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2 高校に行けるんですか?
7 青龍様とのデート
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唯は以前の高校で友人たちと戯れるような触れ合いをしていたが、香奈たちとは、少し距離を置いた友人として過ごすように努めた。
体に触れさせないように気をつけた。
香奈たちが鬼になるのも、自分が食べられるのも嫌だ。
かといって、高校に通わない選択もしたくない。
屋敷にいると、禊ぎの後掃除をして、後はやることがない。
退屈なのは嫌だし、高校の制服を着られなくなるのも嫌だ。
女の子らしい下着を着るのも好きだし、ふわりと揺れるスカートの感覚が好きだ。
綺麗な着物を着ていても、あまり心は躍らない。
高校で楽しみが一つ増えた。
毎日、龍之介と池の畔を散歩して、口づけを交わす。
甘美な霊気が体を癒やしてくれる。
唯の体は、もう目眩を起こすこともなく、普通に過ごせるようになった。
「龍之介様も高校に通いたかったのですか?」
「いや、唯の姿を見るために来ているだけだ」
唯の頬が赤くなる。
「唯は俺を好きになったか?」
「はい。お慕いしています」
龍之介のそばにいると、幸せだ。
口づけされると、胸がドキドキするし、縋り付きたくなる。
実際、唯は龍之介に縋り付いて、龍之介に抱きしめられている。
愛されていると感じるほど、満たされている。
「祝言はいつがよいかの?」
「祝言、結婚ですか?」
「唯と早く結ばれたいものだ」
スカート中に龍之介の手が忍び込んできて、唯は慌てて、龍之介から離れる。
「龍之介様、いけません。処女でなくなったら、木の肥やしになってしまいます」
龍之介は笑うと、唯の綺麗な髪を撫でた。
「他の男を寄せ付けるつもりはないが、他の誰が来ても、今のように拒んでくれ。唯を手放したくはない」
「はい、龍之介様」
唯は微笑む。
龍之介様となら結ばれてもいいと、唯は思っている。
「婚礼の衣装はどんなのがいいか、想像してみなさい」
「え?」
唯は頭の中でいろんな想像をする。
レースのスカートにリボンのついたウエディングドレス。
白もいいけどピンクや赤、黄色も綺麗だ。
ゲームで見たお姫様が着ていた衣装も可愛い。
想像していると、楽しくて、唯はずっと微笑んでいる。
それを見ている龍之介も楽しそうだ。
授業も忘れて、唯は龍之介と高校の池の畔にあるベンチに座っていた。
「愛らしいな」
「私が想像しているの、わかるんですか?」
「神の端くれなのでな」
「すみません。龍之介様と一緒にいると、龍之介様が青龍様だということを忘れてしまいます」
唯は恭しく、頭を下げる。
「龍之介様、そろそろ下校の時間だ」
辰巳が龍之介を迎えに来た。
「あ、私、授業も忘れて、ずっと龍之介様と」
唯は目が覚めるように、両手を口元に持っていき慌てている。
「唯はその制服が着たかったのだろう」
「はい。私、着物より洋服の方が好きなんです」
「破天荒な花嫁だ」
龍之介は唯に口づけをすると、その体を抱きしめて瞬間移動をして教室に届けた。
「さあ、帰る準備をしてきなさい」
「はい、龍之介様」
唯は自分の机に向かって駆けて、片付けをしながら、友人たちと会話を交わし、手を振って別れた。
唯が御嵩家の車に乗り込むのを見送って、龍之介と辰巳は龍の姿で龍道を飛んだ。
「結婚はいいぞ、龍之介」
「辰巳に先を越されてしまったな」
「唯は龍之介に恋をしておる」
「ああ、唯の心を見ていればわかる。指輪ができ次第、婚礼をするつもりだ」
二頭の龍神は、聖域である地底湖に入り神殿に入る。
「青波」
「お帰りなさいませ」
グレーの髪色をした青波は、もともと白龍だ。
一万年以上の歳を迎えて、神殿の医師になったのは、先々代の青龍の時期だ。
実年齢を知る者はいない。
人の姿で医術を学び、薬師の資格も持っている。変わり者だが何でもこなす。
趣味は花姫の処女検査だが、それは誰にも秘密にしている。
「唯の婚礼の指輪はできたか?」
「まだでございます」
「早めに作ってくれ、唯を早く俺のものにしたい」
「龍之介様、あまり唯を構うと、他の花姫たちが嫉妬しますよ」
「ああ、そうだった。青波は花姫はいらぬか?」
「残った花姫は、よい素材がおらぬ」
青波は興味がなさそうに言って、嫌そうに顔を顰めた。
「また花姫の生る木に願ってくれ」
「俺には、もう花姫はいらぬ」
龍之介はきっぱり答えた。
側室をもつ神もいるが、先代の青龍様も妃は一人だけしか召されなかった。
龍之介も他の花姫には興味はない。
「龍神たちが嘆くだろう。花姫がおらぬと仕事を無くすものもおる」
白衣を羽織った青波は、作業に戻る。
「青龍様はお仕事をなさってください」
辰巳はわざわざ龍之介とは呼ばずに神の名を呼ぶ。
「今日も願い事がたくさん届いております」
「代わりに辰巳が行えばよい」
「青龍神社の生き神様は龍之介様でございます」
すました顔で友人は言うと、すっと龍神の姿に戻り神殿を出て行く。
「私は、戻らせていただきます」
「新婚の邪魔をして悪かったな」
