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第十章:大海戦
高等技・つまみ出し
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ヘカトンケイルは素早く打ち出されたスシブレード達を掴む。
そして体が回転した!! ぐるんぐるんと開店したのだ!!
スシブレードの回転を使った回転だろうか!?
凄まじい回転なのだ!!
「な・・・こ、 これは・・・」
これは闇寿司の高等技、 つまみ出し!!
闇寿司は強く誰でも扱う事が出来る。
ならば敵の寿司を使ってしまうという発想は当然である。
実際ジューン達はジャイアント寿司を鹵獲して使っていた。
ならば敵対する闇寿司が放って来た寿司を掴んで
運動エネルギーを帳消しにする事が出来れば
それは敵の放ったスシブレードを強奪する事が出来ると言う事なのだ!!
「そんな馬鹿な・・・」
「まだまだ甘いな」
しかし敵のスシブレードを掴むと言う事は非常に困難である。
扱えるのはせいぜい未熟なスシブレーダーのみであろう。
しかも自身の力量も無ければ話にならない。
卓越したセンス、 スシを受け止めるパワー
そしてスシを握りつぶさない繊細さも必要なのだ。
「返すぞ」
受取った寿司を射出して放つヘカトンケイル。
闇のパワーも付け加えているのだから攻撃力は増している!!
哀れヤミ・アプレンティス達の脳天はザクロめいて爆発!!
「次はお前だ」
「くっ!!」
ジューンがスシブレードを射出する。
「ふん」
スシブレードを箸で掴むヘカトンケイル。
「むっ、 この感触は・・・」
直ぐに放り投げるヘカトンケイル。
そうジューンの爆弾入りおにぎりである。
中に爆弾が入っていると悟られ直ぐにリリースされたが煙で周囲が見えない。
「耳に頼るのは厳しいか・・・爆音で耳が喧しい・・・
それにしてもあの男・・・アイツか」
にやりと笑うヘカトンケイル。
「ヘカトンケイル、 生きてるか? って何だこの煙は!?」
オーモリが手下のスシトルーパーとやって来る。
「一人逃げられた」
「げっほげっほ・・・良し、 ならば手分けして追おう!!」
「いや、 鹵獲したジャイアント寿司が使われたんだ
何らかの策が向こうにはあるんだろう、 小細工は醜いというのに」
「なら如何する?」
「小細工無しに真っ直ぐ行くというのは如何だろう」
「真っ直ぐ・・・真っ直ぐに居るのか?」
ピュン。
オーモリの額に何か飛んで来た。
オーモリは手でそれを受け止めた。
「ふむ・・・イクラか」
自分の手を見るオーモリ、 イクラが付いていた。
「如何やら真っ直ぐに行く、 と言う事で合っている様だな」
「決まりだな、 なら行こうじゃないか」
「罠だぞ」
「ふん、 全て踏破してやろうじゃないか」
「・・・分かった、 行こう」
そして体が回転した!! ぐるんぐるんと開店したのだ!!
スシブレードの回転を使った回転だろうか!?
凄まじい回転なのだ!!
「な・・・こ、 これは・・・」
これは闇寿司の高等技、 つまみ出し!!
闇寿司は強く誰でも扱う事が出来る。
ならば敵の寿司を使ってしまうという発想は当然である。
実際ジューン達はジャイアント寿司を鹵獲して使っていた。
ならば敵対する闇寿司が放って来た寿司を掴んで
運動エネルギーを帳消しにする事が出来れば
それは敵の放ったスシブレードを強奪する事が出来ると言う事なのだ!!
「そんな馬鹿な・・・」
「まだまだ甘いな」
しかし敵のスシブレードを掴むと言う事は非常に困難である。
扱えるのはせいぜい未熟なスシブレーダーのみであろう。
しかも自身の力量も無ければ話にならない。
卓越したセンス、 スシを受け止めるパワー
そしてスシを握りつぶさない繊細さも必要なのだ。
「返すぞ」
受取った寿司を射出して放つヘカトンケイル。
闇のパワーも付け加えているのだから攻撃力は増している!!
哀れヤミ・アプレンティス達の脳天はザクロめいて爆発!!
「次はお前だ」
「くっ!!」
ジューンがスシブレードを射出する。
「ふん」
スシブレードを箸で掴むヘカトンケイル。
「むっ、 この感触は・・・」
直ぐに放り投げるヘカトンケイル。
そうジューンの爆弾入りおにぎりである。
中に爆弾が入っていると悟られ直ぐにリリースされたが煙で周囲が見えない。
「耳に頼るのは厳しいか・・・爆音で耳が喧しい・・・
それにしてもあの男・・・アイツか」
にやりと笑うヘカトンケイル。
「ヘカトンケイル、 生きてるか? って何だこの煙は!?」
オーモリが手下のスシトルーパーとやって来る。
「一人逃げられた」
「げっほげっほ・・・良し、 ならば手分けして追おう!!」
「いや、 鹵獲したジャイアント寿司が使われたんだ
何らかの策が向こうにはあるんだろう、 小細工は醜いというのに」
「なら如何する?」
「小細工無しに真っ直ぐ行くというのは如何だろう」
「真っ直ぐ・・・真っ直ぐに居るのか?」
ピュン。
オーモリの額に何か飛んで来た。
オーモリは手でそれを受け止めた。
「ふむ・・・イクラか」
自分の手を見るオーモリ、 イクラが付いていた。
「如何やら真っ直ぐに行く、 と言う事で合っている様だな」
「決まりだな、 なら行こうじゃないか」
「罠だぞ」
「ふん、 全て踏破してやろうじゃないか」
「・・・分かった、 行こう」
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