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5 転生転生
4 初めての禊ぎ
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木綿の着物を着て、唯は初めて花姫と挨拶をする。
「初めまして、唯と申します」
花姫は7人もいた。
「年長の小花、23歳です。代表で紹介いたしますね」
年長者だけあって、しっかりと花姫を纏めているようだ。
名前負けしない綺麗な顔立ちをしている。二十歳過ぎているからか、体つきも大人の女性だ。
「22歳の古都さん。少しくせ毛なのが特徴かしら。21歳の木実さん。グラマーでしょ」
唯は頷く。胸が大きく禊ぎの着物からはみ出してしまいそうだ。
「20歳の琴美、そうね特徴は泣きぼくろかしら。19歳の胡桃、胸と同じくらいお尻が大きいわ」
「小花お姉様、その紹介の仕方はあまりに酷いです」
胡桃は、お尻を隠すように屈み込んだ。
「18歳の小春。おとなしい子よ。虐めないでね。17歳の琴音は声が高いわ」
「よろしくお願いします」
唯は皆の前で頭下げる。
(全部コ行?お名前付けるの大変だったのかな?)
「唯さん、禊ぎの時は装飾品を付けてはいけませんよ」
「あの」
唯が指輪を外そうとすると、みのりが恭しく頭を下げた。
「唯様は心臓が悪く。青波様の指示でこれを処方されております」
「青波様の指示なら、仕方はないわね。青龍様がお許しになったってことですもの」
小花は皆に言い聞かせるように、言った。
唯は指輪をもう片手で隠して、皆に頭を下げた。
「私だけ、すみません」
「唯さんは花姫の力がないのね。生身の体では禊ぎの水は更に冷たく感じるらしいから、心臓麻痺でも起こしたら大変ですもの。気になさらないで」
7人は川の中に入っていく。
唯も一緒について行く。
「ああ、冷たい」
皆が声を合わせたように言った。
季節は3月だ。
空はまだ暗く、水も冷たい。
「冷たい」
唯は皆に習って肩まで浸かる。
霊力のまったくない唯には、川の水は氷の水に入っているように冷たく感じる。
全身に震えが走って、意識が遠のく。
けれど、指輪から清らかな霊気が流れ込んできて、唯の体を温めていく。
倒れそうだった体は、なんとか持ちこたえられた。
(指輪の力なんだ。暖かい)
『唯、無理はするな』
頭の中に声が聞こえて、唯は空を見上げる。
『俺だ、龍之介だ。その指輪を絶対に手放すな』
「はい」
声を出すと、7人が不思議な顔で唯を見た。
「何を返事してるの?」
「ごめんなさい」
『心の中で話せば良いのだ』
『わかりました』
今度は間違えないように、答えられた。
「変な子ね」
琴音が唯を見て、眉を顰めた。
「なんか初めてにしてはおとなしいわね」
胡桃も唯を見て、不満げな顔をした。
「最初から特別扱いね」
「心臓が悪いのに、花姫になれるの?」
「すぐに死ぬわ」
時間になり7人は川から上がっていく。
唯も急いで上がっていく。
すぐにみのりが唯をタオルで包んで小屋の中に入っていく。
「何も聞いてはなりません」
みのりは呪術を使って、音を遮断した。
「悪口を言われているの?」
「気にしてはいけません」
みのりは唯の着物を脱がせると、新しい着物を身につけさせた。
「初めまして、唯と申します」
花姫は7人もいた。
「年長の小花、23歳です。代表で紹介いたしますね」
年長者だけあって、しっかりと花姫を纏めているようだ。
名前負けしない綺麗な顔立ちをしている。二十歳過ぎているからか、体つきも大人の女性だ。
「22歳の古都さん。少しくせ毛なのが特徴かしら。21歳の木実さん。グラマーでしょ」
唯は頷く。胸が大きく禊ぎの着物からはみ出してしまいそうだ。
「20歳の琴美、そうね特徴は泣きぼくろかしら。19歳の胡桃、胸と同じくらいお尻が大きいわ」
「小花お姉様、その紹介の仕方はあまりに酷いです」
胡桃は、お尻を隠すように屈み込んだ。
「18歳の小春。おとなしい子よ。虐めないでね。17歳の琴音は声が高いわ」
「よろしくお願いします」
唯は皆の前で頭下げる。
(全部コ行?お名前付けるの大変だったのかな?)
「唯さん、禊ぎの時は装飾品を付けてはいけませんよ」
「あの」
唯が指輪を外そうとすると、みのりが恭しく頭を下げた。
「唯様は心臓が悪く。青波様の指示でこれを処方されております」
「青波様の指示なら、仕方はないわね。青龍様がお許しになったってことですもの」
小花は皆に言い聞かせるように、言った。
唯は指輪をもう片手で隠して、皆に頭を下げた。
「私だけ、すみません」
「唯さんは花姫の力がないのね。生身の体では禊ぎの水は更に冷たく感じるらしいから、心臓麻痺でも起こしたら大変ですもの。気になさらないで」
7人は川の中に入っていく。
唯も一緒について行く。
「ああ、冷たい」
皆が声を合わせたように言った。
季節は3月だ。
空はまだ暗く、水も冷たい。
「冷たい」
唯は皆に習って肩まで浸かる。
霊力のまったくない唯には、川の水は氷の水に入っているように冷たく感じる。
全身に震えが走って、意識が遠のく。
けれど、指輪から清らかな霊気が流れ込んできて、唯の体を温めていく。
倒れそうだった体は、なんとか持ちこたえられた。
(指輪の力なんだ。暖かい)
『唯、無理はするな』
頭の中に声が聞こえて、唯は空を見上げる。
『俺だ、龍之介だ。その指輪を絶対に手放すな』
「はい」
声を出すと、7人が不思議な顔で唯を見た。
「何を返事してるの?」
「ごめんなさい」
『心の中で話せば良いのだ』
『わかりました』
今度は間違えないように、答えられた。
「変な子ね」
琴音が唯を見て、眉を顰めた。
「なんか初めてにしてはおとなしいわね」
胡桃も唯を見て、不満げな顔をした。
「最初から特別扱いね」
「心臓が悪いのに、花姫になれるの?」
「すぐに死ぬわ」
時間になり7人は川から上がっていく。
唯も急いで上がっていく。
すぐにみのりが唯をタオルで包んで小屋の中に入っていく。
「何も聞いてはなりません」
みのりは呪術を使って、音を遮断した。
「悪口を言われているの?」
「気にしてはいけません」
みのりは唯の着物を脱がせると、新しい着物を身につけさせた。
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