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大波乱!?料理対決!!

家の中のキャベツ

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汁おでんを食べた後に一息吐く盾の騎士。

カランコロン、 と小説家が入店して来た。

「久しぶり、 店長」
「あら、 お久しぶりですね、 今日もアイスティーですか?」
「勿論、 はいコレ」

キャベツを差し出す小説家。
キャベツを受取って紅茶を点てるラビー。

「こんな寒いのにアイスティー?」
「紅茶に限らず熱い飲み物なんてごくごく飲めんよ」

盾の騎士をあしらう小説家。

「久しぶりに来ましたね」
「そうだな、 仕事が立て込んでいてな」

アイスティーを受け取って飲む小説家。

「あぁ、 そうそう、 店長、 八王の料理対決にメディア王の名代で出るんだって?」
「御存じでしたか・・・でもあんまり聞いていないんですよね」
「聞いていない?」
「どういう事だ?」
「日時や場所とか・・・メディア王から連絡が来なくて」
「新聞には既に誰が出るとかって情報が出ているけどなぁ・・・」
「「そうなの」ですか!?」

小説家の言葉に驚愕する二人。

「例年なら出場者の意気込みのインタビューが有るから
その時に新聞を持って来て貰うとかすれば良いんじゃないのか?」
「そうですね・・・でも新聞か・・・取りましょうかね」
「止めとけ店長、 新聞は物凄い高価だ、 良い立場の奴位しか見られん」
「そうですか・・・」

肩を落とすラビー。

「話は変わるが小説家の先生、 店長に渡したキャベツ
良い所のキャベツですね」
「ほう、 見る目がある騎士さんだ」

盾の騎士が小説家に話題を振る。

「何処の農家のキャベツですか?」
「自家製だよ」
「自家製、 ですか?」
「意外か? 小説家は意外とタフだから農作業位は出来る
家の中にずっと居てもアイデアが出ないから体を動かすのは悪い事じゃない
当然だがガチの農家よりも規模が小さい家庭菜園、 いやもっと小規模な奴だ」
「なるほど・・・」
「片手間でもこのキャベツは美味しいですよね」
「まぁ取れたてだからな、 そりゃあ旨いよ」
「取れたて?」
「持って来る前に収穫した」
「それは凄い、 でもこんな寒いのに育つんですか?」
「家の中で育てているからな」
「どんな家に住んでるんだ」

そんなこんなで雑談する三人だった。
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