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第三ゲーム【フロント・エキスパンション】
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「次のゲームですが、 まずはゲームの説明をしますので
説明を聞いた後に何人参加人数を決めて下さい、 上限は3人です」
「?」
アンリは困惑した、 今まで何度もこのデスゲームに参加したが
説明の前に参加者を決める筈だ、 それなのに何故?
「第三ゲームは戦線拡大(フロント・エキスパンション)です」
「如何言うゲームだよ?」
「これから説明します、 ではモニターを御覧下さい」
巨大モニターにすっとぽげたアニメ調で表示される。
デフォルメされた兵隊達が歌でも歌い出しそうにるんるんしている。
『フロント・エキスパンションのルール説明!!
基本的なルールは簡単だよぉ』
デフォルメされた兵隊がカードを持つ。
『まずはプレイヤーには10枚のカードが配られるよ!!
数字の1~10のカード!! これが手札になるよ!!
ターンプレイヤーはこのカードを出して他のプレイヤーに【侵攻】を挑むよ!!
ターンプレイヤーがカードを裏向きにして出して
勝負を挑まれたプレイヤーもカードを裏向きに出す!!
カードが出揃ったら数の大きい方の勝ち!!』
『じゃあ数の大きいカードを出せば良いんだよね?』
『そうじゃないだなぁ!! カードを見て貰おう!!』
1~10のカードが現れる、 1~5は青、 6~10は赤である。
『カードが2色だねー』
『その通り!! 青いカードは出しても問題は無いけども
赤いカードを出すと大問題!! あまりの過剰な戦力の投入に国際世論も悪化!!
プレイヤー同士の小競り合いじゃなくなって【戦線拡大】するよ!!』
『【戦線拡大】?』
『そう!! 【戦線拡大】すると他のプレイヤーも
どちらかのプレイヤーに肩入れしてカードを出せるようになるよ!!』
大勢の兵士達がカードを出す。
『肩入れしたプレイヤーが出したカードの数字が肩入れされた
プレイヤーのカードの数字にプラスされる!!』
『すごーい』
『凄いよね!!
次に戦闘後の処理の説明をするよ!!
まずはプレイヤー同士の戦いで攻撃したプレイヤーが勝った場合
敗者は出された数字分の得点が減って勝者は出した数字分の得点が増えます!!
攻撃された側のプレイヤーが勝った場合。 敗者は出された数字分の得点が減ります!!』
『何で処理が違うの?』
『攻撃側の方がリスクが高いんだよね
守備側が赤いカードを出しても【戦線拡大】しないし』
『へぇー複数のプレイヤーの側が勝ったり負けたりしたら得点はどうなるの?』
『参加人数で得点を割って、 全員の得点が割られた分上下するよ!!
【侵攻】の補足説明を行うよ!!
【侵攻】を挑まれたプレイヤーは【侵攻】して来たプレイヤーにカードを1枚渡して
【停戦】を要求する事が出来るよ!! 【停戦】するとその場でターンは終了!!
逆に【停戦】を拒否する事も出来るよ!! その場合【戦線拡大】!!』
『青のカードでも【停戦】を要求する事が出来るの?』
『そうだね!! 青のカードでも【戦線拡大】するかもしれないね!!』
『さっきプレイヤー同士の戦いである【侵攻】を説明したけど
他にもプレイヤーが取れる行動は有るよ!!
それが【交渉】と【補給】と【為替】と【降伏】!!』
『むずかしそー』
『ちゃんと説明するからね!!
まずは【交渉】!! 他のプレイヤーとカードや得点を交換できるよ!!
どう交換するかは自分達で決めてね!!
交渉の内容は交渉してないプレイヤーには分からないよ!!
次に【補給】!! ランダムの数字が記載された白いカード1枚を手に入れられるよ!!
次に【為替】!! 得点かカードを白いカードに交換出来るよ!!
【補給】と違って一度に複数枚のカードを手に入れられるよ!!
