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エクストラチャプター:プリンス・レオポルド・テリブル・24アワー
プリーチ
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再誕歴7529年オクターバー1日。
ベネルクス王国首都国王直轄領ブリュッセル、 ブリュッセル王宮謁見の間。
ベネルクス93世から呼び出されるレオポルド。
そして近衛兵が大勢いるのだった。
「父上、 これは一体どういう事ですか?」
レオポルドの前に封筒が投げられる。
「これは?」
「読め」
「え?」
「読め」
ベネルクス93世から絶対零度の声で指示されるレオポルド。
恐る恐る中を見るとぎっしりと書類が詰まっていた。
「で、 では部屋で読みます」
「ここで読め」
「え?」
「ここで読め」
「わ、 分かりました、 おい椅子」
「床に座れ」
「え?」
ベネルクス93世が心底嫌そうにレオポルドを見る。
「何度も『え?』って言うんじゃないよ、 心底嫌になる」
「し、 しかし、 王子ともあろう者が床に座るなんて・・・」
「お前ならその文書を読むのにどうせ数日はかかるだろう」
「でしたら椅子を・・・」
「ならん、 さっさと読め」
「え、 しかし」
「しかしも何も無い、 さっさと読め」
「わ、 分かりました」
レオポルドは書類を読み進めた。
再誕歴7529年オクターバー4日。
レオポルドは書類を読み進めた。
「よ、 読みました」
読みはしたが内容の大半が理解出来ないレオポルド。
「・・・・・それで?」
「え?」
「書類を読んで如何思った?」
「ど、 どうとは・・・えーっと・・・何故こんな物を私に読ませるのかと」
「そうか、 分かった、 では書類に書いてある様に進める
これからはアリストッド嬢に無礼を働かないように慎ましく生きろ、 書類は返せ」
「ちょ、 ちょっと待って下さい!! 何でアリストッドの名前が出て来るんですか!!
アイツがまた何か言って来たんですか!!」
「書類に書いてあっただろう、 まぁ良い
お前は兎に角アリストッド嬢に無礼を働かなければ良い、 そうすれば安楽に過ごせるだろう」
「何を」
「近衛、 回収しろ」
近衛兵がレオポルドから書類を引っ手繰りベネルクス93世に手渡した。
「ご苦労、 レオポルド、 下がれ」
「え?」
「分かった、 もう何も言わなくて良い、 近衛、 つまみ出せ」
近衛兵達につまみ出されるレオポルド。
「・・・・・またアリストッドが何か言ったのかおのれ!!」
苛立つレオポルド。
再誕歴7529年オクターバー7日。
ベネルクス王国首都国王直轄領ブリュッセル、 ブリュッセル王宮謁見の間。
ベネルクス93世から呼び出されるレオポルド。
そして近衛兵が大勢いるのだった。
「父上、 これは一体どういう事ですか!?」
レオポルドは拘束され、 ここに運ばれたのだった。
「何でお前ハウバリン公爵のブリュッセルハウスに向かった!!
無礼をするなと言っただろう!!」
「無礼も何も我々は王族じゃないですか!!」
「だからと言って好き勝手やって言い訳がないだろう!! この間抜けが!!
お前に説明しても無駄だと分かったからもうお前には何も言わない!!
ただアリストッド嬢に無礼を働くなとこの程度の事を守れないのか!!」
「何でアリストッドにそこまで礼を尽くすのですか!!」
「お前が無礼を働くからこんな事になっているんだろうが!!
良いか!? 件の何とか言う令嬢は愛妾として置く事は許す!!」
「愛妾ですって!?」
「その愛妾とハウバリン公爵が用意した離れで生活して貰う!!
アリストッド嬢に近付かなければ良い!! それだけで良いんだ!!」
「・・・・・」
止まるレオポルド。
「・・・つまり、 アリストッドは私とポニカを飼いたいという事ですか?」
「・・・・・そう言う表現になると、 お前は私に飼われているという事になるぞ」
呆れたようにレオポルドを見るベネルクス93世。
「離れの周囲には街も作るから不自由はしない筈だ」
「いやいや、 アリストッドがそんな事をするとは思えない
奴に何の得が有るんですか?」
「此方から金を出している、 お前のせいで出費が増えるんだぞ」
イライラしながらレオポルドを見るベネルクス93世。
「12年の結婚生活の後に離婚して改めてその・・・
なんだ? ポニーとか「ポニカです!!」そのポニカと結婚すれば良い」
「・・・・・その情報確かですか?」
「しつこいな!! アリストッド嬢はお前に興味無いから邪魔なんてしないから安心して過ごせ!!
全く持って腹立たしい奴だよお前は!!」
激昂するベネルクス93世。
「お前の事なんてアリストッドは気にしていない!!
お前の事なんて興味も関心も嫌悪もしていない!!
ただ王族と結婚したという信用上重要な事項と此方からの慰謝料だけだ!!
