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一章 (日常)
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開店時刻まであと二十分となって、本日のおすすめを黒板にチョークで文字とイラストをかいていく。
「ほんとにいつもありがとうね。私絵が下手だから……言葉だけで全てを伝えるのは難しいからね。たける君が絵をかいてくれてからお客さんが増えたし」
「それはきっかけだけですよ。美代子さんの入れてくれるコーヒーや料理がおいしいからまた来てくれるんです。俺もこの店は好きですし、あと美代子さんの人柄ですかねやっぱり」
「たける君は女性を褒めるのが上手ね。なんだか照れちゃう」
黒板にかき終えて、お店の外へ置くために扉を開けるとすでにお客さんが待っていた。
「おはようございます。一段と寒くなりましたね」
常連の四十代前半のサラリーマン。近くの会社で働いているとのことで俺が働く前から通っているそうだ。
「そうだね。今日のおすすめは何かな?」
「コーヒにサッパリソースの海老カツサンドイッチのセットです」
黒板を見せながら伝える。
「それはいいねー」
黒板を見ながら言うと体を震わせた。
流石に開店時間まで外で待っていてもらうのは――後十分もあるし。
「外は寒いですし、入ってもらっていいか店主に確認してみますね」
「わるいね」
「いいえ」
黒板をイーゼル型ディスプレイスタンドに立てかけて、店内に入る。
「美代子さん。お客さんがもう来ているんですけど、寒いですし開店してもいいですか?」
「はい、お願いします」
お店はこうして十分ほど早く開店。
「いらっしゃいませ。お好きな席にどうぞ」
午前中はそれほど忙しくはない。このお店で最も忙しいのは正午の前後一時間、二時間だ。初めて働いたときは呼吸するのを忘れてしまう程だった。
忙しくなる理由の大きな要因はオフィス街だと言うのに周りに一切飲食店がないことにある。あるとすればコンビニが数件。毎日コンビニ弁当では飽きてしまうし、何よりコンビニ弁当なんかよりもこのお店の方が断然おいしい。
午前中のピークを越えて、ゆったりとした時間が流れ始める。この時間がこのお店で働く者たちの少しばかり早い昼食となる。
「今日は俺の担当でしたね」
「何を作ってくれるのかな?」
給食を待つ小学生のような眼をこっちに向けてくる美代子さん――グッジョブ‼
そんな美代子さんに何を作るかだけど……
_【本日のメニュー】_
|・ガーリックバケット |
|・お手軽グラタン |
|・シーッザーサラダ |
|・トマトスープ |
|・アップルパイ |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
実はある程度下準備はしてあるので、たいして時間はかからない。
料理を作っている間、美代子さんは俺の料理姿を見ながらコーヒーを飲んでいた。
これはいつものことで、美代子さんが料理をしているときは俺が美代子さんを見ながらコーヒーを飲んでいる。
決して美代子さんだけを見ているわけではない。料理の腕を盗むために見ているのであって、そのような邪なことは一切ありま……ありま……少しばかりはあります。
これは仕方のないことだ。魅力的な美代子さんを前に平然としていられる人間がいたらその顔を見てみたいくらいだ。
そう言えば……
「美代子さん前に夢には意味があるって言っていましたよね。それって、本当なんですか?」
「絶対ではないけれどそうだね……。前には話さなかったけれど、夢とは未来余地のようなものなんだよ」
「未来予知ですか?」
