離別から始まるシェフと勇者の物語【旧:異世界転移してきた勇者にパーティを追放されたのでシェフになります】

名無し@無名

文字の大きさ
45 / 56

死地の果てに

 
 ▪️勇者降臨

「これが……楓矢の本当の、力なのか?」

 突如として光に包まれた楓矢。
 やがて光が収まると白いノースリーブのコート、金色の腕あて、そして黒のブーツを身に纏い姿を露わにした。
 スキルボードの勇者ランクが跳ね上がった瞬間の出来事に、リアンとミリアは言葉を失って佇んでいる。キマイラも異様な空気を察知してか、余裕を拭い去り警戒の色を濃くする。

「なんだ貴様、その姿は?」
「あれ、聖剣ってどこだっけ」

 キマイラの言葉を無視して楓矢は辺りを見渡した。

「ああそうか、今は手元に無いんだっけ。じゃあまずはーーーー」
「!?」

 空に手を翳した刹那、光の粒子が手中に集まり形を作り上げる。それはやがて剣の形を成し、魔物に奪われた筈の聖剣と化した。

「嘘!?」
「聖剣が……戻っただと?」
「ええと……【ブレイブ・アルカディア】は問題なく発動しているからーーーー後はコッチだ」

 聖剣を翳すと両手を添え、勢い良く双方に引き裂いてみせた。すると一本だった聖剣が分裂し、やや刀身が細い二本の聖剣へと生まれ変わった。

「顕現せよ【双聖天ライズ・デュオ・カルディア】」
「何だ、楓矢に何が起こっているんだ!?」
「分からない……でも、とても大きな光の力を感じる」
「退いてて二人とも……後は任せて」

 震えは消え去り、恐れは愚か、どこか余裕さえ感じる風貌でキマイラに歩みを進める。
 その瞳は真っ直ぐにキマイラを捉えたまま、ゆっくりと二振りの聖剣を構えた。

「困るんだよ、あまり無茶をされると」
「……何だと?」
「いや、もう喋らなくていい」

 ヒュッ!

「ッッッ!?」
「うん、悪くない」

 目で追えない速度で振り抜かれた二撃の斬撃。
 それは的確にキマイラの頭全てを斬り裂き大量の鮮血の雨を降らせた。

「しまった、やり過ぎた」

 血に染まりながら楓矢は聖剣を束ね一本に収束させると、それを鞘に収めて振り返る。

「もう大丈夫だから」

 無邪気な笑みを浮かべる楓矢。
 しかし、その異様な光景にミリアとリアンは警戒を解けずにいた。楓矢は怪訝な目を向けつつ「もう大丈夫、敵は倒した」と続ける。

「ふ、楓矢……お前、その力はーーーー」
「ん? これは見たまんま勇者の力さ。勇者の衣と聖剣の覚醒、それ以上でも以下でもない」
「……えっと、勇者くん……何だか雰囲気が変だよ!?」
「なんだろう、ああきっと勇者の力に目覚めて少しハイになってるだけかも」
「そ、そうなの?」

 勇者の衣を消し去るといつもジャージ姿へと戻り、鞘に入ったままの聖剣に視線を落とした。

「でも少し疲れた……このまま倒れると思うけど、後よろしく」
「え?」
「おい楓矢!」

 宣言通り、楓矢は一瞬で意識を失って地面に倒れ込んだ。
 二人は慌てて駆け寄るが、ミリアが確認しても命に別状は無いらしい。

「ただ眠ってるだけみたい……勇者の力を使い過ぎたから?」
「分からん……だがーーーー」

 首を切り下ろされて絶命したキマイラに視線を結び、リアンはただ息を呑んだ。

「これが……勇者の力、か」


 ◆


「……んあ?」
「む、起きたか」
「あれ……これどんな状況?」

 外は陽が落ちており暗闇に包まれているが、焚き火に照らされたリアンの顔が近くにあり楓矢は慌ててその場から離れた。

「な、ななな……ッ!?」
「おい失礼だぞ! そこらの地面に寝かせるのが不憫だと思ったのに」
「いやいや、何が……え、どういう事!?」

 リアンの膝枕から飛び起きた楓矢はキョロキョロと辺りを伺う。情けなく狼狽えていると、丁度周辺の魔物の気配を確認し終わったミリアと鉢合わせる。

「やっと起きたんだね……えっと、勇者くん、だよね?」
「ん? どゆこと?」
「!? いや、何でもないよ!」
「ヘンなミリアちゃん。でも本当に意味が分からなねえよ、誰か説明してくれ!」
「覚えていないのか?」
「何を?」
「お前がキマイラを倒した事だ」
「……キマイラを、俺が?」
「本当に覚えてないんだ」

