203 / 218
第四話 王都次代編
4ー33 優秀な専属護衛
しおりを挟む
「おや、そのネコは……若様のネコですかな?」
「そうだよ」
ロワメールの肩にちょこんと乗った茶トラの子ネコに、モルガンは目を細めた。
ミエルは、胡散臭そうにモルガンを値踏みしている。
「これはこれは。可愛らしい子ネコですな。おー、よちよち」
猫なで声で、モルガンはミエルに手を伸ばした。
自分を撫でようとする大きな手に、ミエルが警戒する。
子ネコが背を丸めて威嚇をする直前、ヒューイが動いた。モルガンのたるんだ腕を、素早く捻り上げる。
「な、なにをするか!」
支部長の顔が痛みに歪んだ。
「誰であろうと、許可なき者がこの方に触れるのは許さない」
ヒューイは、顔色ひとつかえず握る手に力を込める。
「ぐっ……!」
ヒューイの行動は王子の護衛として正当なものである。モルガンも、それを認めざるを得なかった。
「ち、違う! 私はネコを撫でようとしただけだ! 若様に触れるつもりはなかった!」
ようやく開放されたモルガンは、屈辱と痛みに耐えながら腕をさする。
「ぼくの護衛は、仕事熱心でね」
にっこりと笑みを浮かべ、ロワメールは配下の行動を謝らなかった。つまり、モルガンに非があると、王子も思っているのだ。
「いえいえ、紛らわしい行動をした、わたくしが悪うございました」
自らの過ちを、モルガンは謝罪する。一民間組織の一支部長が、王族に刃向かえるわけもない。
〈ありがと。ちょっとスッキリした〉
〈お安い御用〉
王子の苛立ちを汲み、心優しくも不器用な専属護衛は実力行使で支部長を黙らせたのだ。
「さあさ、こんな所で立ち話もなんです。どうぞ奥へ」
腐っても支部長。話と意識を早々に切り替えると、モルガンは満面の笑みで貴賓室への移動を促す。
ギルドの受付は依頼人と魔法使いで混み合っていたし、ラウンジにいる魔法使いたちは支部長とマスターとのやり取りを興味津々に盗み見ていた。
(えー、嫌だな)
衆目に晒され、聞き耳を立てられるのも気分は良くないが、この支部長と密室で面と向かって話すのはもっと嫌だった。
しかし王子であることがバレた以上、ここで立ち話もできない。
(困った)
セツが窮状に気付いてくれないかとチラリと目を向けた時、救世主が現れた。
「マスターではありませんか! 来てくださったのですね!」
喜び満ちた声が、ロビーに響く。一人の女性が、カッカッと軽快にヒールの音を鳴らした。
現れたのは、ロワメールの記憶に新しい魔法使いである。
白い裏地の黒のローブに、クルクル巻き髪の金髪ツインテール。ギルド祭四属性対抗試合の風使い代表選手ジュヌヴィエーヴ・シス・ローズであった。
「ジュヌヴィエーヴか。そう言えば、キヨウ所属だったな」
「はい。マスターがお越しくださるのを、心待ちにしておりました」
その笑顔は社交辞令としては華やかで、それが彼女の本心であることを物語る。とそこで、ジュヌヴィエーヴはセツの横に並ぶ黒髪の美青年に気が付いた。
「まあ、若様!」
「やあ、ジュヌヴィエーヴ嬢」
目を見張り、改まって淑女の礼をとる令嬢に、ロワメールも気安く声をかける。
変装中の今は王子という立場ではないし、ジュヌヴィエーヴは肝の据わった女性だった。ロワメールが声をかけたからといって、倒れたりしないのは実証済みである。
「本日もお二人ご一緒で……。本当に、仲がよろしゅうございますわね」
「う、うん……?」
胸の前で両手を握り、うっとりと二人を見つめた。その紫がかった目は、心なしか潤んでいる。
「はあ、尊い」
相変わらず謎な溜め息を漏らす。
「ところでマスター、こちらにおいでくださったということは、わたくしたちと手合わせしていただけるのでしょうか?」
