ドラゴンキラーと呼ばれた女/プルムの恋と大冒険

守 秀斗

文字の大きさ
15 / 82

第15話:首都警備隊員になった

しおりを挟む
 あたしの名前はプルム・ピコロッティ。
 ナロード王国首都警備隊員だ。
 
 あたしはイガグリ坊主頭の王様から、王国首都警備隊員に任命された。

 王国首都警備隊は、その名前のとおり、王国の首都メスト市の警備が任務。
 メスト市は人口十万人。

 王室の華麗な宮殿があるきれいな都だ。
 他にも、大聖堂や美術館、国立劇場、国立図書館などがあり、観光目当てで訪れる人も多い。
 ナロード教皇庁もある。
 遊園地もあるぞ。
 でっかい観覧車がある。

 美味しい料理を出してくれるレストランなど料理店も多い。
 酒場も多い。蕎麦屋やラーメン屋、たこ焼き屋まである。
 王宮前の大通りにあるラーメン屋が美味しいぞ。

 都の中央辺り、西から東に大きい川が流れている。
 名前はスポルガ川。
 川の両側に桜並木があり、春には満開の桜の花が咲いてとてもきれい。
 ガス灯がたくさん設置されており、夜でも携帯ランプなしで歩ける。

 最近は、前にバルドが教えてくれた発電所なるところから電線を引っ張てきて、電灯が点いている場所もある。
 えらい明るいぞ。

 あたしは分隊に所属。
 分隊は六人編成、隊長一人と隊員五人。
 小隊は分隊を五隊まとめて、上に小隊長が一人。
 大隊は小隊を五隊まとめて、上に大隊長が一人。
 欠員とかいるから、大隊は約百五十名ね。

 大隊は四隊ある。
 メスト市を東地区、北地区、西地区、南地区の四地区をそれぞれ担当。
 各地区を二十五区画に分けて、それぞれ各分隊が担当している。
 大隊の警備隊庁舎と寮はそれぞれの地区の真ん中ぐらいにあり、庁舎は小隊ごとに部屋が別れていて、大隊長は別室。

 警備隊庁舎で、電話機なるものを初めて使ってみた。
 廊下に一台置いてあり、交代制で電話番をする。

 コップのような妙な器具を耳にあてて、小型の箱についているハンドルをグルグル回すと、女性の声が聞こえてきて、びっくらこいた。声の主は交換手と言うらしい。箱についているラッパのようなものに番号を言うと相手先につないでくれる。まるで、魔法みたいね。

 通常は本部や他の大隊との連絡に使っている。
 めったにかかってこないから、電話番の時は、あたしにとっては昼寝タイム。電話機は大隊長の自宅にもあるみたい。他は、今のところ、各省庁や市役所、病院、学校などの機関くらいしか設置されていない。後はお金持ちの家とか。

 けど、これを使って、イケメンに告白するのもいいんじゃないって考えた。
 おい、公用の機械を自分の恋愛活動に使うなよって? いいじゃない、これぐらい許してよん!

 あたしは東地区に配属。
 第一大隊の第五小隊。

 大隊長の上に、警備長、警備監、警備総監ってのが本部にいるらしいけど、雲の上の人だから、どうでもいいよね。

 首都警備隊本部は王宮近くの官庁街にある。
 本部には事務部のほか、警備騎馬隊というのがあって、でかい馬に乗って整列しているのを見たことあるけど、なかなかかっこいい。隊員は四十人くらい。これらとは別に、各地区に市民による自警団が組織されている。

 他にいざという時に王宮を守る近衛連隊ってのがあるけど、軍隊の事はよく分からん。
 そう言えば、以前新聞に載っていた領土問題で隣国のカクヨーム王国との戦争が始まったんだけど、結局、一か月ぐらいで終了した。お互い犠牲者を出しただけでほとんど現状は変わらなかった。

 あほらしい。
 戦争したら負け! 