 唖然とする楓矢だが、それ以上に驚きを露わにしているのは二人である。
 あれだけの力を行使したにも関わらず、楓矢はその一片すら覚えていないらしい。その証拠に、手元に戻ってきた聖剣を見た時の驚き様は異様そのものだった。

「せ、せせせせ聖剣、ある!!」
「落ち着け」
「落ち着いてられっかよ! うわマジか、マジだよな!? ちょっとほっぺ抓ってくれ!」
「ん? こうか」
「あいででででッ! 少しは加減しろよ!!」
「喜んだり怒ったり忙しい奴だな」

 苦笑しつつリアンは左腕を摩っていた。

「お前、その傷……」
「ああ、ミリアのお陰でこの程度で済んだ」

 左側の肘から手首にかけて、傷口は塞がっているがザックリと跡が残っていた。痛々しい戦いの爪痕だが、リアンは目を細めて笑みを浮かべた。

「お前が助けてくれなければ、この程度では済まなかった。記憶が無いとしても感謝しているぞ楓矢」
「……ッ!」
「楓矢!?」

 リアンは突然、腕を掴まれ唖然とする。
 対して楓矢は涙を浮かべ、腕に顔を埋めていた。

「すまねえ……! 俺に力が足りなかったから!!」
「おいおい、どうしたんだ急に!?」
「この傷、残るんだよな?」
「それは……まあ治癒魔法でどうにかなる傷では無かったからな。腕が繋がっているだけでも行幸だぞ」
「それでもすまねえ!!」
「……ミリア助けてくれ」
「えっと、どうしよう」
「すまねえ! 本当にすまねえ!!」

 自分の不甲斐なさからリアンに一生の傷を残してしまった。楓矢はその自責の念で押し潰されそうになっている。
 それを察した二人は互いに顔を見合わせ、困った様に笑みを浮かべた。

「落ち着け楓矢、これは冒険者なら避けては通れないものなんだ」
「……でもよぉ」
「依頼には色々あってね、大体は依頼中に起きたトラブルの責任は冒険者側にあるんだよ」
「は? そんなの冒険者が不利じゃんかよ。ギルドは何もしてくれねえの!?」
「プレジールはその辺は手厚いんだけど、殆どのギルドはそんな感じだね。代わりに前金と報酬が豪華だったりするんだ」
「……金で解決ってことか?」
「言い方は悪いけどそうだね。だって殆どの冒険者はお金の為に依頼を受けているんだよ?」
「そんなの……なんか嫌だ俺」
「ふむ、楓矢は相当な甘ちゃんだな」
「なんだとッ!?」
「ーーーーこれを見てみろ」

 リアンはガバッと肌着を脱ぎ捨てる。胸元をギリギリ手で隠しながら、身体に残った数々の傷跡を見せ付けた。

「おい待てって!」
「ちゃんと見ろ。この傷の一つ一つが私がSランク冒険者として歩んだ証だ」

 生々しい傷跡は数え切れない。齢十八歳の身体には思えない程、その肉体は歴戦の傷で埋め尽くされていた。

「冒険者になった瞬間から覚悟はしていたさ。もっとも、嫁には行けそうにないがな」

 カラッと笑って見せる。
 自分で晒したとはいえ、空気を重くさせない様にとのリアンの配慮だが楓矢は真剣な表情で答える。

「何でだよ」
「何でって……こんな傷だらけの身体だぞ、当たり前だ」
「じゃあもし、その傷を笑った奴が居たら俺がぶん殴ってやる。その傷は、間違いなくリアンの覚悟の証だ」
「!?」
「上手く言えねえけど、それってすげぇカッコいい事じゃん? 生き方とかフワッとしてる俺と違って、ビシッと一本筋が通っててさ」
「……ま、まあ、そうだな?」
「ふふ、私は見直したよ楓矢の事」
「あれ、ミリアちゃん今“楓矢”って読んでくれた?」

 思わず二度見するが、ミリアはこくりと頷いて見せる。

「もう勇者くんなんて呼ばないよ。楓矢は楓矢で、ちゃんと勇者だから」
「……うわ、俺なんか泣きそうだわ」
「わ、わだじもだ」
「うおあッ!? なんでお前が泣いてんだよ!!」
「お前が変なごどいうがらだバガぁ!」
「ふふ……あはは」

 賑やかな夜は笑い声と共に更けていく。
 二日後、王都へ辿り着いた三人の魔神討伐の報告は瞬く間に大陸中に響き渡ると同時に、勇者の存在を確固たるものへと変えていった。
 しかし一方で、キマイラ戦で生き残った騎士団による『魔王の消滅』の話だけが王を悩ませる原因となる。
 詳細は闇のままだが、楓矢達は王の労いによってディノルの城内で身体を癒す運びとなった。