その一言に、ロビーやラウンジで聞き耳を立てていた魔法使いたちがざわめいた。
「ん? そうだな……ロワメール、ちょっといいか?」
「うん。ぼく、セツの魔法見るの好きだよ」
「ジュヴィ、でかした!」
許可が下りたと、魔法使いたちが一斉にセツに群がった。「おれも!」「わたしも!」と、セツに手合わせを希望する。
「ああ。わかったから。全員相手をしてやる」
多少面食らいながらも、セツが興奮状態の魔法使いたちを落ち着かせる。
シノンで手合わせをした噂が、キヨウにも届いているのだ。
(だから彼らは、ソワソワとこちらを窺っていたのか)
キヨウ所属の魔法使いは、権威主義で守銭奴の支部長とは違うようである。最強の魔法使いと手合わせを望み、話しかける機会を探っていたのだ。
「場所はあるのか?」
「本部のような闘技場はありませんので、オウ川の河川敷で」
王都の東限を南北に走るのがオウ川である。
春はサクラ並木、夏は川床料理、秋は紅葉、冬はユリカモメと、四季折々の美しい景観を楽しめる王都住民の憩いの場が、魔法使いたちの修行の場でもあるようだった。
セツたちがオウ川に向かおうとしたところ、ちょうどギルドに飛び込んで来た少年とかち合う。
「ジュヴィねえちゃん!」
息を切らした少年は、ジュヌヴィエーヴを見つけるなり縋り付いた。
「マルク?」
「ジュヴィねえちゃん、助けて!」
「なにがあったの?」
「孤児院が——」
「なんだ、この子どもは!」
助けを求める少年とジュヌヴィエーヴを、野太い声が遮る。
少年の姿は、この場では浮いていた。着物は、清潔だが見るからに質素で、健康そうではあるが痩せている。
十歳くらいの少年は貴族ではなく平民、それも孤児だった。
「ギルドは、お前のような子どもが来る所ではない! 帰れ!」
モルガンは、ギロリとマルクを睨みつける。
支部長はいつも、平民からの依頼には嫌な顔をした。それが貧しい孤児からならなおさらだ。
そんなモルガンの態度に、魔法使いたちは露骨に顔をしかめ、ある者は舌打ちさえする。
「マルク、続けて」
ジュヌヴィエーヴは支部長を無視し、少年を促した。ただ事でないのは、一目瞭然である。
ジュヌヴィエーヴだけでなく、その場の全ての魔法使いが少年に注目した。
「孤児院で工事の足場が壊れて、工事の人が下敷きに! ジュヴィねえちゃん、助けて!」
少年の悲痛な叫びに、ギルド内を一気に緊張が走り抜けた。
▽ ▽ ▽ ▽ ▽ ▽ ▽ ▽ ▽ ▽ ▽
❖ お知らせ ❖
読んでくださり、ありがとうこざいます!
4ー34 魔法使いの価値 は、11/12(水)21時頃に投稿を予定しています。
「そうだよ」
ロワメールの肩にちょこんと乗った茶トラの子ネコに、モルガンは目を細めた。
ミエルは、胡散臭そうにモルガンを値踏みしている。
「これはこれは。可愛らしい子ネコですな。おー、よちよち」
猫なで声で、モルガンはミエルに手を伸ばした。
自分を撫でようとする大きな手に、ミエルが警戒する。
子ネコが背を丸めて威嚇をする直前、ヒューイが動いた。モルガンのたるんだ腕を、素早く捻り上げる。
「な、なにをするか!」
支部長の顔が痛みに歪んだ。
「誰であろうと、許可なき者がこの方に触れるのは許さない」
ヒューイは、顔色ひとつかえず握る手に力を込める。
「ぐっ……!」
ヒューイの行動は王子の護衛として正当なものである。モルガンも、それを認めざるを得なかった。
「ち、違う! 私はネコを撫でようとしただけだ! 若様に触れるつもりはなかった!」
ようやく開放されたモルガンは、屈辱と痛みに耐えながら腕をさする。
「ぼくの護衛は、仕事熱心でね」
にっこりと笑みを浮かべ、ロワメールは配下の行動を謝らなかった。つまり、モルガンに非があると、王子も思っているのだ。