 近衛連隊が一番戦死者を出したらしい。
 死んだ兵士がかわいそう。
 
 リーダーと離れて落胆してるだろって? そうじゃないんよ、フフン。

 ドラゴンとの戦いで、王国国防軍精鋭部隊の人たちが大勢亡くなったので、警備隊から有能な人が引き抜かれるの。それで、新たに警備隊が募集をかけたと情報部のクラウディアさんに教えてもらったときにひらめいたんよ。

 リーダーとバルド、アデリーナさん、サビーナちゃんに強引に薦めたんよ。もう、冒険者稼業は先がないぞって言って。おまけにその後、戦争もあったんで、再度、警備隊から引き抜かれたから、定員が足りないので倍率も低いから受かりやすいぞって。

 試験を受けさせたら、そのまま全員合格。
 みんな頭がいいなあ。
 イガグリ坊主頭の王様の推薦枠じゃなかったら、あたしは落ちてるな。

 何で薦めたんだよ、まだリーダーに未練があるんだろって? 違うわよ、信頼できる仲間だからよ。
 後、王様から推薦されたというコネがあるとうまく思わせて、リーダー、バルド、アデリーナさん、サビーナちゃんとあたしを同じ分隊にしてもらった。やっぱり同じ仲間と一緒の方が安心できていいじゃない。

 嘘つけ、このシーフ女、隙あらばリーダーを略奪するつもりだろって? 失礼ね、そんな女じゃない。リーダーとアデリーナさんの二人の幸せを心から願っている。

 時々、胸が痛むけど。

 それに、これで冒険者ギルドの組合費の件はチャラ。
 冒険者から公務員に転職になったんよ。
 公務員共済組合に加入したんよ!

 それが目的だったのかって? 違うわい! 給料が出たらみんなに返すつもりだったんよ。
 うるさい! 本当よ!

 春に、新規採用者研修を受けたりと忙しい。
 たまに言われるのよ。

「まさか、あなたが、かの有名なドラゴンキラーですか」
「アハハ! いや、たいしたことしてませんよ」

「でも、ドラゴンを倒したんですよね」
「そうなんですが……」

 何とか適当に笑ってごまかす。
 みんな早く、忘れてほしい。

 あたしは警備隊の女子寮に住むことにした。
 寮母はジュスタおばさん。陽気なおばさんであたしとは気が合う。寮の食堂の料理も美味しい。

 寮はサビーナちゃんと二人部屋。
 サビーナちゃんとお喋りすると楽しいし、ポニテから髪をおろしたサビーナちゃんの寝顔をみると癒される。
 まるで天使のようだ。
 あたしが寝坊するとやさしく起こしてくれる。本当にいい娘だなあ。

 寝相の悪いあたしが、ベッドから転げ落ちそうになるのを支えてくれたこともある。優しいなあ。
 ベッドヘタイブ! を真似するようになるサビーナちゃん。かわいいなあ。

 かわいい妹ができたようだ。
 研修の宿題まで手伝ってくれる。
 楽しい寮生活。

 リーダーとアデリーナさんは民間借家でもちろん同居。新婚熱々生活。羨ましい。
 バルドもどっか借りたみたい。

 さて、肝心のあたしが所属する分隊は第二十五分隊。東地区の第二十五区域を担当。
 黒っぽい制服。男女ともズボン着用。帽子とかは無し。

 着てみると、リーダーはかっこいい、バルドは迫力ある、アデリーナさんは何か色っぽい、サビーナちゃんはかわいい。
 けど、あたしは冴えないなあ。

 警備隊員の武器はサーベル。あたしは自前の特殊ナイフを隠し持ってるけどね。手錠と腰縄も携帯。この手錠、あたしなら簡単に外せるな。
 分隊長以上は回転式弾倉拳銃も携帯。あんまり性能が良くないらしい。けど、使うこともほとんど無いみたい。
 あと、首都内では、基本的に攻撃魔法は禁止。一般市民を傷つけないためだそうだ。アデリーナさんには宝の持ち腐れかな。

