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第二機
サクラ
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「ここが俺の家だ。前もって言っておくがもう一人同居人がいる」
「同居人ですか? あの……やっぱり私は別の場所で」
「いまさら何を。それに心配しなくても大丈夫だ。まぁ会えばわかる」
そういいながら篤はドアを開けて家へと入る。
「お帰りなさい、篤」
「お帰り」
「あの……ご飯にします? お風呂にします? それともわた――ワタシ?」
あまりの状況にツバキは慌てふためく。
むしろその状況に慌てふためかないほうが異常だ。何せ篤を出迎えたのは裸エプロン姿の女の子だった。
少し紫がかった桜色の髪をした姿は可愛らしさがあり、柔らかな声は人を和ませる。
それでもやはり刺激的な裸エプロンだ。
「その格好はやめろ。誰かに見られたら誤解を招く」
「大丈夫だよ。ほらー」
と言いながらエプロンを外す。手に収まりそうな二つの胸が飾りの一切ない純白の水着によって包まれていた。
さすがの篤も動揺した。
「少しは恥じらいをだな」
「それはそうと彼女は誰? お客さん?」
玄関の手前で立っていたツバキを見ながら問うた。興味津々といった様子でまじまじと見る。
「初めまして、今日からこちらでお世話になりますツバキといいます。よろしくお願いします」
「私はサクラ。よろしく……?」
サクラは首をかしげて数秒。
「そんなぁ一緒に暮らすなんて、私と篤の楽しい夜の遊びが」
「また誤解を招くようなことを」
「じゃぁもしかしてあれなの? 三人で夜の遊びを?」
「余計にダメだろ!」
「じゃぁ、あっちなの? サクラとサツキの百合をおかずに――」
「何故、卑猥な妄想しか生まれてこない」
「でも歓迎!」
「そうか。歓迎するそうだ」
「え?」
何が真実なのかわからないままサツキは篤の家へと上がった。
「同居人ですか? あの……やっぱり私は別の場所で」
「いまさら何を。それに心配しなくても大丈夫だ。まぁ会えばわかる」
そういいながら篤はドアを開けて家へと入る。
「お帰りなさい、篤」
「お帰り」
「あの……ご飯にします? お風呂にします? それともわた――ワタシ?」
あまりの状況にツバキは慌てふためく。
むしろその状況に慌てふためかないほうが異常だ。何せ篤を出迎えたのは裸エプロン姿の女の子だった。
少し紫がかった桜色の髪をした姿は可愛らしさがあり、柔らかな声は人を和ませる。
それでもやはり刺激的な裸エプロンだ。
「その格好はやめろ。誰かに見られたら誤解を招く」
「大丈夫だよ。ほらー」
と言いながらエプロンを外す。手に収まりそうな二つの胸が飾りの一切ない純白の水着によって包まれていた。
さすがの篤も動揺した。
「少しは恥じらいをだな」
「それはそうと彼女は誰? お客さん?」
玄関の手前で立っていたツバキを見ながら問うた。興味津々といった様子でまじまじと見る。
「初めまして、今日からこちらでお世話になりますツバキといいます。よろしくお願いします」
「私はサクラ。よろしく……?」
サクラは首をかしげて数秒。
「そんなぁ一緒に暮らすなんて、私と篤の楽しい夜の遊びが」
「また誤解を招くようなことを」
「じゃぁもしかしてあれなの? 三人で夜の遊びを?」
「余計にダメだろ!」
「じゃぁ、あっちなの? サクラとサツキの百合をおかずに――」
「何故、卑猥な妄想しか生まれてこない」
「でも歓迎!」
「そうか。歓迎するそうだ」
「え?」
何が真実なのかわからないままサツキは篤の家へと上がった。
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