お前のせいで私は頭を下げたんだぞ!! これ以上ヴァカをやるなら首を落とすぞ!!」
「ひぃいいいいいいい!!!!!」
一国の王の全力の怒りを浴びたレオポルドは黄色い水たまりを作るのだった。
「本当に情けない奴だ、 本当に私の息子か?」
ベネルクス93世は息子か、 いや獣畜生でも見るべきでは無い眼でレオポルドを見るのだった。
ベネルクス王国首都国王直轄領ブリュッセル、 ブリュッセル王宮謁見の間。
ベネルクス93世から呼び出されるレオポルド。
そして近衛兵が大勢いるのだった。
「父上、 これは一体どういう事ですか?」
レオポルドの前に封筒が投げられる。
「これは?」
「読め」
「え?」
「読め」
ベネルクス93世から絶対零度の声で指示されるレオポルド。
恐る恐る中を見るとぎっしりと書類が詰まっていた。
「で、 では部屋で読みます」
「ここで読め」
「え?」
「ここで読め」
「わ、 分かりました、 おい椅子」
「床に座れ」
「え?」
ベネルクス93世が心底嫌そうにレオポルドを見る。
「何度も『え?』って言うんじゃないよ、 心底嫌になる」
「し、 しかし、 王子ともあろう者が床に座るなんて・・・」
「お前ならその文書を読むのにどうせ数日はかかるだろう」
「でしたら椅子を・・・」
「ならん、 さっさと読め」
「え、 しかし」
「しかしも何も無い、 さっさと読め」
「わ、 分かりました」
レオポルドは書類を読み進めた。
再誕歴7529年オクターバー4日。
レオポルドは書類を読み進めた。
「よ、 読みました」
読みはしたが内容の大半が理解出来ないレオポルド。
「・・・・・それで?」
「え?」
「書類を読んで如何思った?」
「ど、 どうとは・・・えーっと・・・何故こんな物を私に読ませるのかと」
「そうか、 分かった、 では書類に書いてある様に進める
これからはアリストッド嬢に無礼を働かないように慎ましく生きろ、 書類は返せ」
「ちょ、 ちょっと待って下さい!! 何でアリストッドの名前が出て来るんですか!!
アイツがまた何か言って来たんですか!!」
「書類に書いてあっただろう、 まぁ良い
お前は兎に角アリストッド嬢に無礼を働かなければ良い、 そうすれば安楽に過ごせるだろう」
「何を」
「近衛、 回収しろ」
近衛兵がレオポルドから書類を引っ手繰りベネルクス93世に手渡した。
「ご苦労、 レオポルド、 下がれ」
「え?」
「分かった、 もう何も言わなくて良い、 近衛、 つまみ出せ」
近衛兵達につまみ出されるレオポルド。
「・・・・・またアリストッドが何か言ったのかおのれ!!」
苛立つレオポルド。
再誕歴7529年オクターバー7日。
ベネルクス王国首都国王直轄領ブリュッセル、 ブリュッセル王宮謁見の間。
ベネルクス93世から呼び出されるレオポルド。
そして近衛兵が大勢いるのだった。
「父上、 これは一体どういう事ですか!?」
レオポルドは拘束され、 ここに運ばれたのだった。
「何でお前ハウバリン公爵のブリュッセルハウスに向かった!!
無礼をするなと言っただろう!!」
「無礼も何も我々は王族じゃないですか!!」
「だからと言って好き勝手やって言い訳がないだろう!! この間抜けが!!
お前に説明しても無駄だと分かったからもうお前には何も言わない!!
ただアリストッド嬢に無礼を働くなとこの程度の事を守れないのか!!」
「何でアリストッドにそこまで礼を尽くすのですか!!」
「お前が無礼を働くからこんな事になっているんだろうが!!
良いか!? 件の何とか言う令嬢は愛妾として置く事は許す!!」
「愛妾ですって!?」
「その愛妾とハウバリン公爵が用意した離れで生活して貰う!!
アリストッド嬢に近付かなければ良い!! それだけで良いんだ!!」
「・・・・・」
止まるレオポルド。
「・・・つまり、 アリストッドは私とポニカを飼いたいという事ですか?」
「・・・・・そう言う表現になると、 お前は私に飼われているという事になるぞ」
呆れたようにレオポルドを見るベネルクス93世。
「離れの周囲には街も作るから不自由はしない筈だ」
「いやいや、 アリストッドがそんな事をするとは思えない
奴に何の得が有るんですか?」
「此方から金を出している、 お前のせいで出費が増えるんだぞ」
イライラしながらレオポルドを見るベネルクス93世。
「12年の結婚生活の後に離婚して改めてその・・・
なんだ? ポニーとか「ポニカです!!」そのポニカと結婚すれば良い」
「・・・・・その情報確かですか?」
「しつこいな!! アリストッド嬢はお前に興味無いから邪魔なんてしないから安心して過ごせ!!
全く持って腹立たしい奴だよお前は!!」
激昂するベネルクス93世。
「お前の事なんてアリストッドは気にしていない!!
お前の事なんて興味も関心も嫌悪もしていない!!
ただ王族と結婚したという信用上重要な事項と此方からの慰謝料だけだ!!
お前のせいで私は頭を下げたんだぞ!! これ以上ヴァカをやるなら首を落とすぞ!!」
「ひぃいいいいいいい!!!!!」
一国の王の全力の怒りを浴びたレオポルドは黄色い水たまりを作るのだった。
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