花姫だという私は青龍様と結婚します

綾月百花   

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4   青龍様の弟に迫られています

2   浮気は嫌です

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 龍之介が神事を行っている間に、龍之介の弟の龍磨が部屋を訪ねてくるようになった。


「唯ちゃん、お散歩行こ」


 とても軽い調子で唯を誘いにやってくる。

 唯は助けを求めるように、達樹とみのりに視線を送るが、相手が神なので、二人は何もできないでいる。


「今は勉強の時間なんです」

「なんの勉強をしてるの?」

「髪の結い方です」

「唯ちゃんの髪はストレートで綺麗だから、下ろしていた方が可愛いよ」

「身だしなみの一つですので」


 龍磨が唯の髪に触れる。


「やめてください」


 この体の全部は龍之介のためのものだ。

 誰にも触れられたくはない。

 唯が立ち上がると、龍磨が顔を近づけてくる。

 両手で顔を覆い、亀のように畳の上に跪く。

「そんな格好をしていると、押し倒しちゃうよ」

「いやです」

「俺って嫌われてる?」

「お慕いしているのは龍之介様です」


 長い髪を引っ張られ、顔を上げさせられる。


「痛いです」

「顔を見せてよ」


 達樹もみのりも相手が青龍様の一族なので、手を出せない。ただ心配そうに二人の成り行きを見守るしかない。


「俺たち兄弟だから、似てるだろう?目の色が違うくらいしか変わらねえ」

「龍之介様は、乱暴はしません。優しくしてくださいます」

「俺、セックスはうまいよ。人間界でやりまくってるから。俺としない?」

「しません」

「頑固だね」


 畳に押し倒されて、唯は目を閉じる。


「龍之介様お助けください。唯は木の肥やしにはなりたくありません」


 龍之介が現れて、龍磨の体を投げ飛ばした。

 青い目が光り輝いている。


「兄ちゃん、酷いな」

「龍磨、花姫は処女でなくなったら死なねばならない。母に聞いてこい」

「何だよ、それ。今時、処女でない女の方が天然記念物だ」

「唯に触れるな」



 龍之介は唯を抱えて、瞬間移動した。

 青龍神社の地下にある地下神殿だ。その奥に洞窟が続いている。


「唯はここで俺と過ごせ」


 龍之介は青龍の姿に戻っている。

 ここで参拝者の言葉を聞き、願い事を叶えている。

 龍之介が不在の時でも、願い事はこの洞窟に溜まっていくらしいが、溜まりすぎると履けなくなるらしい。神様が徹夜をして、神事をする姿は想像したくはない。

 龍之介の指が唯を掬い上げ、龍之介の腕に乗せてくれる。


「怖かったです」

 唯は龍之介にしがみついて、涙を流していた。

 触れる鱗は冷たいが、漲る霊気が唯を暖かく包む。

 いつの間にか、青龍様の上で眠っていた。


……
…………
………………



『唯、起きろ』

 体を揺すられて、唯は目を覚ました。

「唯を抱きたい」

 唯は頬を染めて頷いた。

 龍神の指が唯を神殿の床に下ろすと、龍之介は人の姿になる。

 抱きしめられて、龍之介だけが入ることのできる花姫の生る木が植わる木が見える座敷に連れてこられた。

 口づけを交わしながら、いつの間にか現れた布団に横にされる。

 帯を緩められ、着物が脱がされていく。

 龍之介の口づけは麻薬のように体を痺れさせる。気持ちが良くて抵抗することができない。胸を愛撫されながら、深く舌を絡め合わせる。口づけが徐々に下に降りていく。胸を吸われて、甘く噛まれると、甘い疼きが体中に広がり、目がとろんとしてくる。

 龍之介は甘い花姫の蜜を飲んでいる。龍之介が望むだけ、蜜は溢れてくる。

 唯の薄く開いた唇が赤く色づいていく。

 花姫の蜜をたっぷり飲むと、唇は徐々に下へとおりて、足を大きく広げさせられる。

 龍之介の唇が処女膜を傷つけないように、膣口を愛撫し、舌先で膣の中に入り込んでいく。

 強烈な霊気で、唯は気持ちよく体を投げ出す。膣の中を抽挿し、唯はあまりの快感に、膣を痙攣させる。

「あああっ」

 腰が揺れそうになって、龍之介に腰を支えられる。

 処女膜は傷つけてはいけない。危険なセックスだ。龍之介も慎重に唯の体を愛撫する。

 花の香りが部屋中に満ちていく。唯の快感が深いほど、濃くなる香りだ。

 万年桜の花が更に開いていく。ひらひら散りながら新しく花を咲かせていく。

 子宮の中まで愛撫して更に奥まで舌先を進める。卵管を通り、卵巣まで愛撫する。子種を舐めて霊気を注ぐ。唯の中で卵が生まれて卵管へと流れていった。今、射精したら子供が生まれるだろう。龍之介はその卵に吹きかけるように射精した。

 妊娠しても構わないと思っている。舌先から射精するのは初めてだが、神に不可能なことはない。卵を壊さないように慎重に舌先を出していく。

 唯を見ると、陶酔したような顔をしている。

 そのまま尻に舌を挿入して麻酔をかけるように慎重に舐めていく。体の奥の方まで舐め取ると、やっと準備ができた。勃起した性器を唯の尻にあてがうと、そのまま挿入する。

「やあああっ」
 目が覚めるように、悲鳴を上げる。

「唯、俺を受け入れてくれ」

「はい」
 ゆっくり唯の体を裂くように挿入していく。

「龍之介様」

 ぎゅっと握りこむ手に手を絡ませて、口づけをすると交わし合う。痛みが少しでも軽減するように霊気を送り込んでいく。

 唯の中にすべてを挿入すると、唯は嬉しそうに微笑んだ。

「愛しています」

「唯、俺も愛しておる」

 苦しいはずなのに、抽挿しても唯は嫌がらない。

 嬉しそうに微笑んでいる。

「唯、イクぞ」

 唯の体が仰け反る。

 腹の奥の方で射精して霊気を注ぎ込んだ。
「お腹が熱いです」

 唯の手がお腹に触れている。皮膚を通して唯の手から温かな花姫の霊気が注がれている。

 龍之介の性器に、花の吹雪が巻き起こる。

「唯、誘っているのか?」

 龍之介は、その晩、唯が失神しても抱き続けた。

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