「そう。漫画とかで未来視の力を持ったキャラクターとかいるでしょ。そういったものと同じなの。未来視ていうのは一種の情報処理から導き出された可能性でそれと似たようなことを人は常にしているの」
まるで教師と生徒になった気分だ。悪くない。
「それが夢ってことですね。なら、あの夢は……」
いったいどんな意味が? 荒野とか全くいい未来ではない気がする。
「あの夢?」
美代子さんが興味津々のようで、身を乗り出している。本当にかわいい人ですね。一体実年齢は何歳なのだろうか? まぁそんなことどうでもいいや。
「変な夢で、見知らぬ男が荒野の中で大きな石に腰を下ろしてる姿を後ろから俺が見ている夢なんですけど……どんな意味があるんですかね?」
「そうですね……石は強さを表すものなので、それに座っていた男の人は強い人間ということですね。荒野とは具体的にどんな状態なの?」
「砂漠ですね。あと壊れたビルがいくつかありました」
「砂漠は絶望的な状況を表すもので、孤独、不安、逃げられないとかかな」
よくないことがずらりと並べられて心が痛い。俺の未来はお先真っ暗度というのか……誰か救いの手を。
「用心したほうがいいかもね。でも……その男の人って誰なのかな?」
「強いといえば……その男、戦闘系アニメのキャラクターが来ているような服装だったような。まぁたぶん、夢の中で中二病を拗らせただけかもしれませんね。――お待たせしました。お昼にしましょう」
お昼を二人で食べて、片付けが終わるころにはまたお腹を空かせたお客さんがやってくる。
最も忙しい時間。でも、この時間は嫌いではない。
最も忙しい時間を乗り越えた後、のんびりと仕事をこなしていく。
時刻が十七時を迎えた。
「今日もありがとうね。それと明日もよろしく」
「はい。また明日」
私服に着替えて外へ出ると雪が降っていて、一面雪景色。息を吐く度に白くなる。
確か人の体温であたためられた空気が息として吐き出されて冷たい外気にふれて、水蒸気が急激に冷やされることで目視できる程の水の粒になったのが白い息の招待だったけ?
寒い。マフラーとか手袋を持ってくるべきだった。
「寒いと思ったら雪が降っていたの」
後ろからひょっこり顔を出して外を見る美代子さん。
「ごめんなさい。開けっ放しにしてしまって」
「いいのよ。その恰好じゃ寒くない? 防寒具は?」
「寒いです。今ちょうど後悔していたところです」
「ちょっと待っててね」
そういって店の奥へと姿を消した美代子さん。待つこと数分。
「ごめんね。はい、これ!」
美代子さんに手渡されたのはマフラーと手袋。どちらとも真新しい。
「これは?」
「だいぶ早いけど私からのクリスマスプレゼント。手作りだからデザイン気に入ってくれるといいけど……」
「ありがとうございます。すごくうれしいです」
「よかった」
心の底から喜んでいる美代子さん。早速マフラーと手袋を身に着ける。暖かい。
「手袋きつくない?」
「いいえ。ぴったりです。それに暖かいです」
「それとこれ、妹さんに」
巾着袋のようなもの。
「これは何に使うものですか?」
「妹さんは陸上競技やっているんでしょ。だからシューズ袋にと思って、どうかな?」
「妹も喜ぶと思います。それにしても器用ですね。市販品のものかと思いましたよ」
「ほんとうに褒め上手なんだから……それじゃぁね」
「はい。これ、ありがとうございます。大切に使いますね」
街は白。別の世界にいるような感じがする。
何となく空の写真を撮りたくなって、スマホを取り出してパシャリ。
レンズの部分に雪が下りた為にぼやけた写真。
おやおや、馬のデザインが刻み込まれたジッポライターを見つけてしまった。きっと誰かの落とし物だろう。小さい子が触ったりしては危ないし、交番へ。
『――――英雄よ――』
? 何か遠くから声が……。
『――我がもとに、我が力に……』
? いったいどこから?