 ◆


『ありゃ、これは少し予定外だぞ? せっかくパクった聖剣なのにぃ!!』

 ディノルの遥か上空で胡座をかいてボヤく少女。頬を目一杯に膨らませつつ、目深にパーカーのフードを被って怒りを露わにしていた。

『話が違うじゃ~ん。ぜーんぶメアの好きにして良いって言ってたのにい』

 ふよふよと宙を回転しながら彷徨い、頭が下を向いた時にピタリと動きを止めた。そこで『まてよ?』と押し黙り、数分間、無言のまま考える素振りを続けた。
 やがてポンと手を叩き目を見開く。

『そっか、そういう事か! 分かっちゃったねメアって超天才!』

 ニシシッと悪戯げな笑いを溢すと、メアはフードを脱いで不適な表情を浮かべる。

『じゃあ今度は、かな~りヘヴィでスペシャルな悪夢をお見舞いしちゃおうかな!』
感想 0

あなたにおすすめの小説

大学生活を謳歌しようとしたら、女神の勝手で異世界に転送させられたので、復讐したいと思います

町島航太
ファンタジー
 2022年2月20日。日本に住む善良な青年である泉幸助は大学合格と同時期に末期癌だという事が判明し、短い人生に幕を下ろした。  死後、愛の女神アモーラに見初められた幸助は魔族と人間が争っている魔法の世界へと転生させられる事になる。  命令が嫌いな幸助は使命そっちのけで魔法の世界を生きていたが、ひょんな事から自分の死因である末期癌はアモーラによるものであり、魔族討伐はアモーラの私情だという事が判明。  自ら手を下すのは面倒だからという理由で夢のキャンパスライフを失った幸助はアモーラへの復讐を誓うのだった。

異世界のんびり放浪記

立花アルト
ファンタジー
異世界に転移した少女リノは森でサバイバルしながら素材を集め、商人オルソンと出会って街アイゼルトヘ到着。 冒険者ギルドで登録と新人訓練を受け、採取や戦闘、魔法の基礎を学びながら生活準備を整え、街で道具を買い揃えつつ、次の冒険へ向けて動き始めた--。 よくある異世界転移?です。のんびり進む予定です。 小説家になろうにも投稿しています。

異世界転生日録〜生活魔法は無限大!〜

一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
☆感想の受付開始しました。 【あらすじ】   異世界に転生したルイは、5歳の高熱を境に、記憶を取り戻す。一度は言ってみたい「ステータス・オープン」で、ステータスを見れることに気付いた。スキル「生活魔法∞(無限大)」を発見。その意味を知るルイは、仄かに期待を抱いた。  それと同時に、今世の出自である農家の四男は、長男大事な両親の態度に、未来はないと確信。  家族に隠れて、ステータスにあったスキルの一つ「鑑定」を使い、村のお婆(薬師)相手に、金策を開始。  十歳の時に行われたスキル鑑定の結果を父に伝えたが、農家向きのスキルではなかったルイは「家の役には立たない」と判断され、早々に家を追い出される。   だが、追放ありがとう!とばかりに、生活魔法を知るべく、図書館がある街を目指すことにしたルイ。  最初に訪れた街・ゼントで、冒険者登録を済ませる。だがそのギルドの資料室で、前世の文字である漢字が、この世界の魔法文字だという事実を知ることになる。  この世界の魔法文字を試したルイは、魔法文字の奥深さに気づいてしまった。バレないように慎重に……と行動しているつもりのルイだが、そんな彼に奇妙な称号が増えて行く。  そして、冒険者ギルドのギルドマスターや、魔法具師のバレンと共に過ごすうちに、バレンのお師匠様の危機を知る。  そして彼に会いにいくことになったが、その目的地が、図書館がある魔法都市アルティメットだった。  旅の道中もさることながら、魔法都市についても、色々な人に巻き込まれる運命にあるルイだったが……それを知るのは、まだ先である。 ☆見切り発車のため、後日変更・追記する場合があります。体調が不安定のため、かける時に書くスタイルです。不定期更新。 ☆カクヨム様(吉野 ひな)でも先行投稿しております。

異世界に転移したら、孤児院でごはん係になりました

雪月夜狐
ファンタジー
ある日突然、異世界に転移してしまったユウ。 気がつけば、そこは辺境にある小さな孤児院だった。 剣も魔法も使えないユウにできるのは、 子供たちのごはんを作り、洗濯をして、寝かしつけをすることだけ。 ……のはずが、なぜか料理や家事といった 日常のことだけが、やたらとうまくいく。 無口な男の子、甘えん坊の女の子、元気いっぱいな年長組。 個性豊かな子供たちに囲まれて、 ユウは孤児院の「ごはん係」として、毎日を過ごしていく。 やがて、かつてこの孤児院で育った冒険者や商人たちも顔を出し、 孤児院は少しずつ、人が集まる場所になっていく。 戦わない、争わない。 ただ、ごはんを作って、今日をちゃんと暮らすだけ。 ほんわか天然な世話係と子供たちの日常を描く、 やさしい異世界孤児院ファンタジー。

異世界に転移してしまった私、古民家をもらったのでカフェを始めたら大盛況。国王陛下が頻繁に来るのですが、どうしたらいいですか?

