転生したら聖女でした。聖女として生きてきます

綾月百花   

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7   婚礼

4   小さな結婚式

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 お昼にガーデンパーティを行う予定で予定された結婚式は、朝はゆったり過ごせる。
 朝食後、アリエーテは由香がデザインしてくれたウエディングドレスを身につけた。プリュームは、由香がデザインしたドレスを身につけ、我が家にやって来た。
 出発間際まで、アリエーテと並んでパズルを組み立てて行く。
 祈りを捧げてから、プリュームはアルシナシオン様のお母様に虐められなくなり、お母様も性格が変わったように優しくなられたご様子。
 アルシナシオン様がプリュームを朝、連れてきた。
 アルシナシオン様もプリュームを以前より大切にしているように見える。家全体で清められて良かった。
 アルシナシオン様とプリュームは、今日の結婚式に出席する数少ない出席者だ。



 プリュームもパズルを埋めていく。もうほとんどできあがってきた。
 アルシナシオン様とタクシスと両親が二人の様子を見ている。
 アリエーテはピースを並べながら、自分もはめていく。残りの1個になり、二人は顔を見合わせた。

「プリューム、はめなさい。これのほとんどを組み立てたのはプリュームよ」
「お姉様と一緒に埋めたいですわ」
「それなら一緒に」

 一つのピースを二人で持ち、空いた場所にそっと入れた。

「お姉様、やっと完成しました」
「プリュームが頑張ったのよ」

 完成したパズルは、庭園に植えられたバラ園だ。青空が同じ色で難しかったし、薔薇の葉の色も花の色も重なり難しかった。

「このパズルは私がいただいていいですか?」
「プリュームのものよ」
「ありがとうお姉様」
「さあ、完成したし、そろそろ教会に向かうぞ」

 父が椅子から立ち上がった。
 プリュームもアリエーテも立ち上がった。
 心残りもなくなった。





 教会に着くと、イグレシアは既に来ていた。

「遅くなりました」
「来ないかと、ドキドキしていた」

 アリエーテは微笑んだ。
 国王陛下と王妃様は教会の椅子に既に座っている。警備の騎士団と国王陛下とイグレシアの側近が来ていた。ガーデンパーティの準備は王家から来たシェフが準備をしていた。
 アリエーテが到着すると、すぐに式が始まった。



 父に腕を絡め、小さな教会の中央まで歩き、イグレシアに代わる。数歩で到着してしまうほど、小さな教会だ。いつもお世話になっている神父が祭壇の横に立っている。その脇にはシスターが並んでいる。
 神父もシスターもにこにこしている。
 誓いの言葉を口にして、指輪の交換をした。顔を覆っていたベールを捲られ口づけ交わすと、シスターが賛美歌を歌った。質素な式だが、心のこもった温かな式だ。
 庭園に出て、ガーデンパーティが始まった。
 カメラマンに任命された騎士が、二人の姿と家族の写真を撮ってくれる。
 今日は無礼講らしく、騎士達も料理を食べて、ビールやワインも並べられていた。

「アリエーテ、きちんと食べなさい」

 イグレシアがお皿にいっぱい料理を盛ってやって来た。二皿あるが、二つとも違う料理が載っている。

「ドレスが汚れる心配はするなよ」
「ええ、いただきます」

 フォークを手渡された。
 移動式の机が並べられ、椅子も置かれている。
 同じお皿の料理を分け合って食べた。
 騎士団達が大きな声で歌を歌っている。楽しげで微笑ましい。
 彼らとは聖女として旅をしてきたが、彼らはいつも強く、誠実だった。
 プリュームは、アルシナシオンと仲良く料理を食べている。笑顔が見られるようになって良かった。
 神父もシスターも招かれ、お皿をもらって料理が並べられた所にいる。
 国王陛下と王妃様は騎士団の前で楽しげに拍手をしている。両親を探すと、国王陛下の近くに座り、一緒に拍手をしていた。タクシスはお皿を持って、シェフの前に立っていた。
 ステーキを焼いてもらっているのだろう。
 食事を終えると、アリエーテはイグレシアと皆さんに挨拶をして歩いた。招いた客が少ないので、挨拶もすぐに終わってしまう。
 騎士の一人がバイオリンを弾き出した。そのバイオリンの音色でダンスを踊った。騎士団の皆は男同士でダンスを踊っている。長身で、がたいのいい身体をして、男性パート女性パートに別れダンスをしている。皆が笑い出した。   アリエーテも大笑いした。そうして結婚式とパーティーは終わった。こんなに楽しいダンスパーティーは初めてだった。




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