取り敢えずライターを拾う。
『――我が血と死後の安らぎを贄に』
? 女の子の声。死後の安らぎ? 何て儀式めいた言葉。
『――流れ行く時の輪に刻まれる。廻、廻、廻』
何だか目眩が……。
『――我はいる。夢の中で彷徨う想いを手に……叶えたまえ!!』
見える世界が……歪む。
あれ? 疲れているのかな? 変な夢も見たし――
『お願い……助けて』
俺は雪の上に倒れた。
冷たい。
寒い。
眠い。
お休みなさい。
「ほんとにいつもありがとうね。私絵が下手だから……言葉だけで全てを伝えるのは難しいからね。たける君が絵をかいてくれてからお客さんが増えたし」
「それはきっかけだけですよ。美代子さんの入れてくれるコーヒーや料理がおいしいからまた来てくれるんです。俺もこの店は好きですし、あと美代子さんの人柄ですかねやっぱり」
「たける君は女性を褒めるのが上手ね。なんだか照れちゃう」
黒板にかき終えて、お店の外へ置くために扉を開けるとすでにお客さんが待っていた。
「おはようございます。一段と寒くなりましたね」
常連の四十代前半のサラリーマン。近くの会社で働いているとのことで俺が働く前から通っているそうだ。
「そうだね。今日のおすすめは何かな?」
「コーヒにサッパリソースの海老カツサンドイッチのセットです」
黒板を見せながら伝える。
「それはいいねー」
黒板を見ながら言うと体を震わせた。
流石に開店時間まで外で待っていてもらうのは――後十分もあるし。
「外は寒いですし、入ってもらっていいか店主に確認してみますね」
「わるいね」
「いいえ」
黒板をイーゼル型ディスプレイスタンドに立てかけて、店内に入る。
「美代子さん。お客さんがもう来ているんですけど、寒いですし開店してもいいですか?」
「はい、お願いします」
お店はこうして十分ほど早く開店。
「いらっしゃいませ。お好きな席にどうぞ」
午前中はそれほど忙しくはない。このお店で最も忙しいのは正午の前後一時間、二時間だ。初めて働いたときは呼吸するのを忘れてしまう程だった。
忙しくなる理由の大きな要因はオフィス街だと言うのに周りに一切飲食店がないことにある。あるとすればコンビニが数件。毎日コンビニ弁当では飽きてしまうし、何よりコンビニ弁当なんかよりもこのお店の方が断然おいしい。
午前中のピークを越えて、ゆったりとした時間が流れ始める。この時間がこのお店で働く者たちの少しばかり早い昼食となる。
「今日は俺の担当でしたね」
「何を作ってくれるのかな?」
給食を待つ小学生のような眼をこっちに向けてくる美代子さん――グッジョブ‼
そんな美代子さんに何を作るかだけど……
_【本日のメニュー】_
|・ガーリックバケット |
|・お手軽グラタン |
|・シーッザーサラダ |
|・トマトスープ |
|・アップルパイ |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
実はある程度下準備はしてあるので、たいして時間はかからない。
料理を作っている間、美代子さんは俺の料理姿を見ながらコーヒーを飲んでいた。
これはいつものことで、美代子さんが料理をしているときは俺が美代子さんを見ながらコーヒーを飲んでいる。
決して美代子さんだけを見ているわけではない。料理の腕を盗むために見ているのであって、そのような邪なことは一切ありま……ありま……少しばかりはあります。
これは仕方のないことだ。魅力的な美代子さんを前に平然としていられる人間がいたらその顔を見てみたいくらいだ。
そう言えば……
「美代子さん前に夢には意味があるって言っていましたよね。それって、本当なんですか?」
「絶対ではないけれどそうだね……。前には話さなかったけれど、夢とは未来余地のようなものなんだよ」
「未来予知ですか?」
「そう。漫画とかで未来視の力を持ったキャラクターとかいるでしょ。そういったものと同じなの。未来視ていうのは一種の情報処理から導き出された可能性でそれと似たようなことを人は常にしているの」
まるで教師と生徒になった気分だ。悪くない。
「それが夢ってことですね。なら、あの夢は……」
いったいどんな意味が? 荒野とか全くいい未来ではない気がする。
