唯一の恋

綾月百花   

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3   探したら膣がありました

4  お兄ちゃんに相談したら処女喪失しました      改改

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 亜稀が学校へ行ってしばらく経ってから、着替えて奈都は部屋から出て行った。
 ショートパンツに胸が目立たないように、サイズの大きなだぼっとしたトレーナーだ。袖が長いので、手首で何度も折っている。
 喉が渇いていた。
 食欲はないが何か飲みたい。
 台所に行くと、亜稀が作ったのか、焦げた卵焼きと簡単な朝食が置かれていた。
 習慣で温かな紅茶を淹れて、蜂蜜をたっぷり垂らす。
 紅茶を飲みながら、亜稀が作った朝食を食べる。トーストは食べたくなかった。
 顔を洗って化粧水を付けると、部屋に戻る。
「奈都」
 振り向くと響介が立っていた。
 普段着にしている浴衣を着ている。
「悩み事があるんだろう?僕の部屋においで」
「響ちゃんは仕事があるから」
「奈都は僕の大切な兄弟で、特別な恋人だよ。奈都以上に大切なものはない。おいで」
 響介は先に歩き出してしまう。
 奈都は響介の後から、ついていった。
 

 響介の部屋は二部屋を使っている。襖を外して、仕事部屋と寝室に分けている。
 響介は仕事部屋ではなく、寝室に奈都を招いた。
 寝室にはお昼寝用にカウチが置かれている。
 そこに並んで座った。
「何を悩んでいるの?」
「響ちゃん、おちんちん見せて」
 響介がビックリしたような顔をしたあと、笑った。
「ここでいいか?」
「どこでもいい」
 奈都はソファーから降りて、響介の前に正座した。
 響介はいったん立ち上がって、下着を脱ぐとソファーに座り直した。奈都の顔を見た後、浴衣のあわせを開いた。
 立派な男性器がそこにあった。
「さわってもいい?」
「いいよ」
 奈都は勃起してない男性器をじっと見た。大きさは奈都のものよりずっと大きい。大人と子供の差くらいだ。そっと掴んで睾丸をじっと見る。奈都のモノとは比べものにならない大きさをしていた。
 首を傾げて、その下をのぞき込む。
 指先でそっと性器から肛門へとなぞる。
 奈都にあったものは、響介にはなかった。
「ありがとう」
 手を放して、浴衣を元に戻す。
 また涙が流れてきた。
「奈都は気づいてしまったんだね」
「響ちゃんはいつから知ってたの?」
「奈都が赤ちゃんだった頃から」
「そんなに昔から?」
「そうだね」
 響介の手が奈都を抱き上げて膝に載せた。
「響ちゃんは僕が普通じゃないから、珍しい体だから抱いたの?」
「奈都が好きだからだと言っただろう」
 響介は奈都の服を脱がせていく。
 だぼっとしたトレーナーを脱がされて、Tシャツも脱がされる。緩いショートパンツと下着も脱がされた。
 響介の手が胸に触れる。
「胸、擦れて痛いだろう?大きくなってきてる」
「うん。擦れて痛い」
「下着を着けるのは嫌か?」
「女に思われる」
「奈都の体は男と女が混ざってるから恥ずかしくはない」
 足を広げられると、小さな穴に指を入れられた。
 甘い痺れにぞくりとした。
 指が動くと、自身の性器が起ち上がってくる。
 このままでは射精してしまう。
 急いで響介の手を握った。
「響ちゃん駄目」
 いったん体の中から指を抜くと、響介は奈都を抱いたまま立ち上がり、カウチに横にさせる。
「毎日触ってるから、柔らかくなってるよ」
「響ちゃん、ここに入れたの?」
(眠っている間に、僕の知らなかった女の子の場所を奪われてしまったの?)
 それはあまりにもショックだ。初めて気付いたのに、処女ではなかったなんて。
「穴を広げて射精をしただけだよ。今朝は奈都を抱きたくて、僕でいっぱいにした。だから気づいてしまったのかな」
「溢れて出てきた」
(やっぱり響ちゃんだ。無理矢理奪うようなことはしてない)
「ビックリさせてごめんね」
 触れるだけのキスが唇に触れた。
 胸が甘酸っぱく疼く。
「ここに僕のを入れてもいいか?」
「え?」
 奈都のそこは普通の女性器よりずっと小さい。
 今まで気づかなかったほど。
「破瓜の傷みは誰にでもあると聞いている。だから初めては痛いかもしれないけど」
「待って。入らないよ。僕のは小さすぎる」
「そうだね、奈都のパーツはどれも小さめだ。でもね、ほら」
 足を開かされ、小さな穴に、今度は指先が二本入ってきた。
 指が体内で動く。
「これ以上指を増やすと、処女膜が破れるかもしれないから入れてない。だけど、奈都のここは僕を受け入れるだけの柔らかさも深さもある」
「僕は男じゃなくて、女なの?」
「どっちの性も持ってるけど、奈都は誰かを抱きたいと思ったことはある?」
「ないよ」
