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第五機
同時暴走事件 《第二発電施設鎮火作戦 【篤・ツバキ】ルート》 5
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ツバキは微かな物音を聞き逃さなかった。金属と金属の触れる独特な高い音に反応して、とっさに振り替えると二メートル近くある背丈の機械人形がナックルダスターをはめた拳を後ろに引きながら突進してきていた。距離にして五メートル。
相手の速さと距離に腕のリーチを考えて、人間の運動神経では決してよけられないそれをツバキは紙のように最短距離でヒラリと横へ、ヘッドセットを持って行かれながらも回避する。たまたま解除していなかったセカンドシフトのおかげで回避することができた。だが、その場に膝をついて息を荒らげた。
ギアの力は長時間使用ができない。それは加速させた電気信号に合わせて肉体を動かす。本来スピードを超える動きは体への負荷がとても大きい。人の肉体に近いツバキにはさらに堪える。
「はー……はぁ――――はぁー」
(当分ギアは使えない。運が悪い……戦闘型の機械人形でパワー型スピードはそれほどないものの腕のリーチがある)
さっきまでそこにあった階段が、機械人形の拳によって粉砕されて瓦礫の山に代わっていた。
(それもパワーに完全に特化しているみたい……。一回でもまともに受けたら戦闘不能は確実。
私は女性型だから人よりは力があっても、機械人形の中でも低い方になる。バランス型の私が勝つ方法は相手の力を利用して戦うか、手数で圧倒するかの二択。
どちらにしても、逃げるという選択肢を選ぶことはできない)
ツバキはゆっくりと立ち上がって戦闘態勢に入る。
相手の速さと距離に腕のリーチを考えて、人間の運動神経では決してよけられないそれをツバキは紙のように最短距離でヒラリと横へ、ヘッドセットを持って行かれながらも回避する。たまたま解除していなかったセカンドシフトのおかげで回避することができた。だが、その場に膝をついて息を荒らげた。
ギアの力は長時間使用ができない。それは加速させた電気信号に合わせて肉体を動かす。本来スピードを超える動きは体への負荷がとても大きい。人の肉体に近いツバキにはさらに堪える。
「はー……はぁ――――はぁー」
(当分ギアは使えない。運が悪い……戦闘型の機械人形でパワー型スピードはそれほどないものの腕のリーチがある)
さっきまでそこにあった階段が、機械人形の拳によって粉砕されて瓦礫の山に代わっていた。
(それもパワーに完全に特化しているみたい……。一回でもまともに受けたら戦闘不能は確実。
私は女性型だから人よりは力があっても、機械人形の中でも低い方になる。バランス型の私が勝つ方法は相手の力を利用して戦うか、手数で圧倒するかの二択。
どちらにしても、逃げるという選択肢を選ぶことはできない)
ツバキはゆっくりと立ち上がって戦闘態勢に入る。
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