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「到着いたしました。」
「おい、くれぐれも我々の恥になるような行動は慎め。わかっているな」
「はい」
馬車に乗る前に着させられたローブを脱ぎながら馬車を降りる。
(―ーうわあぁぁっ、すごいっ)
目の前にある建物を見て息を呑む。
すごく立派なお城で、圧倒される。
今日僕は浮かれていた。
着たことのないキラキラの服を身にまとい、乗ったことのない馬車に乗って、初めての外出。
馬車に乗っている間、顔を見たくないからと言われてローブのフードをずっと被ることになっても、なるべく息もするな、なんて言われても、そんなこと気にならないくらいには浮かれていた。
「何をボーッとしているんだ。中に入るぞ」
「はい、すみません」
ドキドキする気持ちを抑え、会場内へ足を踏み入れる。
―ーキラキラ、チカチカ
まるで、そんな音が聞こえてくるんじゃないかと思うくらい会場内はきらきらとしていた。会場内にはたくさんの人がいて、みんなきらびやかな衣装を身に纏っていて輝いて見えた。
テーブルの上には、たくさんの見たことのないものがあった。周りを見てみると、それを食べている人がいるので、きっと食べ物なのだろうと推測する。
(……す、すごい)
見たことのないものばかりでめまいがしそうだった。
これ以上キョロキョロするのは良くない、と思い、見たい気持ちを抑えて前を向く。
(―ーあ、れ?)
そこで、会場内の人の視線にようやく気が付く。
こちらを見て眉を顰める人、ひそひそと話をしている人。
「母様、母様が言っていたのってー」
「えぇ、そうよ。あまり近づかないように。あと、少し声が大きいわよ」
きっと、僕のことを言っているのであろうと雰囲気でわかる声。ここにいる人たちは、今日初めて僕とあったはずなのに、自分に向けられる目があの人たちと似た目をしていて。怖い、と本能的に感じてしまう。
でも、もしかしたら。もしかしたら、ここに僕と仲良くしてくれる人がいるかもしれない。だから今日は頑張らないと、と自分に渇を入れた。
「おい、くれぐれも我々の恥になるような行動は慎め。わかっているな」
「はい」
馬車に乗る前に着させられたローブを脱ぎながら馬車を降りる。
(―ーうわあぁぁっ、すごいっ)
目の前にある建物を見て息を呑む。
すごく立派なお城で、圧倒される。
今日僕は浮かれていた。
着たことのないキラキラの服を身にまとい、乗ったことのない馬車に乗って、初めての外出。
馬車に乗っている間、顔を見たくないからと言われてローブのフードをずっと被ることになっても、なるべく息もするな、なんて言われても、そんなこと気にならないくらいには浮かれていた。
「何をボーッとしているんだ。中に入るぞ」
「はい、すみません」
ドキドキする気持ちを抑え、会場内へ足を踏み入れる。
―ーキラキラ、チカチカ
まるで、そんな音が聞こえてくるんじゃないかと思うくらい会場内はきらきらとしていた。会場内にはたくさんの人がいて、みんなきらびやかな衣装を身に纏っていて輝いて見えた。
テーブルの上には、たくさんの見たことのないものがあった。周りを見てみると、それを食べている人がいるので、きっと食べ物なのだろうと推測する。
(……す、すごい)
見たことのないものばかりでめまいがしそうだった。
これ以上キョロキョロするのは良くない、と思い、見たい気持ちを抑えて前を向く。
(―ーあ、れ?)
そこで、会場内の人の視線にようやく気が付く。
こちらを見て眉を顰める人、ひそひそと話をしている人。
「母様、母様が言っていたのってー」
「えぇ、そうよ。あまり近づかないように。あと、少し声が大きいわよ」
きっと、僕のことを言っているのであろうと雰囲気でわかる声。ここにいる人たちは、今日初めて僕とあったはずなのに、自分に向けられる目があの人たちと似た目をしていて。怖い、と本能的に感じてしまう。
でも、もしかしたら。もしかしたら、ここに僕と仲良くしてくれる人がいるかもしれない。だから今日は頑張らないと、と自分に渇を入れた。
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