
種族:人族
レベル:1
職業:医師の卵
年齢:24歳
体力:8
魔力:11
筋力:5
防御:6
知能:420
速度:1
運 :10
■装備:綿のシャツ・綿のスカート
■スキル:縁結び・鍛冶41
■ギフト:なし
■称 号:ナゴミの従魔
■加護:崇徳上皇・大国主大神
■ボーナスポイント:0pt
-------------------------------
「鍛冶が41って凄いの?」
一二三の質問に
「レベル1で鍛冶の熟練度が41って凄いわよ。熟練度は100でMAXになるんだから!」
鍛冶スキルのレベルが高い事に驚いた。
「でも鍛冶って戦闘に役に立たないね。七五三姉ちゃんのステータスも見せてよ!」
一二三のおねだりに私のステータス画面を表示させる。
「ボーナスポイントが2169000PTあるならPT統合を取得して私に有用なスキルを取得してよ!」
図々しいお願いをする一二三だが、魔法の一つもない状態で武器が改造エアガンだけというのも心許無い。
私は一二三の言う通りにPT統合を取得した。
「どんなスキルが欲しいの?」
「索敵、隠蔽、鑑定、水魔法、風魔法、火魔法、生活魔法、射撃、調合かな。七五三姉ちゃんも生活魔法は取得してた方が良いと思うよ。万が一お風呂に入れなかった時に便利だと思うし…」
一二三の提案に私は生活魔法を取得しておこうと心に決めた。風呂に入れないのに生活魔法のRefreshが使えないとなると困る。
「そうする。じゃあ、取得するね。って調合より薬師があるからそっちを取得するからね。」
「おけおけ~」
一二三の希望のスキルを取得したが
「スキルが0って意味ないじゃん!!これじゃあ、使えないし意味ない!」
スキル0と表示された。PT消費してスキル取得しても意味ないじゃないと怒ると一二三が
「土台はあるから地道に頑張れってことなのかな?う~ん………あっ!良いこと思い付いたかも♡」
パチンと指を鳴らして
「PTでスキルが取得できるなら、熟練度もPTで上げることが出来るんじゃない?」
ニヤっと悪い笑顔を浮かべた。
私は一二三の言う通りに索敵をタップしてみると0/100と表示されている。そこにPTをタップすると熟練度が1になった。
「……流石ゲーム脳…」
呆然とする私に
「やっぱりね!絶対に裏技があると思ったんだよ。出来るところまで上げてね!」
やったーと喜ぶ一二三。
私は全てのPTを消費して熟練度を上げたのだった。
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