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第五機
同時暴走事件 《東エリア――中央部第二発電施設》 3
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キューブは作業を終えて炎の中から戻ってきた。
『サギョウシュウリョウ。スリープモードニイコウ……』
キューブをバイクにセットしなおす。
「取り敢えず一安心ですね。あとは水道局が遠隔操作で水量と水路を封鎖できれば解決ですね」
「そうなればいいが……。どうも嫌な予感がする」
燃える施設を見た。その瞳は炎を映しだし赤みを帯びていた。篤は経験上知っていた。嫌な予感がするときにいいほうへ転んだためしが一度もないことを……。だからこそ、気を張っている。
歪んだ爆発音。景色が一瞬オレンジ色に塗り替えられ、道はガタガタと自信のように揺れる。爆発のエネルギーによる衝撃波は周りの建物のガラスを一枚残らず破壊していく。その衝撃波は篤とツバキも襲い体を揺さぶる。平衡感覚を失った体は立ってはいられず道に倒れる。
酔ったような感覚にすぐには立ち上がることができずに頭を抱える。そんな篤に通信が入る。
『篤くん!! 問題が起きたの。どうしてか理由はハッキリとわからないけど二か所コントロールが効かなくて、閉められないよ』
「じょッ、冗談だろ」
『どうしたのよ? 声が震えてるけど……』
「爆発がおきた」
心配そうに穂摘が脳で整理しきれないほどの言葉をかけてくる。
「俺もツバキも大丈夫だ。それより……おそらく爆発そのせいで、コントロールができなくなったんだ。また予感的中か……たまにはは外れてくれともいいだろに。それでほかに占める方法はないのか?」
『あるにはあるけど、それには二か所を直接閉めに行かなくちゃならないの。一つは今も得ている建物の地下にあって、もう一つは正面玄関から見て六つ億の建物の地下にあるの』
「燃えている建物の中に入らなきゃならないのか? そんなの――」
篤は言葉を濁した。
『サギョウシュウリョウ。スリープモードニイコウ……』
キューブをバイクにセットしなおす。
「取り敢えず一安心ですね。あとは水道局が遠隔操作で水量と水路を封鎖できれば解決ですね」
「そうなればいいが……。どうも嫌な予感がする」
燃える施設を見た。その瞳は炎を映しだし赤みを帯びていた。篤は経験上知っていた。嫌な予感がするときにいいほうへ転んだためしが一度もないことを……。だからこそ、気を張っている。
歪んだ爆発音。景色が一瞬オレンジ色に塗り替えられ、道はガタガタと自信のように揺れる。爆発のエネルギーによる衝撃波は周りの建物のガラスを一枚残らず破壊していく。その衝撃波は篤とツバキも襲い体を揺さぶる。平衡感覚を失った体は立ってはいられず道に倒れる。
酔ったような感覚にすぐには立ち上がることができずに頭を抱える。そんな篤に通信が入る。
『篤くん!! 問題が起きたの。どうしてか理由はハッキリとわからないけど二か所コントロールが効かなくて、閉められないよ』
「じょッ、冗談だろ」
『どうしたのよ? 声が震えてるけど……』
「爆発がおきた」
心配そうに穂摘が脳で整理しきれないほどの言葉をかけてくる。
「俺もツバキも大丈夫だ。それより……おそらく爆発そのせいで、コントロールができなくなったんだ。また予感的中か……たまにはは外れてくれともいいだろに。それでほかに占める方法はないのか?」
『あるにはあるけど、それには二か所を直接閉めに行かなくちゃならないの。一つは今も得ている建物の地下にあって、もう一つは正面玄関から見て六つ億の建物の地下にあるの』
「燃えている建物の中に入らなきゃならないのか? そんなの――」
篤は言葉を濁した。
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