「いえいえ、紛らわしい行動をした、わたくしが悪うございました」
自らの過ちを、モルガンは謝罪する。一民間組織の一支部長が、王族に刃向かえるわけもない。
〈ありがと。ちょっとスッキリした〉
〈お安い御用〉
王子の苛立ちを汲み、心優しくも不器用な専属護衛は実力行使で支部長を黙らせたのだ。
「さあさ、こんな所で立ち話もなんです。どうぞ奥へ」
腐っても支部長。話と意識を早々に切り替えると、モルガンは満面の笑みで貴賓室への移動を促す。
ギルドの受付は依頼人と魔法使いで混み合っていたし、ラウンジにいる魔法使いたちは支部長とマスターとのやり取りを興味津々に盗み見ていた。
(えー、嫌だな)
衆目に晒され、聞き耳を立てられるのも気分は良くないが、この支部長と密室で面と向かって話すのはもっと嫌だった。
しかし王子であることがバレた以上、ここで立ち話もできない。
(困った)
セツが窮状に気付いてくれないかとチラリと目を向けた時、救世主が現れた。
「マスターではありませんか! 来てくださったのですね!」
喜び満ちた声が、ロビーに響く。一人の女性が、カッカッと軽快にヒールの音を鳴らした。
現れたのは、ロワメールの記憶に新しい魔法使いである。
白い裏地の黒のローブに、クルクル巻き髪の金髪ツインテール。ギルド祭四属性対抗試合の風使い代表選手ジュヌヴィエーヴ・シス・ローズであった。
「ジュヌヴィエーヴか。そう言えば、キヨウ所属だったな」
「はい。マスターがお越しくださるのを、心待ちにしておりました」
その笑顔は社交辞令としては華やかで、それが彼女の本心であることを物語る。とそこで、ジュヌヴィエーヴはセツの横に並ぶ黒髪の美青年に気が付いた。
「まあ、若様!」
「やあ、ジュヌヴィエーヴ嬢」
目を見張り、改まって淑女の礼をとる令嬢に、ロワメールも気安く声をかける。
変装中の今は王子という立場ではないし、ジュヌヴィエーヴは肝の据わった女性だった。ロワメールが声をかけたからといって、倒れたりしないのは実証済みである。
「本日もお二人ご一緒で……。本当に、仲がよろしゅうございますわね」
「う、うん……?」
胸の前で両手を握り、うっとりと二人を見つめた。その紫がかった目は、心なしか潤んでいる。
「はあ、尊い」
相変わらず謎な溜め息を漏らす。
「ところでマスター、こちらにおいでくださったということは、わたくしたちと手合わせしていただけるのでしょうか?」
その一言に、ロビーやラウンジで聞き耳を立てていた魔法使いたちがざわめいた。
「ん? そうだな……ロワメール、ちょっといいか?」
「うん。ぼく、セツの魔法見るの好きだよ」
「ジュヴィ、でかした!」
許可が下りたと、魔法使いたちが一斉にセツに群がった。「おれも!」「わたしも!」と、セツに手合わせを希望する。
「ああ。わかったから。全員相手をしてやる」
多少面食らいながらも、セツが興奮状態の魔法使いたちを落ち着かせる。
シノンで手合わせをした噂が、キヨウにも届いているのだ。
(だから彼らは、ソワソワとこちらを窺っていたのか)
キヨウ所属の魔法使いは、権威主義で守銭奴の支部長とは違うようである。最強の魔法使いと手合わせを望み、話しかける機会を探っていたのだ。
「場所はあるのか?」
「本部のような闘技場はありませんので、オウ川の河川敷で」
王都の東限を南北に走るのがオウ川である。
春はサクラ並木、夏は川床料理、秋は紅葉、冬はユリカモメと、四季折々の美しい景観を楽しめる王都住民の憩いの場が、魔法使いたちの修行の場でもあるようだった。
セツたちがオウ川に向かおうとしたところ、ちょうどギルドに飛び込んで来た少年とかち合う。
「ジュヴィねえちゃん!」