「千鶴は私を受け入れる体にはなっておりません。指輪もできておりませんので、残念ながら正式な花嫁にはまだなっておりません」
龍之介も龍神の姿に戻り、青龍神社の奥にある地下神殿に戻った。
体に触れさせないように気をつけた。
香奈たちが鬼になるのも、自分が食べられるのも嫌だ。
かといって、高校に通わない選択もしたくない。
屋敷にいると、禊ぎの後掃除をして、後はやることがない。
退屈なのは嫌だし、高校の制服を着られなくなるのも嫌だ。
女の子らしい下着を着るのも好きだし、ふわりと揺れるスカートの感覚が好きだ。
綺麗な着物を着ていても、あまり心は躍らない。
高校で楽しみが一つ増えた。
毎日、龍之介と池の畔を散歩して、口づけを交わす。
甘美な霊気が体を癒やしてくれる。
唯の体は、もう目眩を起こすこともなく、普通に過ごせるようになった。
「龍之介様も高校に通いたかったのですか?」
「いや、唯の姿を見るために来ているだけだ」
唯の頬が赤くなる。
「唯は俺を好きになったか?」
「はい。お慕いしています」
龍之介のそばにいると、幸せだ。
口づけされると、胸がドキドキするし、縋り付きたくなる。
実際、唯は龍之介に縋り付いて、龍之介に抱きしめられている。
愛されていると感じるほど、満たされている。
「祝言はいつがよいかの?」
「祝言、結婚ですか?」
「唯と早く結ばれたいものだ」
スカート中に龍之介の手が忍び込んできて、唯は慌てて、龍之介から離れる。
「龍之介様、いけません。処女でなくなったら、木の肥やしになってしまいます」
龍之介は笑うと、唯の綺麗な髪を撫でた。
「他の男を寄せ付けるつもりはないが、他の誰が来ても、今のように拒んでくれ。唯を手放したくはない」
「はい、龍之介様」
唯は微笑む。
龍之介様となら結ばれてもいいと、唯は思っている。
「婚礼の衣装はどんなのがいいか、想像してみなさい」
「え?」
唯は頭の中でいろんな想像をする。
レースのスカートにリボンのついたウエディングドレス。
白もいいけどピンクや赤、黄色も綺麗だ。
ゲームで見たお姫様が着ていた衣装も可愛い。
想像していると、楽しくて、唯はずっと微笑んでいる。
それを見ている龍之介も楽しそうだ。
授業も忘れて、唯は龍之介と高校の池の畔にあるベンチに座っていた。
「愛らしいな」
「私が想像しているの、わかるんですか?」
「神の端くれなのでな」
「すみません。龍之介様と一緒にいると、龍之介様が青龍様だということを忘れてしまいます」
唯は恭しく、頭を下げる。
「龍之介様、そろそろ下校の時間だ」
辰巳が龍之介を迎えに来た。
「あ、私、授業も忘れて、ずっと龍之介様と」
唯は目が覚めるように、両手を口元に持っていき慌てている。
「唯はその制服が着たかったのだろう」
「はい。私、着物より洋服の方が好きなんです」
「破天荒な花嫁だ」
龍之介は唯に口づけをすると、その体を抱きしめて瞬間移動をして教室に届けた。
「さあ、帰る準備をしてきなさい」
「はい、龍之介様」
唯は自分の机に向かって駆けて、片付けをしながら、友人たちと会話を交わし、手を振って別れた。
唯が御嵩家の車に乗り込むのを見送って、龍之介と辰巳は龍の姿で龍道を飛んだ。
「結婚はいいぞ、龍之介」
「辰巳に先を越されてしまったな」
「唯は龍之介に恋をしておる」
「ああ、唯の心を見ていればわかる。指輪ができ次第、婚礼をするつもりだ」
二頭の龍神は、聖域である地底湖に入り神殿に入る。
「青波」
「お帰りなさいませ」
グレーの髪色をした青波は、もともと白龍だ。
一万年以上の歳を迎えて、神殿の医師になったのは、先々代の青龍の時期だ。
実年齢を知る者はいない。
人の姿で医術を学び、薬師の資格も持っている。変わり者だが何でもこなす。
趣味は花姫の処女検査だが、それは誰にも秘密にしている。
「唯の婚礼の指輪はできたか?」
「まだでございます」
「早めに作ってくれ、唯を早く俺のものにしたい」
「龍之介様、あまり唯を構うと、他の花姫たちが嫉妬しますよ」
「ああ、そうだった。青波は花姫はいらぬか?」
「残った花姫は、よい素材がおらぬ」
青波は興味がなさそうに言って、嫌そうに顔を顰めた。
「また花姫の生る木に願ってくれ」
「俺には、もう花姫はいらぬ」
龍之介はきっぱり答えた。
側室をもつ神もいるが、先代の青龍様も妃は一人だけしか召されなかった。
龍之介も他の花姫には興味はない。
「龍神たちが嘆くだろう。花姫がおらぬと仕事を無くすものもおる」
白衣を羽織った青波は、作業に戻る。
「青龍様はお仕事をなさってください」
辰巳はわざわざ龍之介とは呼ばずに神の名を呼ぶ。
「今日も願い事がたくさん届いております」
「代わりに辰巳が行えばよい」
「青龍神社の生き神様は龍之介様でございます」
すました顔で友人は言うと、すっと龍神の姿に戻り神殿を出て行く。
「私は、戻らせていただきます」
「新婚の邪魔をして悪かったな」
「千鶴は私を受け入れる体にはなっておりません。指輪もできておりませんので、残念ながら正式な花嫁にはまだなっておりません」
龍之介も龍神の姿に戻り、青龍神社の奥にある地下神殿に戻った。
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