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チャプター11:フリー・ライド・ヘル・ライン
ハート・ブレイク
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暗い暗い宇宙。
通常の通信モノリスの通信ルームでは無いEUDMO専用の通信ルームにて
1000人の立会人達が佇んでいる。
「エメラルド・タブレットをヨーロッパ連合が入手した」
立会人№001の言葉に各々反応する立会人達。
「良い、 と思う、 ヨーロッパ連合にはアレを解読できる者は居ない」
立会人№222が見解を述べる。
「言葉は正確に使用、 我々でも解読は不可能だ
よって地球上の誰にも解読は不可能」
「地球上には我々よりも賢い者が居るかもしれない」
立会人№007の見解を否定する立会人№013。
「面白い冗談だな、 そもそもアレは文章だと思えないぞ
エメラルド・タブレットについてはもう既に写しは手に入っている
そしてずっと解読を試みているが未だに解読に至っていない」
立会人№999は重苦しく見解を述べる。
「ならばこの現状、 寧ろ好ましいのでは無いだろうか?」
「良い訳ねーだろうが、 頭腐ってるのか?」
立会人№003の言葉に立会人№002が茶々を入れる。
「エメラルド・タブレットをヨーロッパ連合が入手した
それを巡っての争いが起こるだろう」
「ふむ、 一理有るし面白そうだな・・・何れにせよ我々が解読して来たのに
直ぐに解読なんて出来る訳が無いんだから様子を見て見ようか」
「それよりも問題が有る」
立会人№014が問題提起する。
「私は【GapanRestaurant】の決闘の立ち合いをする予定で
【GapanRestaurant】に居たのだがエルダーストーンを使い
月の獣になった奴が居る」
「おぉ!! これは面白くなって来たなぁ!!」
「面白がっている場合か!!」
№002の言葉に注意する№014。
「月の獣からエルダーストーンは摘出されて人間に戻った
やったのはフェザーだ」
「またアイツか、 やるなぁ」
「流石に問題だろう、 赤い竜に続いて月の獣まで倒せる
こんな奴は私は神話の時代の男達しか知らん」
「まーた懐古主義かよ014
連中に対して憧れを持つとかちょっと恥ずかしいから止めて欲しい」
№014に対して注意する№002。
「だな、 所詮は獣を狩った所で我々には遠く及ばない」
「人を侮り過ぎだ、 死んだらどうする?」
「私達は死なんよ」
№001は断言する。
「しかしまぁ、 そこまで気になると言うのならば
君が個人で何かする分は止めない、 好きにするが良い」
「そうさせて貰おう」
再誕歴7702年ジュライ11日。
オゾン公国首都【オーバー・ザ・レインボー】。
オズ大公直属部隊【ブリキの木こり】で守られている。
しかし現在【ブリキの木こり】は居ない。
オズ大公の命令でスターダスト評議国に向かっているからだ。
守護部隊は居るが物の数ではない。
心臓発作及び彼の直属部隊心臓病。
狭心症、 心筋梗塞
大動脈瘤、 大動脈解離
弁膜症、 不整脈。
この7人が揃えば戦力は小国の軍隊にも匹敵する。
即ち・・・・・
「・・・・・」
「ガフォガフォガフォ!!※1 なんだなんだ? てっきりもっと強い奴が来ると思ってたぞ?」
※1:笑い声。
重篤患者と6人の患者を屠ったのは
【ブラック・シンゲツ・コーポレーション】
序列1位チーズと序列6位【黙闘】A級決闘者ムゴンである。
彼等7人を倒した者は小国の軍隊にも匹敵する力を持つ。
この場合、 力と言っても腕力や戦闘能力では無く諜報能力だろうか。
ムゴンが不審な点に勘づき調査し
心臓発作及び彼の直属部隊心臓病の拠点を発見。
即座にチーズとムゴンが襲撃をかけたのだった。
「ぜぇ・・・ぜぇ・・・ざけんじゃねぇ、 まだ」
血を吐きながら赤と白の髪の心臓発作が己が力を発現する。
彼は文字通り人間の心臓にウィルパワーを流し込み心臓発作を起こさせる事が出来る。
しかもウィルパワーは”見る”事で流せる、 いわば視界に入った任意の相手を殺す事が出来るのだ。
S級決闘者と言えどもこの力からは逃れられない。
だが、 意識を込める前に心臓発作の額に手裏剣が投げられていた。
「・・・・・」
「一発で仕留めろよ
とりあえず運転手とやらの受け渡しを邪魔しに来た奴は
これで仕留められたかなぁ、 お前如何思う?」
「・・・・・」
目を伏せるムゴン。
「まぁ、 良いか、 こいつ等の死体を見せて運転手の度肝を抜いて※2 やるか」