 分隊長は、デルフィーノさん。
 この人がですねえ、あたしのタイプなんですねえ。穏やかで、優しい感じ。なにしろイケメンだし。デルフィーノさんも試験で配属されたのに、いきなり分隊長とは優秀な方なんですねえ。

 後、サーベルの扱いがうまい。かっこいい。元冒険者かな、デルフィーノさんも。
 ちょっと小柄なんだけど、あたしもチビだから、デートの時は似合うと思う。
 ますます良い。
 妄想すんなって? 何が悪いの、何の法律違反でもないぞ。

 だけど、あたしはちょっと慎重になっている。
 リーダーの件でへこんだんでね。

 で、この分隊長の上に、ベテランのセルジョ小隊長さんがいる。
 禿げてる。

 それはともかく、真面目で良い人なんだけど、あたしはよく叱られる。怒鳴ったりはしないけど、やたら説教時間が長い。まあ、さぼったり、勤務時間なのに机につっぷして、いびきかいて昼寝してたら叱られるのも当たり前ね。

 さて、問題はその上の大隊長さんね。
 警備隊第一大隊長は赤ひげ将軍だったアレサンドロのおっさん。

 レッドドラゴンから真っ先に逃げ出したんで、懲罰人事とかいうものらしい。
 まあ、あんなバカでかいドラゴン見たら、誰でも逃げ出すと思うけど。

 社会は厳しいっすね。軍の事はよう分からんけど、敵前逃亡は通常死刑なんだそうで、命が助かっただけでもマシみたい。軍から追放されて、警備隊に拾われたそうだ。

 赤ひげのおっさん、書類仕事をつまんなそうにやってる。
 まあ、千人規模の軍隊を率いてたのに、百人規模の警備隊だもんね。
 気持ちは分からんでもない。

 この人、あたしのさぼり癖を知っている。
 この間、警備隊庁舎の屋上でさぼって昼寝してたら、気づくと赤ひげのおっさんが近くにいて、遠くを見ながらタバコを吸ってたんよ。

 やばい! とオタオタして言い訳を考えていたら、さっさとあたしを無視して行っちゃった。
 その後も、お咎めなし。
 もう全然やる気無し。

 左遷されてイライラしている。いつも酒臭い。毎晩やけ酒ですか。
 あたしもお酒は好きだけど、お酒は楽しく飲まないといけないと思うなあ。

 そう言えばドラゴンペンダントはどうなったって? 情報省が出来る限り回収したみたい。ただし、結局、何個あるのか確実な情報が無いので、全部回収出来たかは分からないようね。クラウディアさんも忙しいみたいで、全然、会ってない。

 仕事は、けっこう楽。市民からの通報や相談に対応の他、担当地区の巡回、事件発生時の捜査などが任務。巡回は基本一人で行う。勤務は分隊ごとの交替制。日勤、夜勤、非番、そしてたまに休日が基本のローテーション。突発的に事件が起きた場合は非番の日でも呼び出されたりするけどね。

 日勤は、午前九時から午後六時まで。
 夜勤は、午後六時から翌日午前九時まで。夜勤は、交代で二時間休憩を取るんだけど、この時、休憩室で爆睡して、おまけに寝相の悪いあたしはベッドから床に落ちて、そのままベッドの下まで転がって寝ていた。行方不明になって大騒ぎ。ベッドの下から発見されて、セルジョ小隊長から大目玉をくらってしまった。ごめんなさい。

 首都の治安は悪くない。
 巡回したら報告書を作成。
 あたしはさっさとテキトーに書いちゃう。
 みんなは真面目に書いてるので、イタズラしたくなった。

 サビーナちゃんが報告書を書いてるときに、シーフ技を使って、密かに机の前に行って、「バア!」といきなり顔を出してみた。サビーナちゃん、びっくりして、その後、大爆笑。

