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3 探したら膣がありました
1 探したら膣がありました 改
しおりを挟む朝、起きるとパンツが床に落ちていた。
眠るときとは違うシーツに替えられている。
胸が腫れぼったい。先端が擦れて痛い。
手で撫でると、やっぱり以前より胸が大きくなっているような気がする。
結ばれる場所に触れようとしたとき、睾丸の後ろが濡れていた。
のぞき込もうとしたが、見ることはできなかった。
起き上がり、勉強机から手鏡を取り出して、床に膝を立てて、足を開いた。
睾丸の後ろがふっくら膨らんでいた。中央に割れ目があり、襞を開くと小さな穴があった。まわりが赤くなっている。
手で触れると、指が入っていく。中指が全部入ってしまった。
指を動かすと、いつも夢で見ている感じがして、中からくちゅくちゅと濡れた音がする。指の間から、白濁とぬめる粘液が出てくる。
触れていない欲望が起ち上がってきて、びっくりして、指を引き抜いた。
「これなに?」
匂いを嗅ぐと精液の匂いがする。
(響ちゃんが入れたんだ)
パンツをはいて、お風呂場に走って行った。
手には手鏡を持ったままで。
お風呂の中で裸になり、シャワーを出す。
誰かが入ってこないように、入っていることを知らせるために。
バスチェアーに座って足を開いた。
鏡でじっとそこを見る。
奈都の性器は、全体的に小さい。
学校では恥ずかしいので、いつも個室を使っている。
性器も小さいし、睾丸も小指の先ほどしかない。
指で睾丸に触れた後、小さな女性器のようなそこに触れる。
薄い襞をめくっていくと、小さく口を開いた場所が見えた。
充血した小さな穴から、白い液体が流れている。
指を入れても痛くはない。
夢の中での行為を思い出し、そこに何度も指を入れると、男性器が勃起して弾けてしまった。
呼吸が乱れて、肩が揺れる。
(響ちゃんは、知ってた)
何度も触れられた記憶もあるし、小さな穴は、赤く充血している。触れられている証拠だ。精液まで流れている。
最後にお尻に指を入れると、そこからも白い精液が流れて出てくる。
シャワーに濡れながら、奈都は頭を抱えた。
涙が出てくる。
両性具有という言葉を聞いたことがあった。
お風呂場から出ると、素早く服を着て部屋に戻る。
鏡をしまって、スマホを手にした。
涙が止まらない。
泣きながら、『両性具有』という言葉を検索して探していく。
いつまでも起きてこない奈都を心配して、響介と亜稀が部屋にやってきた。
「奈都、どうかしたのか?扉を開けるよ」
響介が扉を開けた。
スマホを隠して、布団を被った。布団の中で涙を拭う。
「体調悪いのか?」
「頭が痛いんだ。今日は学校休む」
亜稀が部屋から出てすぐに戻ってきた。
「体温測って」
布団を捲られてしまった。
「うん」
熱などないとわかっていても、それに従う。
ピピピ!
電子音が鳴って、体温計を響介にわたす。
「熱はないね。風邪の引き始めかな?」
「ご飯作らなくてごめん。もう少し眠りたい」
二人に背中を向けた。
「学校には連絡しておくよ。ゆっくり休みなさい」
響介が奈都の頭を撫でて、部屋から出て行く。
亜稀は、じっと奈都を見ていた。
「奈都、何かあったのか?」
「なにもない」
「一人で泣くなよ」
亜稀が背中から抱きしめてくる。暖かい体が重なり、亜稀の優しさにまた涙が出てきた。
「亜稀、遅刻するよ」
「早く帰ってくるから」
「うん」
亜稀はティッシュボックスを取ると、奈都の前に置いて、部屋から出て行った。
扉が閉まった後に、またスマホで検索した。
けれど、詳しいことはなにも載ってなかった。
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