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第46話:フランチェスコさんと遊園地の観覧車に乗る
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ついに、齢二十歳でデートに誘われたぞ!!!
しかも、こんな超イケメンに。
ああ、こんなチェックの長袖シャツに黒いズボンじゃなくて、もっとおしゃれな格好をしてればよかった。
もう、あたしは、頭がフワフワ状態で遊園地にフランチェスコさんと向かう。
この遊園地は結構大きい。
正式名称は、ナロード王国メスト市遊園地。
ジェットコースターやコーヒーカップ、メリーゴーランドとか、いろんな乗り物の他、でっかいホールもある。そこで、いろんな催し物をやっていたりする。
そこで、フランチェスコさんに誘われた。
「観覧車に乗りませんか」
「は、はい」
もう、この際、なんでもいいぞ。
バンジージャンプでもフリーフォール垂直落下でもおサルさんが運転するちっこい列車でもなんでも、フランチェスコさんと一緒なら。
そして、遊園地の観覧車に乗る。
一周回るのに十五分間くらいかかるみたい。
わーい、十五分間、イケメンと二人っきりだ!
嬉しくて仕方が無い。
観覧車に乗る時、ドアに引っかかって、フランチェスコさんが首にかけていたロケットのチェーンが切れて落ちた。
「おっと!」
危うく、乗り場と観覧車の隙間に落ちそうになったところを、あたしが空中でキャッチする。
日頃、十円硬貨や百エン硬貨を空中に投げて訓練していた賜物だ。
え? あれはヒマつぶしで遊んでいただけだろって?
すいません。
「あ、申し訳ありません」
「いえいえ、どういたしまして」
フランチェスコさんに渡す。
観覧車の中で向かい合わせに座る。
男性と二人っきりで、観覧車に乗るなんて、あたしの人生で初めてだ。
「……実は、このロケットは、僕が捨てられていた籠の中に入っていたものなんです」
「え、そうなんですか」
フランチェスコさんがロケットを開けると、鏡が付いている。その鏡を取り外すと、下に女性の写真が貼ってあった。多分、二十年前くらいの写真だからぼやけている。当時は技術もあまり進んでいなかったようだし。撮影するのに一時間くらいかかったようだ。
「この女性はもしかして……」
「多分、僕の母親でしょうね、僕を捨てたのにロケットを残しておくというのは、どういうことでしょうね。教皇庁にとっては身勝手な行動ですけど」
「うーん……いや、なにか事情があったんじゃないですか。それでも、自分の事を覚えていてほしいとか、ロケットでもいいから、フランチェスコさんを見守ってやりたいと思って、置いて行ったんじゃないでしょうか」
しばらく、フランチェスコさんは黙った後、あたしに微笑んで言った。
「プルムさんは優しい人ですね」
え、あたし優しいかな。
「この写真を見せたのはプルムさんが初めてです」
なにー、あたしだけに母親の写真を見せてくれた。
秘密を打ち明けてくれた。
これはあたしに好意を持ってる証拠じゃないの。
嫌いな人にそんなもの見せないでしょ。
これは、本当にあたしについに春が来たんじゃないか。
大いに盛り上がるあたし!
は? 単にお前が拾ってくれたからじゃないか? または、男でロケット着けているのを変に思われるのが嫌なので説明しただけじゃないのって?
ちょっと、水差さないでよ。
あとネックレスのチェーンが切れるなんて縁起が悪いぞって?
うるさーい!
観覧車がどんどん上に昇っていく。
ドキドキしてくる。
メスト市の全景が見える。
今日は快晴だ。
景色はきれい。
目の前にはイケメン。
うひょー! 幸せ!
もう、ずうっとこのままでいいぞ!
一番上まで観覧車が到達。
「プルムさん」
「は、はい」
「実は、例の本の件で、極秘の話があるんです」
何だ仕事の話か。
がっくり。
去年のジェラルドさんのときも、寮の隣の運動場のベンチで二人っきりで座ったなあ。
同じパターンだな。
もしかして、また勘違いすか?
まあ、いいか。
あたしとしては、十五分でも、イケメンと二人きりで一緒にいられるだけでもいいや。
「お恥ずかしい話なんですが、教皇庁内部で権力闘争があって、誰にも聞かれない場所がいいと思って、ここにお誘いしたんです」
やっぱりデートに誘われたわけじゃないのね、当たり前か。
あたしがデートに誘われることって、今後あるのだろうか?