 他の仲間にも試してみる。

 バルド、びっくりして、悲鳴をあげるが、その後、笑ってくれる。
 リーダー、びっくりして、ビビッてうろたえるが、怒らない。
 アデリーナさん、びっくりして、苦笑。
 デルフィーノ分隊長、全くびっくりしないけど、穏やかに笑ってくれる。素敵。

 セルジョ小隊長、びっくりして、大声で悲鳴を上げて、椅子から転げ落ちて床をゴロゴロと部屋の隅に転がって行った。その後、会議室に呼ばれ、一時間くらい、こんこんと説教される。
 すんまへん。
 
 ドタバタしてたら、夏になった。
 首都メスト市は夏でも涼しい。
 そのため、基本的に制服は年中長袖。
 そのかわり冬は寒いそうだ。

 ある日、巡回してると目の前に、あたしの背丈ぐらいあるバカでかい車輪に乗って向かって来る人に会って、びっくりする。自転車なるものらしい。バカでかい前輪とちっこい後輪。前輪に付いているペダルを足で回して動かす。ちょっと、運転してる人にお願いして、あたしも乗らしてもらう。面白いけど、前輪がデカすぎて、チビのあたしにはちょっとペダルを回すのがつらい。倒れたらケガしそう。

 けど、イケメンの前でわざと倒れて助けてもらって、恋愛がはじまるってのもいいかも。
 お前、そればっかりだなって? そればっかりです。

 自転車から降りて、また巡回していると、あら、素敵なイケメンさんがいらっしゃる。
 おっ、と思うと、恋人らしき女性と手をつないで行っちゃった。
 あー、羨ましい。

 リーダーは、もしアデリーナさんがいなかったら、あたしの告白を受け入れてくれただろうか? それともあっさりと振られたか? それとも、優柔不断だから、あたしの目の前で、永遠に「うーん、うーん」と言い続けたのかな。

 まあ、考えても仕方がないけど。
 ほーんと、アデリーナさんが羨ましい。
 いーなあ、いーなあ、アデリーナ。
 職場だと、リーダーとアデリーナさんは普通に接しているけど、家に帰ったら……。
 ああ、嫉妬の炎が身を焦がす。

 じゃあ、警備隊に誘うなよって? うーん、そうなんだけど……。
 本当はあたし、気が弱いんよ、人見知りするんよ。
 だから、仲間といると安心できるんだけど。

 嫉妬の炎は燃え盛る一方だ。
 我ながら、情けない。

 あー、何かイライラしてきた。

 そんな事を考えていたら、突然、後ろから声をかけられた。

「おい、ドラゴンキラー!」
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています

藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。 結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。 聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。 侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。 ※全11話 2万字程度の話です。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

【完結】無能と婚約破棄された令嬢、辺境で最強魔導士として覚醒しました

東野あさひ
ファンタジー
無能の烙印、婚約破棄、そして辺境追放――。でもそれ、全部“勘違い”でした。 王国随一の名門貴族令嬢ノクティア・エルヴァーンは、魔力がないと断定され、婚約を破棄されて辺境へと追放された。 だが、誰も知らなかった――彼女が「古代魔術」の適性を持つ唯一の魔導士であることを。 行き着いた先は魔物の脅威に晒されるグランツ砦。 冷徹な司令官カイラスとの出会いをきっかけに、彼女の眠っていた力が次第に目を覚まし始める。 無能令嬢と嘲笑された少女が、辺境で覚醒し、最強へと駆け上がる――! 王都の者たちよ、見ていなさい。今度は私が、あなたたちを見下ろす番です。 これは、“追放令嬢”が辺境から世界を変える、痛快ざまぁ×覚醒ファンタジー。

