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第五機
同時暴走事件 《第二発電施設鎮火作戦 【篤・ツバキ】ルート》 6
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狭い廊下で向き合うツバキと機械人形。お互いに戦闘型であるが故にうかつに攻撃を仕掛けない。重い空気間にツバキは息を呑む。
爆発が起きたのか揺れとともに天井からカスが落ちてくる。
揺れに少し足を取られながらも空間をしっかりと把握すべく、目を動かす。
戦闘にはあまりにも不利な狭い空間。回避する為の空間があまりにも少ない。
ツバキの後ろを進んで行った先の一番奥に目的の制御室。その途中にいくつか扉があるがどれも閉まっている。相手の背後には階段下の踊り場の空間が少し広がっている。
どこに移動しても戦闘に向いた場所はない。
(ここで戦うしかない……。それに急がないと……地下にいるせいで外の状況が全く分からない。篤さんと連絡を取りたくても、ヘッドセットはおそらく壊れている。それに携帯端末はバッテリー切れ。外部との連絡手段がない。
――――本当に急がないと手遅れになる)
ツバキの焦りが表情に浮き出したその時、機械人形が一歩前に出た。それに合わせてツバキは一歩身を引いたところから重心を前に持ってきて駆け出した。不意を突かれた機械人形の反応が少し遅れる。
それを見逃さずに一気に加速して距離を詰める。だが流石戦闘用機械人形、防御の姿勢に入ろうとする。機械人形が完全な防御姿勢になる前にほぼゼロ距離まで近づいたツバキは防御の甘い下腹部に走った勢いを乗せた拳が、防御をくぐり貫けて当たる。
大きな体は前傾姿勢になってツバキに寄りかかりそうになる。すかさずツバキは下から潜り込むようにして、顎下を掌底打ちする。前傾姿勢になっていた機械人形の体がまっすぐに伸びた。
ツバキは左肩の一点を見て、両手に握り拳を作った。
爆発が起きたのか揺れとともに天井からカスが落ちてくる。
揺れに少し足を取られながらも空間をしっかりと把握すべく、目を動かす。
戦闘にはあまりにも不利な狭い空間。回避する為の空間があまりにも少ない。
ツバキの後ろを進んで行った先の一番奥に目的の制御室。その途中にいくつか扉があるがどれも閉まっている。相手の背後には階段下の踊り場の空間が少し広がっている。
どこに移動しても戦闘に向いた場所はない。
(ここで戦うしかない……。それに急がないと……地下にいるせいで外の状況が全く分からない。篤さんと連絡を取りたくても、ヘッドセットはおそらく壊れている。それに携帯端末はバッテリー切れ。外部との連絡手段がない。
――――本当に急がないと手遅れになる)
ツバキの焦りが表情に浮き出したその時、機械人形が一歩前に出た。それに合わせてツバキは一歩身を引いたところから重心を前に持ってきて駆け出した。不意を突かれた機械人形の反応が少し遅れる。
それを見逃さずに一気に加速して距離を詰める。だが流石戦闘用機械人形、防御の姿勢に入ろうとする。機械人形が完全な防御姿勢になる前にほぼゼロ距離まで近づいたツバキは防御の甘い下腹部に走った勢いを乗せた拳が、防御をくぐり貫けて当たる。
大きな体は前傾姿勢になってツバキに寄りかかりそうになる。すかさずツバキは下から潜り込むようにして、顎下を掌底打ちする。前傾姿勢になっていた機械人形の体がまっすぐに伸びた。
ツバキは左肩の一点を見て、両手に握り拳を作った。
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