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第五機
同時暴走事件 《第二発電施設鎮火作戦 【篤・ツバキ】ルート》 結
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《メモリー》
「私がやります……私にやらせてください。篤さん」
「いや、それは――」
「帰ってきます。必ずここに帰ってきます……。約束です」
《メモリー・終》
ツバキは限界まで引きつけて、渾身の一撃に力を溜める。
(私は篤さんと約束をした。その約束を守る為に――)
「この一撃で、あなたを倒します!!」
曲げていた腕を伸ばして、体全体を伸ばしながら手で地を突き放す。足裏で攻撃途中の機械人形の無防備な顎を捉える。
「ツァ――!!」
機械人形の足は地面から離れてそのまま真上に体が蹴り上げられて、天井を突き破る。ツバキは重力に引っ張られて地面におへそを見るような姿勢で後頭部から落ちて、体をゆっくり伸ばした。目先の突き破った天井に頭が引っかかってだらしなくぶら下がる機械人形。それを見てツバキは終わったと思って目を瞑った。
が、すぐに思い出して首を振る。
「早く制御室に行かないと」
見た目以上にひどい状態の体を起こして、壁伝いに制御室へ向かう。
戦闘後の体では見た目以上に距離があるように感じる。
完全に左腕は機能を果たしていないうえに痛みが鈍く襲う。その他にも左足首も折れているのか体重を乗せるたびに痛む為に地につけられない。
痛みの必要としない機械人形になぜ痛覚があるのか。それは自分自身で故障場所を把握できるようにする為だ。何年か前にはなかったもので、痛覚を取り入れてから機械人形の戦闘持続時間と生存率が高まった。
理由は定かではないが研究者の間では故障にあわせた戦闘方法を導き出せるからではないかと言われている。
――が、今のツバキには必要のないもので自ら痛覚を遮断した。
制御室についたツバキは閉めるべき管をモニターで見て、スイッチの番号を調べる。
「間に合ってください!!」
スイッチを押すと、閉鎖開始のサイレンが室内に鳴り響く。
ツバキはその音を聞いて、安心した。力の入っていた眉は力なく下を向き、人形かと間違えるように倒れた。
――――――――――。
――――――――。
――――――。
――――。
――。
暗闇。どこまで続いているのかわからない世界。どれだけ動いても、光差す場所はない。あるのは無限の闇と孤独感。
身を守るために体を縮こまる。
これ以上動いては元の場所に帰ってこられなくなる不安に手が震える。
「ツ――――」
ツバキの体はピクリと動く。
「ツバキ!!」
ツバキは闇の世界から目を覚ます。
「篤……さん? どうしてここに?」
「悪い。約束が果たされるのを待ちきれなかった」
「火は!?」
「心配ない。ツバキのおかげだ」
篤はツバキを抱きかかえて、歩き始める。
ツバキは懐かしさにクスリと笑う。
「どうした? 急に笑って」
篤は不思議そうにツバキの顔を見る。
「始めたあった日のことを思い出して――あれから大分時間がたったようであまりたってないんですよね」
「そうだな。もう長く一緒にいる気分だ。しかし、これじゃぁまるで、最終回のシーンみたいだな」
「そうですね」
二人は笑いながら施設をでて、機甲警察へ戻った。
「私がやります……私にやらせてください。篤さん」
「いや、それは――」
「帰ってきます。必ずここに帰ってきます……。約束です」
《メモリー・終》
ツバキは限界まで引きつけて、渾身の一撃に力を溜める。
(私は篤さんと約束をした。その約束を守る為に――)
「この一撃で、あなたを倒します!!」
曲げていた腕を伸ばして、体全体を伸ばしながら手で地を突き放す。足裏で攻撃途中の機械人形の無防備な顎を捉える。
「ツァ――!!」
機械人形の足は地面から離れてそのまま真上に体が蹴り上げられて、天井を突き破る。ツバキは重力に引っ張られて地面におへそを見るような姿勢で後頭部から落ちて、体をゆっくり伸ばした。目先の突き破った天井に頭が引っかかってだらしなくぶら下がる機械人形。それを見てツバキは終わったと思って目を瞑った。
が、すぐに思い出して首を振る。
「早く制御室に行かないと」
見た目以上にひどい状態の体を起こして、壁伝いに制御室へ向かう。
戦闘後の体では見た目以上に距離があるように感じる。
完全に左腕は機能を果たしていないうえに痛みが鈍く襲う。その他にも左足首も折れているのか体重を乗せるたびに痛む為に地につけられない。
痛みの必要としない機械人形になぜ痛覚があるのか。それは自分自身で故障場所を把握できるようにする為だ。何年か前にはなかったもので、痛覚を取り入れてから機械人形の戦闘持続時間と生存率が高まった。
理由は定かではないが研究者の間では故障にあわせた戦闘方法を導き出せるからではないかと言われている。
――が、今のツバキには必要のないもので自ら痛覚を遮断した。
制御室についたツバキは閉めるべき管をモニターで見て、スイッチの番号を調べる。
「間に合ってください!!」
スイッチを押すと、閉鎖開始のサイレンが室内に鳴り響く。
ツバキはその音を聞いて、安心した。力の入っていた眉は力なく下を向き、人形かと間違えるように倒れた。
――――――――――。
――――――――。
――――――。
――――。
――。
暗闇。どこまで続いているのかわからない世界。どれだけ動いても、光差す場所はない。あるのは無限の闇と孤独感。
身を守るために体を縮こまる。
これ以上動いては元の場所に帰ってこられなくなる不安に手が震える。
「ツ――――」
ツバキの体はピクリと動く。
「ツバキ!!」
ツバキは闇の世界から目を覚ます。
「篤……さん? どうしてここに?」
「悪い。約束が果たされるのを待ちきれなかった」
「火は!?」
「心配ない。ツバキのおかげだ」
篤はツバキを抱きかかえて、歩き始める。
ツバキは懐かしさにクスリと笑う。
「どうした? 急に笑って」
篤は不思議そうにツバキの顔を見る。
「始めたあった日のことを思い出して――あれから大分時間がたったようであまりたってないんですよね」
「そうだな。もう長く一緒にいる気分だ。しかし、これじゃぁまるで、最終回のシーンみたいだな」
「そうですね」
二人は笑いながら施設をでて、機甲警察へ戻った。
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