【完結】使えない令嬢として一家から追放されたけど、あまりにも領民からの信頼が厚かったので逆転してざまぁしちゃいます

腕押のれん
ファンタジー
アメリスはマハス公国の八大領主の一つであるロナデシア家の三姉妹の次女として生まれるが、頭脳明晰な長女と愛想の上手い三女と比較されて母親から疎まれており、ついに追放されてしまう。しかしアメリスは取り柄のない自分にもできることをしなければならないという一心で領民たちに対し援助を熱心に行っていたので、領民からは非常に好かれていた。そのため追放された後に他国に置き去りにされてしまうものの、偶然以前助けたマハス公国出身のヨーデルと出会い助けられる。ここから彼女の逆転人生が始まっていくのであった! 私が死ぬまでには完結させます。 追記:最後まで書き終わったので、ここからはペース上げて投稿します。 追記2:ひとまず完結しました!

主人公の恋敵として夫に処刑される王妃として転生した私は夫になる男との結婚を阻止します

白雪の雫
ファンタジー
突然ですが質問です。 あなたは【真実の愛】を信じますか? そう聞かれたら私は『いいえ!』『No!』と答える。 だって・・・そうでしょ? ジュリアーノ王太子の(名目上の)父親である若かりし頃の陛下曰く「私と彼女は真実の愛で結ばれている」という何が何だか訳の分からない理屈で、婚約者だった大臣の姫ではなく平民の女を妃にしたのよ!? それだけではない。 何と平民から王妃になった女は庭師と不倫して不義の子を儲け、その不義の子ことジュリアーノは陛下が側室にも成れない身分の低い女が産んだ息子のユーリアを後宮に入れて妃のように扱っているのよーーーっ!!! 私とジュリアーノの結婚は王太子の後見になって欲しいと陛下から土下座をされてまで請われたもの。 それなのに・・・ジュリアーノは私を後宮の片隅に追いやりユーリアと毎晩「アッー!」をしている。 しかも! ジュリアーノはユーリアと「アッー!」をするにしてもベルフィーネという存在が邪魔という理由だけで、正式な王太子妃である私を車裂きの刑にしやがるのよ!!! マジかーーーっ!!! 前世は腐女子であるが会社では働く女性向けの商品開発に携わっていた私は【夢色の恋人達】というBLゲームの、悪役と位置づけられている王太子妃のベルフィーネに転生していたのよーーーっ!!! 思い付きで書いたので、ガバガバ設定+矛盾がある+ご都合主義。 世界観、建築物や衣装等は古代ギリシャ・ローマ神話、古代バビロニアをベースにしたファンタジー、ベルフィーネの一人称は『私』と書いて『わたくし』です。

悪役令嬢と言われ冤罪で追放されたけど、実力でざまぁしてしまった。

三谷朱花
恋愛
レナ・フルサールは元公爵令嬢。何もしていないはずなのに、気が付けば悪役令嬢と呼ばれ、公爵家を追放されるはめに。それまで高スペックと魔力の強さから王太子妃として望まれたはずなのに、スペックも低い魔力もほとんどないマリアンヌ・ゴッセ男爵令嬢が、王太子妃になることに。 何度も断罪を回避しようとしたのに! では、こんな国など出ていきます!

JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――

のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」 高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。 そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。 でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。 昼間は生徒会長、夜は…ご主人様? しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。 「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」 手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。 なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。 怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。 だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって―― 「…ほんとは、ずっと前から、私…」 ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。 恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。

断罪まであと5秒、今すぐ逆転始めます

山河 枝
ファンタジー
聖女が魔物と戦う乙女ゲーム。その聖女につかみかかったせいで処刑される令嬢アナベルに、転生してしまった。 でも私は知っている。実は、アナベルこそが本物の聖女。 それを証明すれば断罪回避できるはず。 幸い、処刑人が味方になりそうだし。モフモフ精霊たちも慕ってくれる。 チート魔法で魔物たちを一掃して、本物アピールしないと。 処刑5秒前だから、今すぐに!

処理中です...