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第二機
カレーライス+家族=楽しい
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懐かしいという言葉はツバキからは生まれなかった。それもそのはずだ。ツバキにはこうして誰かと食事をすることなど一度もないからだ。
そのためかどうにも落ち着かなかった。
「どうしたの? もしかして嫌いなものでもあった? もしそうだったら窯から別のもの作ろうか?」
「いいえ。別に嫌いなものは……たぶんありません。そものもご飯を食べたことがなくて」
「それは損! 損だよ!! 試しに食べてみなよ。びっくりするから」
サクラに進められてようやく決心がついたツバキはスプーンを手に取ってお皿の上に盛られたカレーライスにスプーン走らせる。
口元へとスプーンを運ぶと香辛料の香りが鼻腔をくすぶる。その刺激はツバキ記憶には無いもので興味がじわじわと湧き出る。
興味からは味のイメージが次から次へと際限なく生まれていく。イメージはあらゆる感覚を刺激する。
口の中へと入れると香辛料のピリ辛な刺激を感じながら柔らかく煮込まれたお肉がほろほろと崩れて旨味が広がっていく。ジャガイモと玉ねぎが刺激を包み込みニンジンの甘荷が後を追ってくる。お米はそれらを引き立てる。まさに一つの無駄もない一皿。
「おっ、美味しい……。美味しいです!!」
「でしょー」
「サクラも料理がうまくなったな。正直、もう勝てる気がしないな」
「そんなことないよ。それに今日が格別おいしいのは二人じゃなくて、三人で食べてるから。違う?」
「そうだな。でも良らがうまくなったのも事実だ」
三人で食べるその時間は初めてのもので格別だ。
(家族って、こんな感じなのかな? なんだか楽しい)
そのためかどうにも落ち着かなかった。
「どうしたの? もしかして嫌いなものでもあった? もしそうだったら窯から別のもの作ろうか?」
「いいえ。別に嫌いなものは……たぶんありません。そものもご飯を食べたことがなくて」
「それは損! 損だよ!! 試しに食べてみなよ。びっくりするから」
サクラに進められてようやく決心がついたツバキはスプーンを手に取ってお皿の上に盛られたカレーライスにスプーン走らせる。
口元へとスプーンを運ぶと香辛料の香りが鼻腔をくすぶる。その刺激はツバキ記憶には無いもので興味がじわじわと湧き出る。
興味からは味のイメージが次から次へと際限なく生まれていく。イメージはあらゆる感覚を刺激する。
口の中へと入れると香辛料のピリ辛な刺激を感じながら柔らかく煮込まれたお肉がほろほろと崩れて旨味が広がっていく。ジャガイモと玉ねぎが刺激を包み込みニンジンの甘荷が後を追ってくる。お米はそれらを引き立てる。まさに一つの無駄もない一皿。
「おっ、美味しい……。美味しいです!!」
「でしょー」
「サクラも料理がうまくなったな。正直、もう勝てる気がしないな」
「そんなことないよ。それに今日が格別おいしいのは二人じゃなくて、三人で食べてるから。違う?」
「そうだな。でも良らがうまくなったのも事実だ」
三人で食べるその時間は初めてのもので格別だ。
(家族って、こんな感じなのかな? なんだか楽しい)
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