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第三機
銀行強盗2
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ツバキは車で移動する銀行強盗を追跡していた。
平均で六十キロ以上出ている対象に対して、十分も足で追跡を可能とするのはさすが機械人形といったところだ。しかし、機械人形とはいえど限界はある。ツバキの足は数分前から熱を帯びている。
(あと三分が限界……)
不思議なことに逃走車の通る信号機は常に青という状態。まるで彼らの逃走を後押ししているようでならない。
それは突然だった。海がすぐそばにある建築途中のビルの前で車は止まった。それを見てツバキも屋根から地面に降りて姿を隠しながら様子を窺がう。男と建設用機械人形は車から降りると建設途中のビルへと入っていく。それを見てツバキは携帯端末を手に取り篤に連絡を取る。
「もしもし、篤さん。場所の特定完了しました」
『も少しでそこに着く。持っていくれ』
(? ――もう少しで着く?)
篤の言葉にツバキは疑問を抱く。が言葉通りすぐに篤は到着した。
「そのバイクどこで?」
「これは俺のだ。それより奴らは?」
「建設途中のビルの中です。肉眼で確認できたのはエレベータを使って最上階に向かったところまでです」
篤はヘッドセットに向かって話す。
「聞こえましたか? 建物内のデータを送ってください」
『了解しました。一分ほどでそちらに二ペアが到着いたしますので合流を待ってください』
「了解。待機、監視を続けます」
篤は送られてきたデータを確認する。あくまでそのデータは完成図であり建設途中のビルとは大きく違う。現に全面ガラス張りのはずのビルは筒抜け状態。見える限りでも機材があちこちに置いてある。
室内戦闘において特に内部構造は重要だ。逃走相手がここを選んだ時点で内部構造は把握済み。そんな相手に内部構造もわからず突入するのは自殺行為に等しい。
トラップを仕掛けやすそうな位置を割り出してルートを絞っていく。そうこうしている間に二ペアが遅れてやってきた。
平均で六十キロ以上出ている対象に対して、十分も足で追跡を可能とするのはさすが機械人形といったところだ。しかし、機械人形とはいえど限界はある。ツバキの足は数分前から熱を帯びている。
(あと三分が限界……)
不思議なことに逃走車の通る信号機は常に青という状態。まるで彼らの逃走を後押ししているようでならない。
それは突然だった。海がすぐそばにある建築途中のビルの前で車は止まった。それを見てツバキも屋根から地面に降りて姿を隠しながら様子を窺がう。男と建設用機械人形は車から降りると建設途中のビルへと入っていく。それを見てツバキは携帯端末を手に取り篤に連絡を取る。
「もしもし、篤さん。場所の特定完了しました」
『も少しでそこに着く。持っていくれ』
(? ――もう少しで着く?)
篤の言葉にツバキは疑問を抱く。が言葉通りすぐに篤は到着した。
「そのバイクどこで?」
「これは俺のだ。それより奴らは?」
「建設途中のビルの中です。肉眼で確認できたのはエレベータを使って最上階に向かったところまでです」
篤はヘッドセットに向かって話す。
「聞こえましたか? 建物内のデータを送ってください」
『了解しました。一分ほどでそちらに二ペアが到着いたしますので合流を待ってください』
「了解。待機、監視を続けます」
篤は送られてきたデータを確認する。あくまでそのデータは完成図であり建設途中のビルとは大きく違う。現に全面ガラス張りのはずのビルは筒抜け状態。見える限りでも機材があちこちに置いてある。
室内戦闘において特に内部構造は重要だ。逃走相手がここを選んだ時点で内部構造は把握済み。そんな相手に内部構造もわからず突入するのは自殺行為に等しい。
トラップを仕掛けやすそうな位置を割り出してルートを絞っていく。そうこうしている間に二ペアが遅れてやってきた。
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