唯一の恋

綾月百花   

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番外編 ☆ 平等に愛して♪湯煙温泉旅行編 ☆

5   ほんとうに無理なの

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 奈都の膣にどちらが入れるか、響介と亜稀は言い合いを始めた。
「奈都との子供を作るために、毎日、奈都に注いでいるんだ。おまえが抱いて子供ができたら、どちらの子かわからなくなるだろう?」
「俺の子でもいいだろう?俺だって奈都との子が欲しい」
「おまえはまだ生活力がない。責任が取れないから、前には入れさせられない」
 亜稀は顔を顰めた。
 響介が言うように、亜稀には奈都を養うことができない。
 まだ高校二年生の亜稀は、どう頑張っても奈都より年上にもなれないし、響介と同等の経済力もない。
「くそっ」
「奈都を抱きたいなら、おまえは後ろだ。嫌なら、奈都に触るな」
 奈都を挟んで、響介と亜稀が言い合いをしている。
 喧嘩はして欲しくはない。
 けれど、響介の言っている意味も理解できる。
 毎日、響介と抱き合っている奈都は、どれほど響介が奈都の子供を欲しがっているか知っているから。
「いいよ。後ろで。いつか追い抜いてやる」
 響介が鼻で嗤った。
「僕たちが結婚したら、もう触らせてやらないし。今はお試しだから、触らせてやっているだけだ」
「なんだと!」
 声を上げた亜稀を、奈都は落ち着かせる。
「亜稀、声が大きいよ。隣の部屋の人に聞こえちゃう」
「キスは先にくれるよな?」
「え?」
 奈都は顔を赤らめる。
 三人ですることが決定しているようだ。
「一人ずつじゃ駄目なの?」
「見てるだけで嫉妬する」
 亜稀がぽつりと言った。
「三人でしても嫉妬するけどね」
 響介も嫉妬すると言う。
 奈都は頭を抱える。
 体は一つしかないのに。
「奈都は僕のを自分で入れてみて」
「ええ?」
 奈都は今までしてもらいばかりで、自分で行動を起こしたことはない。
「嫌だ」
 奈都は二人から逃げだそうとして、響介と亜稀に捕まった。
「仕方ないな」
 響介は奈都の浴衣を脱がすと、奈都を組み敷いた。
「平等にしてみたいんだろう?」
 響介の楔が小さな女の子の部分に入ってきて、奈都は響介にしがみついた。
「響ちゃん、きつい」
 胸を揉みながら、スイングを少しずつ速くしていく。
「やああん」
 敏感な体がビクビクと震えて、奈都の小さな欲望から蜜が出てくる。
 一度射精して、華奢な体を抱きしめた。
 隣で亜稀が不機嫌な顔をしている。
 響介は奈都を抱きしめたまま、布団の上を回転して、奈都を騎乗位にさせた。
「拗ねてないで、してみたら?」
 亜稀は浴衣を脱いだ。


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