来栖とむ
ファンタジー
ブラック企業で疲れ果てた30歳の元OL・美里(みさと)が転移した先は、見渡す限りの深い森。 そこで彼女が授かったのは、魔女の称号……ではなく、一軒の**「日本の古民家」**だった! 亡き祖母が遺したその屋敷には、異世界では失われたはずの「お醤油」「お味噌」「白いお砂糖」という禁断の調味料が眠っていて――。 「えっ、唐揚げにそんなに感動しちゃうの?」 「プリン一口で、国王陛下が泣いちゃった……!?」 おにぎり、オムライス、そして肉汁溢れるハンバーグ。 現代日本の「当たり前」が、この世界では常識を覆す究極の美食に。 お掃除のプロな親子や、お忍びの王様、さらにはツンデレな宮廷料理人まで巻き込んで、 美味しい香りに包まれた、心もお腹も満たされるスローライフが今、始まります!

異世界転生~チート魔法でスローライフ

玲央
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。 43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。 その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」 大型連休を利用して、 穴場スポットへやってきた! テントを建て、BBQコンロに テーブル等用意して……。 近くの川まで散歩しに来たら、 何やら動物か?の気配が…… 木の影からこっそり覗くとそこには…… キラキラと光注ぐように発光した 「え!オオカミ!」 3メートルはありそうな巨大なオオカミが!! 急いでテントまで戻ってくると 「え!ここどこだ??」 都会の生活に疲れた主人公が、 異世界へ転生して 冒険者になって 魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。 恋愛は多分ありません。 基本スローライフを目指してます(笑) ※挿絵有りますが、自作です。 無断転載はしてません。 イラストは、あくまで私のイメージです ※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが 少し趣向を変えて、 若干ですが恋愛有りになります。 ※カクヨム、なろうでも公開しています

猫を拾ったら聖獣で犬を拾ったら神獣で最強すぎて困る

マーラッシュ
ファンタジー
旧題:狙って勇者パーティーを追放されて猫を拾ったら聖獣で犬を拾ったら神獣だった。そして人間を拾ったら・・・ 何かを拾う度にトラブルに巻き込まれるけど、結果成り上がってしまう。 異世界転生者のユートは、バルトフェル帝国の山奥に一人で住んでいた。  ある日、盗賊に襲われている公爵令嬢を助けたことによって、勇者パーティーに推薦されることになる。  断ると角が立つと思い仕方なしに引き受けるが、このパーティーが最悪だった。  勇者ギアベルは皇帝の息子でやりたい放題。活躍すれば咎められ、上手く行かなければユートのせいにされ、パーティーに入った初日から後悔するのだった。そして他の仲間達は全て女性で、ギアベルに絶対服従していたため、味方は誰もいない。  ユートはすぐにでもパーティーを抜けるため、情報屋に金を払い噂を流すことにした。  勇者パーティーはユートがいなければ何も出来ない集団だという内容でだ。  プライドが高いギアベルは、噂を聞いてすぐに「貴様のような役立たずは勇者パーティーには必要ない!」と公衆の面前で追放してくれた。  しかし晴れて自由の身になったが、一つだけ誤算があった。  それはギアベルの怒りを買いすぎたせいで、帝国を追放されてしまったのだ。  そしてユートは荷物を取りに行くため自宅に戻ると、そこには腹をすかした猫が、道端には怪我をした犬が、さらに船の中には女の子が倒れていたが、それぞれの正体はとんでもないものであった。  これは自重できない異世界転生者が色々なものを拾った結果、トラブルに巻き込まれ解決していき成り上がり、幸せな異世界ライフを満喫する物語である。

異世界転生したらたくさんスキルもらったけど今まで選ばれなかったものだった~魔王討伐は無理な気がする~

宝者来価
ファンタジー
俺は異世界転生者カドマツ。 転生理由は幼い少女を交通事故からかばったこと。 良いとこなしの日々を送っていたが女神様から異世界に転生すると説明された時にはアニメやゲームのような展開を期待したりもした。 例えばモンスターを倒して国を救いヒロインと結ばれるなど。 けれど与えられた【今まで選ばれなかったスキルが使える】 戦闘はおろか日常の役にも立つ気がしない余りものばかり。 同じ転生者でイケメン王子のレイニーに出迎えられ歓迎される。 彼は【スキル:水】を使う最強で理想的な異世界転生者に思えたのだが―――!? ※小説家になろう様にも掲載しています。