やれやれ。
教皇は任期制で、亡くなった教皇は、本来なら今年の末までだったらしい。
今は、枢機卿のトップが臨時で代行業務をしている。
「去年、教皇が亡くなったんですが、次の教皇がなかなか決まらないんです」
「どうやって、教皇って決まるんですか」
「評議会の話し合いですね」
教皇は亡くなる寸前に、あの古書を見ていたそうだ。
数日前に、教皇様宛に送られてきたとのこと。
「教皇はアトノベル騎士団の呪いによって殺されたとか、またはその残党に殺されたとか噂がたっているんです。評議会のメンバーの中には信じ込んでいる人もいます」
「呪いとか残党とか、怖い話ですね」
「しかし、呪いなんてありえないし、あったとしても、あの本は、そもそも偽物です。それに、千年前に滅んだアトノベル騎士団がいまだに活動しているなんてことも、全くありえません」
「えーと、つまりどういうことなんですか」
「僕の親しい人の考えでは、誰かが教皇を殺して、本の呪いのせいにしたってことじゃないかと。ただ、ニセモノとバレるとまずいので、すぐに回収して廃棄するつもりだったと思われます」
「けど、普通、そういう場合、あの古書を焼却するとか、バラバラに裁断とかしませんか?」
「それが教皇が亡くなったあと、あの古書は厳重に保管されていたんですが、数週間後、盗まれてしまったんです。その時、不審な人物が、東地区の方へ逃げたのを目撃されています。早朝の出来事だったそうです」
教皇庁の衛士が追ったそうだが、東地区で見失ってしまった。
多分、捕まって取り返されたらまずいと思って、焦ってゴミ箱に捨てたか、もしくは、一旦隠したのではとフランチェスコさんは考えているようだ。
それを、偶然、出勤途中のバルドがゴミ箱から拾ってしまった可能性があるみたい。
「実は汚職の噂があって、亡くなった教皇は、その件を知っていたようなんです」
「え、どんな、汚職ですか」
「教皇庁の事務棟を新しく建設することになったんですが、工事業者を選定する際に賄賂を貰った人がいるようなんです」
「そうなんですか。けど、そういう事件って、何かよくあるって言ってはおかしいですけど、あまり珍しい事件ではないですね」
「それが、その人物は次期教皇の有力候補なんです。亡くなった教皇は、その件を告発しようとしていたらしいんです。そうすると、告発された人物は教皇になれなくなってしまう。それで、殺されてしまった。他にも悪い噂のある人で、その人が教皇になるのを反対する評議員も多いんです」
おいおい、次期教皇になろうとする神に仕える人が人殺しかよ。
「ひえ、早く、教皇庁がある南地区の警備隊に知らせた方がいいんじゃないですか」
「それが、南地区の大隊長もからんでいるようなんです」
「ええ! けど、警備隊の大隊長に何の得があるんでしょうか」
「お金ですかね。あと、教皇は、けっこう政府の人事に顔が聞くらしいんです」
まさか、警備隊の大隊長が関わっているのか?
全く、去年の近衛連隊長といい、そんなに権力とか金がほしいのか。
あたしは、そんなもの欲しくないぞ。
金もギャンブルができる程度にあればいいんよ。
いや、もしフランチェスコさんのような恋人がいれば、お金もいらん。
愛は金で買えないんよ。
愛は金で買えないって、偉そうだな、お前、ギャンブル依存症のくせに。
本当にそう思っているのかって?
思っているわい!!!!!