「あの夢?」
美代子さんが興味津々のようで、身を乗り出している。本当にかわいい人ですね。一体実年齢は何歳なのだろうか? まぁそんなことどうでもいいや。
「変な夢で、見知らぬ男が荒野の中で大きな石に腰を下ろしてる姿を後ろから俺が見ている夢なんですけど……どんな意味があるんですかね?」
「そうですね……石は強さを表すものなので、それに座っていた男の人は強い人間ということですね。荒野とは具体的にどんな状態なの?」
「砂漠ですね。あと壊れたビルがいくつかありました」
「砂漠は絶望的な状況を表すもので、孤独、不安、逃げられないとかかな」
よくないことがずらりと並べられて心が痛い。俺の未来はお先真っ暗度というのか……誰か救いの手を。
「用心したほうがいいかもね。でも……その男の人って誰なのかな?」
「強いといえば……その男、戦闘系アニメのキャラクターが来ているような服装だったような。まぁたぶん、夢の中で中二病を拗らせただけかもしれませんね。――お待たせしました。お昼にしましょう」
お昼を二人で食べて、片付けが終わるころにはまたお腹を空かせたお客さんがやってくる。
最も忙しい時間。でも、この時間は嫌いではない。
最も忙しい時間を乗り越えた後、のんびりと仕事をこなしていく。
時刻が十七時を迎えた。
「今日もありがとうね。それと明日もよろしく」
「はい。また明日」
私服に着替えて外へ出ると雪が降っていて、一面雪景色。息を吐く度に白くなる。
確か人の体温であたためられた空気が息として吐き出されて冷たい外気にふれて、水蒸気が急激に冷やされることで目視できる程の水の粒になったのが白い息の招待だったけ?
寒い。マフラーとか手袋を持ってくるべきだった。
「寒いと思ったら雪が降っていたの」
後ろからひょっこり顔を出して外を見る美代子さん。
「ごめんなさい。開けっ放しにしてしまって」
「いいのよ。その恰好じゃ寒くない? 防寒具は?」
「寒いです。今ちょうど後悔していたところです」
「ちょっと待っててね」
そういって店の奥へと姿を消した美代子さん。待つこと数分。
「ごめんね。はい、これ!」
美代子さんに手渡されたのはマフラーと手袋。どちらとも真新しい。
「これは?」
「だいぶ早いけど私からのクリスマスプレゼント。手作りだからデザイン気に入ってくれるといいけど……」
「ありがとうございます。すごくうれしいです」
「よかった」
心の底から喜んでいる美代子さん。早速マフラーと手袋を身に着ける。暖かい。
「手袋きつくない?」
「いいえ。ぴったりです。それに暖かいです」
「それとこれ、妹さんに」
巾着袋のようなもの。
「これは何に使うものですか?」
「妹さんは陸上競技やっているんでしょ。だからシューズ袋にと思って、どうかな?」
「妹も喜ぶと思います。それにしても器用ですね。市販品のものかと思いましたよ」
「ほんとうに褒め上手なんだから……それじゃぁね」
「はい。これ、ありがとうございます。大切に使いますね」
街は白。別の世界にいるような感じがする。
何となく空の写真を撮りたくなって、スマホを取り出してパシャリ。
レンズの部分に雪が下りた為にぼやけた写真。
おやおや、馬のデザインが刻み込まれたジッポライターを見つけてしまった。きっと誰かの落とし物だろう。小さい子が触ったりしては危ないし、交番へ。
『――――英雄よ――』
? 何か遠くから声が……。
『――我がもとに、我が力に……』
? いったいどこから?
取り敢えずライターを拾う。
『――我が血と死後の安らぎを贄に』
? 女の子の声。死後の安らぎ? 何て儀式めいた言葉。
『――流れ行く時の輪に刻まれる。廻、廻、廻』
何だか目眩が……。
『――我はいる。夢の中で彷徨う想いを手に……叶えたまえ!!』
見える世界が……歪む。
あれ? 疲れているのかな? 変な夢も見たし――
『お願い……助けて』
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冷たい。
寒い。
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