「僕に抱かれて、どうだった?」
「僕は・・・」
(いつも夢で幸せだった。気持ちよくて、幸せだった!)
「響ちゃんはここも欲しいの?」
「ああ、寝ている間に奪う前に奈都の許可が欲しかった」
「ここ赤くなってた」
「毎日触っているからね」
 奈都の頬が赤くなる。
「射精もしてる」
「初めての日から毎日射精してる。奈都の体は全部欲しいんだ」
 指が浅い場所を愛撫している。
 気持ちがよくて、喘ぎ声が出そうだ。
「いいか?」
 奈都は頷いた。
 いつか奪われるなら起きているときがいい。
 体内から指が出て行く。
 足を広げられ、奈都の小さな女性器をすべて口に含むようにキスをされた。
「あああっ、響ちゃん、やっぱり怖い」
 舌先が、襞を一枚ずつ広げていく。
 何かを噛まれて、震えるような快感に声を上げた。
「あああん」
「そう、声は我慢しないで、その方が辛くないはずだ」
「うん」
 また舌先が小さな花心を捲って、とうとう舌先が体内に入ってくる。
「響ちゃん、いや」
 ぺろぺろと舐められて、時折、奥まで舌が入ってくる。
「舐めないで」
 ぐちゅぐちゅに濡らされて、やっと響介が顔をあげた。
「好きだよ。奈都」
 衣擦れの音がして、響介は立ち上がって、体の重なってくる。
 響介の勃起した男根があてがわれて、いっぱいに広げられる。
 奈都の女の子の部分より大きそうな響介の亀頭が小さな膣口を押し広げてくる。
「響ちゃん、痛い、痛い。いたい・・・」
 上に逃げる体を押し戻されて、響介が強引に体内に入ってくる。
 かすかに鉄の匂いがする。
「あ、あ、いたい、いたい・・・うううっ」
 泣きながら響介の浴衣にしがみつく。
 響介は抜くつもりはないようで、ひたすら狭い膣を広げていく。
 痛みで、奈都の足の指がぎゅっと丸くなる。
 何度も奈都の手が、浴衣を握り直す。
「奈都の中は狭いな。きつきつで動くのが大変だ」
「ううううっ」
「ほら、全部入った」
 涙を流しながら、奈都は頷く。
「これで奈都の全部を手に入れた」
「うん」
「初めてだから、痛いだけかもしれないけど、これから慣れていくから」
「これからもするの?」
「今日みたい痛くはないはずだ。奈都は二つの穴があるから、どちらでもできるな」
 奈都は震える手で唇を押さえる。
(僕は今、本当に女になったんだ)
「抱かれるのは嫌か?」
 奈都は首を左右に振る。
 夢の中で、いつも気持ちよくて幸せだ。
 起きてるときに抱かれるのは、ほとんどないが。
「今日の奈都は女の子だ。たまには女の子もいいだろう?」
 響介が体を揺すり出す。
「いや、やっぱり痛い」
「少しだけ、我慢して」
 響介の手が胸に触れて、揉みしだく。先端を摘ままれ、嬌声をあげた。
「響ちゃん、体が変だよ」
 体内の全てが響介に絡みつく。
 気持ちよすぎて、奈都の欲望が弾けた。
 中を突かれるたびに、奈都の男の部分が我慢できないほど勃起する。
「僕も我慢できない」
 中出しされて、体の奥が熱く感じる。
 射精したのに、響介は何度も奥を突く。
 奈都も何度も射精していた。
 痛みは知らぬ間になくなっていた。
 新しくできた穴に何度も射精して体内から性器を抜くと、今度は後孔へと入れていく。
「あああっ」
 一気に奥まで貫かれ、体が浮き上がる。
 膣からは血と混ざった白濁が流れていく。
「どっちが好きだ?」
「どっちも」
 響介が笑った。
「僕もどっちも好きだ。一番好きなのは奈都だよ」
「僕も響ちゃんが好き」
「やっと好きと言ってくれたね」
 何度目か後孔に楔を貫かれて、稲妻のような鋭い快感に奈都は意識を手放していた。


 体を綺麗に清められ、奈都は響介の寝室の布団に寝かされていた。
 身につけているのは響介の浴衣だ。サイズは大きいが寝ている分には関係ない。
 静かに眠る奈都を見ながら、響介は仕事を始める。
 いつまでも抱いていたいほど、奈都はかわいい。
 昨晩は奈都が自分で気づくような抱き方をした。
 このまま教えないでいることも愛情だが、教えてやるのも愛情だ。
 両親が旅立った今、奈都に秘密を教えてあげられるのは響介しかいない。
 朝、起きてこなかったことで、奈都がショックを受けていると気づいていた。
 すべてを受け止めるつもりで仕掛けた。
 奈都の初めてを今日、奪うつもりだった。
 男だと思い込んでいる奈都を、女として抱いた。
 誰かに奪われる前に、響介が奪わなければならない。
 奈都の初めての男は、自分でありたいと響介は、ずっと思っていた。
 やっと奈都のために用意していた下着をわたせる。
 このまま女の子として、生きてくれてもいい。もちろん、男として生きてくれてもいい。
 奈都が愛してくれるだけでいい。
 それだけで満たされる。
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