但し交換の対価に差し出せるカードの枚数は2枚まで!!
最後に【降伏】!! ゲームから降りるよ!!』
『ゲームから降りたらどうなるの? 死んじゃうの?』
『手札の青いカードの数字分得点が入ってゲームから外されるよ!!』
『そうなのかー、 それでこのゲーム、 どうやったら勝ちなの?』
『このゲームは参加しているプレイヤー全員の青いカードが無くなれば終了!!
終了時に全プレイヤーの獲得点数の平均以上のプレイヤー全員が勝利!!
平均未満のプレイヤーは全員脱落!!』
ぼーん、 と兵隊達が吹き飛ぶ。
『うーん・・・ちょっと良いかな?』
『なぁに?』
『平均点ピッタリは? 勝利なの?』
『以上だから平均点も含みます!!』
『それじゃあ全プレイヤーが第一ターンに【降伏】を宣言したら全員勝利?』
『その通りだね!!』
『ゲームになるの?』
『如何だろう、 説明はこれまで!!
じゃあ仲良くゲームしてね!!』
モニターが真っ暗になる。
「と言う訳で説明は以上、 参加人数を決めて立候補して下さい」
「ちょっと待て、 複数人数参加するメリットは有るのか?」
理璃にモサウが問う。
「えぇ、 カードはチームごとじゃなく人数ごとに配られますから
単純計算で手札は倍になりますし協調路線も取りやすいでしょう」
「じゃあこっちは二人で行くぜ」
バルが宣言する。
「お、 おい、 何で俺迄・・・」
「黙れキリ、 残りは俺達二人しかいねぇ!!
ぶっちぎりで俺達のチームが少ないんだ!!
ここは少しでも他のチームの数を減らすしかねぇだろ!!」
「うう・・・」
話し合いの結果
参加するのは
王国チーム
バル、 キリ
騎馬民族チーム
ハーン、カーン、ケーン
マーマンチーム
モサン、カルバラ、ヘイムッチ
エルフチーム
ミー
視聴者チーム
木村
となった
説明を聞いた後に何人参加人数を決めて下さい、 上限は3人です」
「?」
アンリは困惑した、 今まで何度もこのデスゲームに参加したが
説明の前に参加者を決める筈だ、 それなのに何故?
「第三ゲームは戦線拡大(フロント・エキスパンション)です」
「如何言うゲームだよ?」
「これから説明します、 ではモニターを御覧下さい」
巨大モニターにすっとぽげたアニメ調で表示される。
デフォルメされた兵隊達が歌でも歌い出しそうにるんるんしている。
『フロント・エキスパンションのルール説明!!
基本的なルールは簡単だよぉ』
デフォルメされた兵隊がカードを持つ。
『まずはプレイヤーには10枚のカードが配られるよ!!
数字の1~10のカード!! これが手札になるよ!!
ターンプレイヤーはこのカードを出して他のプレイヤーに【侵攻】を挑むよ!!
ターンプレイヤーがカードを裏向きにして出して
勝負を挑まれたプレイヤーもカードを裏向きに出す!!
カードが出揃ったら数の大きい方の勝ち!!』
『じゃあ数の大きいカードを出せば良いんだよね?』
『そうじゃないだなぁ!! カードを見て貰おう!!』
1~10のカードが現れる、 1~5は青、 6~10は赤である。
『カードが2色だねー』
『その通り!! 青いカードは出しても問題は無いけども
赤いカードを出すと大問題!! あまりの過剰な戦力の投入に国際世論も悪化!!
プレイヤー同士の小競り合いじゃなくなって【戦線拡大】するよ!!』
『【戦線拡大】?』
『そう!! 【戦線拡大】すると他のプレイヤーも
どちらかのプレイヤーに肩入れしてカードを出せるようになるよ!!』
大勢の兵士達がカードを出す。
『肩入れしたプレイヤーが出したカードの数字が肩入れされた
プレイヤーのカードの数字にプラスされる!!』
『すごーい』
『凄いよね!!