「そこで、プルムさんから何とかならないかと思ったんですが」
「うーん、こういう場合は、警備総監に言うしかないですね。とりあえず、警備隊本部に一緒に行きませんか。総監がいなくても、警備長か警備監が必ずいると思います」
「わかりました。是非よろしくお願いします」
働いたら負け! がモットーのあたし。
しかし、イケメンに頼まれたら、そんなモットーなんぞ吹っ飛ぶ。
あたしは張り切っているぞ。
観覧車を降りて、そのまま、フランチェスコさんと警備隊本部へ行こうと遊園地を出たところで、いきなりあたしらの前にデカい馬車が停まる。
教皇庁の馬車だ。
びっくりしていると、覆面を被った連中に取り囲まれた。
あたしがびっくりして叫ぶ。
「なんなの、あんたら」
「殺されたくなかったら、言う事を聞け」
無理矢理、フランチェスコさんと一緒に馬車に詰め込まれ、目隠しされる。
多勢に無勢。
あたし一人なら逃げられたかもしれんけんど、イケメンを残して逃げられん。
大人しく捕まった。
しかも、こんな超イケメンに。
ああ、こんなチェックの長袖シャツに黒いズボンじゃなくて、もっとおしゃれな格好をしてればよかった。
もう、あたしは、頭がフワフワ状態で遊園地にフランチェスコさんと向かう。
この遊園地は結構大きい。
正式名称は、ナロード王国メスト市遊園地。
ジェットコースターやコーヒーカップ、メリーゴーランドとか、いろんな乗り物の他、でっかいホールもある。そこで、いろんな催し物をやっていたりする。
そこで、フランチェスコさんに誘われた。
「観覧車に乗りませんか」
「は、はい」
もう、この際、なんでもいいぞ。
バンジージャンプでもフリーフォール垂直落下でもおサルさんが運転するちっこい列車でもなんでも、フランチェスコさんと一緒なら。
そして、遊園地の観覧車に乗る。
一周回るのに十五分間くらいかかるみたい。
わーい、十五分間、イケメンと二人っきりだ!
嬉しくて仕方が無い。
観覧車に乗る時、ドアに引っかかって、フランチェスコさんが首にかけていたロケットのチェーンが切れて落ちた。
「おっと!」
危うく、乗り場と観覧車の隙間に落ちそうになったところを、あたしが空中でキャッチする。
日頃、十円硬貨や百エン硬貨を空中に投げて訓練していた賜物だ。
え? あれはヒマつぶしで遊んでいただけだろって?
すいません。
「あ、申し訳ありません」
「いえいえ、どういたしまして」
フランチェスコさんに渡す。
観覧車の中で向かい合わせに座る。
男性と二人っきりで、観覧車に乗るなんて、あたしの人生で初めてだ。
「……実は、このロケットは、僕が捨てられていた籠の中に入っていたものなんです」
「え、そうなんですか」
フランチェスコさんがロケットを開けると、鏡が付いている。その鏡を取り外すと、下に女性の写真が貼ってあった。多分、二十年前くらいの写真だからぼやけている。当時は技術もあまり進んでいなかったようだし。撮影するのに一時間くらいかかったようだ。
「この女性はもしかして……」
「多分、僕の母親でしょうね、僕を捨てたのにロケットを残しておくというのは、どういうことでしょうね。教皇庁にとっては身勝手な行動ですけど」
「うーん……いや、なにか事情があったんじゃないですか。それでも、自分の事を覚えていてほしいとか、ロケットでもいいから、フランチェスコさんを見守ってやりたいと思って、置いて行ったんじゃないでしょうか」
しばらく、フランチェスコさんは黙った後、あたしに微笑んで言った。
「プルムさんは優しい人ですね」
え、あたし優しいかな。
「この写真を見せたのはプルムさんが初めてです」
なにー、あたしだけに母親の写真を見せてくれた。
秘密を打ち明けてくれた。
これはあたしに好意を持ってる証拠じゃないの。
嫌いな人にそんなもの見せないでしょ。
これは、本当にあたしについに春が来たんじゃないか。
大いに盛り上がるあたし!
は? 単にお前が拾ってくれたからじゃないか? または、男でロケット着けているのを変に思われるのが嫌なので説明しただけじゃないのって?
ちょっと、水差さないでよ。
あとネックレスのチェーンが切れるなんて縁起が悪いぞって?
うるさーい!
観覧車がどんどん上に昇っていく。
ドキドキしてくる。
メスト市の全景が見える。
今日は快晴だ。
景色はきれい。
目の前にはイケメン。
うひょー! 幸せ!
もう、ずうっとこのままでいいぞ!
一番上まで観覧車が到達。
「プルムさん」
「は、はい」
「実は、例の本の件で、極秘の話があるんです」
何だ仕事の話か。
がっくり。
去年のジェラルドさんのときも、寮の隣の運動場のベンチで二人っきりで座ったなあ。
同じパターンだな。
もしかして、また勘違いすか?
まあ、いいか。
あたしとしては、十五分でも、イケメンと二人きりで一緒にいられるだけでもいいや。
「お恥ずかしい話なんですが、教皇庁内部で権力闘争があって、誰にも聞かれない場所がいいと思って、ここにお誘いしたんです」
やっぱりデートに誘われたわけじゃないのね、当たり前か。
あたしがデートに誘われることって、今後あるのだろうか?
