海上都市の機甲女 ~a point of change~

ケニーさん

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第三機

機甲官と機甲人形

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 午前中に巡回をしていた機甲官たちが帰ってくる。皆、外の暑さに体力を奪われて疲れている様子だ。彼らが浮かう先は機甲警察内の大食堂。食堂近くに漂う匂いにつられてやってくる。
 食堂に向かうものはそろって「お腹すいたー」「今日はどんなメニューがあるんだ」と口々に言う。
 現在食堂には約三千人もの人が集まっている。研究者、技術者、通信コネクト科、警備、機甲官とがず多くの人が集まる。そう、ここには人しかいない。その空間に機甲人形マシンドールがいるとなると篤に対して軽蔑の目を向ける。それが自分のせいだと理解しているツバキは――

「あの――」

「席を外すなんて言うなよ」

 篤は言葉を先読みして腰を浮かそうとしているツバキを止まらせる。

「今日はここでツバキと食事をする。俺に頼もしいペアができたことを見せびらかしたしにきたんだ。ダメか?」

「いいえ……。そういうことなら」

 二人は食事を再開する。篤は日替わり和風定食の鮭をホイル焼きから皮をはがしにかかる。ツバキはハムと野菜のサンドイッチをウサギのように口を小刻みに動かして食す。
 機械人形は本来決まった燃料ドリンクを口にすれば人間のように三食食べたりなど全く必要がない。だが篤はツバキに少々お金が掛かるものの食事の楽しさを知ってもらいたくて一緒に食べている。

「銃の腕は申し分ないが近接戦闘のレベルがあまりにも低い。人間に対しては今のままでいいにしても、機械人形アンドロイドに対して何かカバーできる方法はあるか?」

「拳銃と打撃武器に使うのは?」

「いくらなんでも殴るのは……」

「殴るのではなく近距離で打つんです。ライフルでもなければ穴は空きませんが、打撃武器と考えると相当な威力になります」

「確かに……だが弾の消費が激しすぎる。仕方ない。水瀬さんに相談しよう」

 篤は水瀬さんのパソコンにメールを送信して食事を三度再開する。

「この後だが、朝も話した通り北エリアの巡回をする。移動手段はバイクだ。北エリアの機甲警察所有車庫にバイクを停めて、徒歩での巡回をする。外での初めての仕事だ。視野をできるだけ広く持って行動するように」

「はい」

 食事を終えて二人は身なりを整えて巡回任務に仕事を移行し。
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