次に戦闘後の処理の説明をするよ!!
まずはプレイヤー同士の戦いで攻撃したプレイヤーが勝った場合
敗者は出された数字分の得点が減って勝者は出した数字分の得点が増えます!!
攻撃された側のプレイヤーが勝った場合。 敗者は出された数字分の得点が減ります!!』
『何で処理が違うの?』
『攻撃側の方がリスクが高いんだよね
守備側が赤いカードを出しても【戦線拡大】しないし』
『へぇー複数のプレイヤーの側が勝ったり負けたりしたら得点はどうなるの?』
『参加人数で得点を割って、 全員の得点が割られた分上下するよ!!
【侵攻】の補足説明を行うよ!!
【侵攻】を挑まれたプレイヤーは【侵攻】して来たプレイヤーにカードを1枚渡して
【停戦】を要求する事が出来るよ!! 【停戦】するとその場でターンは終了!!
逆に【停戦】を拒否する事も出来るよ!! その場合【戦線拡大】!!』
『青のカードでも【停戦】を要求する事が出来るの?』
『そうだね!! 青のカードでも【戦線拡大】するかもしれないね!!』
『さっきプレイヤー同士の戦いである【侵攻】を説明したけど
他にもプレイヤーが取れる行動は有るよ!!
それが【交渉】と【補給】と【為替】と【降伏】!!』
『むずかしそー』
『ちゃんと説明するからね!!
まずは【交渉】!! 他のプレイヤーとカードや得点を交換できるよ!!
どう交換するかは自分達で決めてね!!
交渉の内容は交渉してないプレイヤーには分からないよ!!
次に【補給】!! ランダムの数字が記載された白いカード1枚を手に入れられるよ!!
次に【為替】!! 得点かカードを白いカードに交換出来るよ!!
【補給】と違って一度に複数枚のカードを手に入れられるよ!!
但し交換の対価に差し出せるカードの枚数は2枚まで!!
最後に【降伏】!! ゲームから降りるよ!!』
『ゲームから降りたらどうなるの? 死んじゃうの?』
『手札の青いカードの数字分得点が入ってゲームから外されるよ!!』
『そうなのかー、 それでこのゲーム、 どうやったら勝ちなの?』
『このゲームは参加しているプレイヤー全員の青いカードが無くなれば終了!!
終了時に全プレイヤーの獲得点数の平均以上のプレイヤー全員が勝利!!
平均未満のプレイヤーは全員脱落!!』
ぼーん、 と兵隊達が吹き飛ぶ。
『うーん・・・ちょっと良いかな?』
『なぁに?』
『平均点ピッタリは? 勝利なの?』
『以上だから平均点も含みます!!』
『それじゃあ全プレイヤーが第一ターンに【降伏】を宣言したら全員勝利?』
『その通りだね!!』
『ゲームになるの?』
『如何だろう、 説明はこれまで!!
じゃあ仲良くゲームしてね!!』
モニターが真っ暗になる。
「と言う訳で説明は以上、 参加人数を決めて立候補して下さい」
「ちょっと待て、 複数人数参加するメリットは有るのか?」
理璃にモサウが問う。
「えぇ、 カードはチームごとじゃなく人数ごとに配られますから
単純計算で手札は倍になりますし協調路線も取りやすいでしょう」
「じゃあこっちは二人で行くぜ」
バルが宣言する。
「お、 おい、 何で俺迄・・・」
「黙れキリ、 残りは俺達二人しかいねぇ!!
ぶっちぎりで俺達のチームが少ないんだ!!
ここは少しでも他のチームの数を減らすしかねぇだろ!!」
「うう・・・」
話し合いの結果
参加するのは
王国チーム
バル、 キリ
騎馬民族チーム
ハーン、カーン、ケーン
マーマンチーム
モサン、カルバラ、ヘイムッチ
エルフチーム
ミー
視聴者チーム
木村
となった
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