やれやれ。
教皇は任期制で、亡くなった教皇は、本来なら今年の末までだったらしい。
今は、枢機卿のトップが臨時で代行業務をしている。
「去年、教皇が亡くなったんですが、次の教皇がなかなか決まらないんです」
「どうやって、教皇って決まるんですか」
「評議会の話し合いですね」
教皇は亡くなる寸前に、あの古書を見ていたそうだ。
数日前に、教皇様宛に送られてきたとのこと。
「教皇はアトノベル騎士団の呪いによって殺されたとか、またはその残党に殺されたとか噂がたっているんです。評議会のメンバーの中には信じ込んでいる人もいます」
「呪いとか残党とか、怖い話ですね」
「しかし、呪いなんてありえないし、あったとしても、あの本は、そもそも偽物です。それに、千年前に滅んだアトノベル騎士団がいまだに活動しているなんてことも、全くありえません」
「えーと、つまりどういうことなんですか」
「僕の親しい人の考えでは、誰かが教皇を殺して、本の呪いのせいにしたってことじゃないかと。ただ、ニセモノとバレるとまずいので、すぐに回収して廃棄するつもりだったと思われます」
「けど、普通、そういう場合、あの古書を焼却するとか、バラバラに裁断とかしませんか?」
「それが教皇が亡くなったあと、あの古書は厳重に保管されていたんですが、数週間後、盗まれてしまったんです。その時、不審な人物が、東地区の方へ逃げたのを目撃されています。早朝の出来事だったそうです」
教皇庁の衛士が追ったそうだが、東地区で見失ってしまった。
多分、捕まって取り返されたらまずいと思って、焦ってゴミ箱に捨てたか、もしくは、一旦隠したのではとフランチェスコさんは考えているようだ。
それを、偶然、出勤途中のバルドがゴミ箱から拾ってしまった可能性があるみたい。
「実は汚職の噂があって、亡くなった教皇は、その件を知っていたようなんです」
「え、どんな、汚職ですか」
「教皇庁の事務棟を新しく建設することになったんですが、工事業者を選定する際に賄賂を貰った人がいるようなんです」
「そうなんですか。けど、そういう事件って、何かよくあるって言ってはおかしいですけど、あまり珍しい事件ではないですね」
「それが、その人物は次期教皇の有力候補なんです。亡くなった教皇は、その件を告発しようとしていたらしいんです。そうすると、告発された人物は教皇になれなくなってしまう。それで、殺されてしまった。他にも悪い噂のある人で、その人が教皇になるのを反対する評議員も多いんです」
おいおい、次期教皇になろうとする神に仕える人が人殺しかよ。
「ひえ、早く、教皇庁がある南地区の警備隊に知らせた方がいいんじゃないですか」
「それが、南地区の大隊長もからんでいるようなんです」
「ええ! けど、警備隊の大隊長に何の得があるんでしょうか」
「お金ですかね。あと、教皇は、けっこう政府の人事に顔が聞くらしいんです」
まさか、警備隊の大隊長が関わっているのか?
全く、去年の近衛連隊長といい、そんなに権力とか金がほしいのか。
あたしは、そんなもの欲しくないぞ。
金もギャンブルができる程度にあればいいんよ。
いや、もしフランチェスコさんのような恋人がいれば、お金もいらん。
愛は金で買えないんよ。
愛は金で買えないって、偉そうだな、お前、ギャンブル依存症のくせに。
本当にそう思っているのかって?
思っているわい!!!!!
「そこで、プルムさんから何とかならないかと思ったんですが」
「うーん、こういう場合は、警備総監に言うしかないですね。とりあえず、警備隊本部に一緒に行きませんか。総監がいなくても、警備長か警備監が必ずいると思います」
「わかりました。是非よろしくお願いします」
働いたら負け! がモットーのあたし。
しかし、イケメンに頼まれたら、そんなモットーなんぞ吹っ飛ぶ。
あたしは張り切っているぞ。
観覧車を降りて、そのまま、フランチェスコさんと警備隊本部へ行こうと遊園地を出たところで、いきなりあたしらの前にデカい馬車が停まる。
教皇庁の馬車だ。
びっくりしていると、覆面を被った連中に取り囲まれた。
あたしがびっくりして叫ぶ。
「なんなの、あんたら」
「殺されたくなかったら、言う事を聞け」
無理矢理、フランチェスコさんと一緒に馬車に詰め込まれ、目隠しされる。
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