※2:吃驚仰天させる事。
度肝の語源は分からないが、 突然内蔵を抜かれたら誰でも吃驚するのは想像に固くない。
通常の通信モノリスの通信ルームでは無いEUDMO専用の通信ルームにて
1000人の立会人達が佇んでいる。
「エメラルド・タブレットをヨーロッパ連合が入手した」
立会人№001の言葉に各々反応する立会人達。
「良い、 と思う、 ヨーロッパ連合にはアレを解読できる者は居ない」
立会人№222が見解を述べる。
「言葉は正確に使用、 我々でも解読は不可能だ
よって地球上の誰にも解読は不可能」
「地球上には我々よりも賢い者が居るかもしれない」
立会人№007の見解を否定する立会人№013。
「面白い冗談だな、 そもそもアレは文章だと思えないぞ
エメラルド・タブレットについてはもう既に写しは手に入っている
そしてずっと解読を試みているが未だに解読に至っていない」
立会人№999は重苦しく見解を述べる。
「ならばこの現状、 寧ろ好ましいのでは無いだろうか?」
「良い訳ねーだろうが、 頭腐ってるのか?」
立会人№003の言葉に立会人№002が茶々を入れる。
「エメラルド・タブレットをヨーロッパ連合が入手した
それを巡っての争いが起こるだろう」
「ふむ、 一理有るし面白そうだな・・・何れにせよ我々が解読して来たのに
直ぐに解読なんて出来る訳が無いんだから様子を見て見ようか」
「それよりも問題が有る」
立会人№014が問題提起する。
「私は【GapanRestaurant】の決闘の立ち合いをする予定で
【GapanRestaurant】に居たのだがエルダーストーンを使い
月の獣になった奴が居る」
「おぉ!! これは面白くなって来たなぁ!!」
「面白がっている場合か!!」
№002の言葉に注意する№014。
「月の獣からエルダーストーンは摘出されて人間に戻った
やったのはフェザーだ」
「またアイツか、 やるなぁ」
「流石に問題だろう、 赤い竜に続いて月の獣まで倒せる
こんな奴は私は神話の時代の男達しか知らん」
「まーた懐古主義かよ014
連中に対して憧れを持つとかちょっと恥ずかしいから止めて欲しい」
№014に対して注意する№002。
「だな、 所詮は獣を狩った所で我々には遠く及ばない」
「人を侮り過ぎだ、 死んだらどうする?」
「私達は死なんよ」
№001は断言する。
「しかしまぁ、 そこまで気になると言うのならば
君が個人で何かする分は止めない、 好きにするが良い」
「そうさせて貰おう」
再誕歴7702年ジュライ11日。
オゾン公国首都【オーバー・ザ・レインボー】。
オズ大公直属部隊【ブリキの木こり】で守られている。
しかし現在【ブリキの木こり】は居ない。
オズ大公の命令でスターダスト評議国に向かっているからだ。
守護部隊は居るが物の数ではない。
心臓発作及び彼の直属部隊心臓病。
狭心症、 心筋梗塞
大動脈瘤、 大動脈解離
弁膜症、 不整脈。
この7人が揃えば戦力は小国の軍隊にも匹敵する。
即ち・・・・・
「・・・・・」
「ガフォガフォガフォ!!※1 なんだなんだ? てっきりもっと強い奴が来ると思ってたぞ?」
※1:笑い声。
重篤患者と6人の患者を屠ったのは
【ブラック・シンゲツ・コーポレーション】
序列1位チーズと序列6位【黙闘】A級決闘者ムゴンである。
彼等7人を倒した者は小国の軍隊にも匹敵する力を持つ。
この場合、 力と言っても腕力や戦闘能力では無く諜報能力だろうか。
ムゴンが不審な点に勘づき調査し
心臓発作及び彼の直属部隊心臓病の拠点を発見。
即座にチーズとムゴンが襲撃をかけたのだった。
「ぜぇ・・・ぜぇ・・・ざけんじゃねぇ、 まだ」
血を吐きながら赤と白の髪の心臓発作が己が力を発現する。
彼は文字通り人間の心臓にウィルパワーを流し込み心臓発作を起こさせる事が出来る。
しかもウィルパワーは”見る”事で流せる、 いわば視界に入った任意の相手を殺す事が出来るのだ。
S級決闘者と言えどもこの力からは逃れられない。
だが、 意識を込める前に心臓発作の額に手裏剣が投げられていた。
「・・・・・」
「一発で仕留めろよ
とりあえず運転手とやらの受け渡しを邪魔しに来た奴は
これで仕留められたかなぁ、 お前如何思う?」
「・・・・・」
目を伏せるムゴン。
「まぁ、 良いか、 こいつ等の死体を見せて運転手の度肝を抜いて※2 やるか」
※2:吃驚仰天させる事。
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