息を切らした少年は、ジュヌヴィエーヴを見つけるなり縋り付いた。
「マルク?」
「ジュヴィねえちゃん、助けて!」
「なにがあったの?」
「孤児院が——」
「なんだ、この子どもは!」
助けを求める少年とジュヌヴィエーヴを、野太い声が遮る。
少年の姿は、この場では浮いていた。着物は、清潔だが見るからに質素で、健康そうではあるが痩せている。
十歳くらいの少年は貴族ではなく平民、それも孤児だった。
「ギルドは、お前のような子どもが来る所ではない! 帰れ!」
モルガンは、ギロリとマルクを睨みつける。
支部長はいつも、平民からの依頼には嫌な顔をした。それが貧しい孤児からならなおさらだ。
そんなモルガンの態度に、魔法使いたちは露骨に顔をしかめ、ある者は舌打ちさえする。
「マルク、続けて」
ジュヌヴィエーヴは支部長を無視し、少年を促した。ただ事でないのは、一目瞭然である。
ジュヌヴィエーヴだけでなく、その場の全ての魔法使いが少年に注目した。
「孤児院で工事の足場が壊れて、工事の人が下敷きに! ジュヴィねえちゃん、助けて!」
少年の悲痛な叫びに、ギルド内を一気に緊張が走り抜けた。
▽ ▽ ▽ ▽ ▽ ▽ ▽ ▽ ▽ ▽ ▽
❖ お知らせ ❖
読んでくださり、ありがとうこざいます!
4ー34 魔法使いの価値 は、11/12(水)21時頃に投稿を予定しています。
0
あなたにおすすめの小説
私と子供より、夫は幼馴染とその子供のほうが大切でした。
小野 まい
恋愛
結婚記念日のディナーに夫のオスカーは現れない。
「マリアが熱を出したらしい」
駆けつけた先で、オスカーがマリアと息子カイルと楽しげに食事をする姿を妻のエリザが目撃する。
「また裏切られた……」
いつも幼馴染を優先するオスカーに、エリザの不満は限界に達していた。
「あなたは家族よりも幼馴染のほうが大事なのね」
離婚する気持ちが固まっていく。
精霊が俺の事を気に入ってくれているらしく過剰に尽くしてくれる!が、周囲には精霊が見えず俺の評価はよろしくない
よっしぃ
ファンタジー
俺には僅かながら魔力がある。この世界で魔力を持った人は少ないからそれだけで貴重な存在のはずなんだが、俺の場合そうじゃないらしい。
魔力があっても普通の魔法が使えない俺。
そんな俺が唯一使える魔法・・・・そんなのねーよ!
因みに俺の周囲には何故か精霊が頻繁にやってくる。
任意の精霊を召還するのは実はスキルなんだが、召喚した精霊をその場に留め使役するには魔力が必要だが、俺にスキルはないぞ。
極稀にスキルを所持している冒険者がいるが、引く手あまたでウラヤマ!
そうそう俺の総魔力量は少なく、精霊が俺の周囲で顕現化しても何かをさせる程の魔力がないから直ぐに姿が消えてしまう。
そんなある日転機が訪れる。
いつもの如く精霊が俺の魔力をねだって頂いちゃう訳だが、大抵俺はその場で気を失う。
昔ひょんな事から助けた精霊が俺の所に現れたんだが、この時俺はたまたまうつ伏せで倒れた。因みに顔面ダイブで鼻血が出たのは内緒だ。
そして当然ながら意識を失ったが、ふと目を覚ますと俺の周囲にはものすごい数の魔石やら素材があって驚いた。
精霊曰く御礼だってさ。
どうやら俺の魔力は非常に良いらしい。美味しいのか効果が高いのかは知らんが、精霊の好みらしい。
何故この日に限って精霊がずっと顕現化しているんだ?
どうやら俺がうつ伏せで地面に倒れたのが良かったらしい。
俺と地脈と繋がって、魔力が無限増殖状態だったようだ。
そしてこれが俺が冒険者として活動する時のスタイルになっていくんだが、理解しがたい体勢での活動に周囲の理解は得られなかった。
そんなある日、1人の女性が俺とパーティーを組みたいとやってきた。
ついでに精霊に彼女が呪われているのが分かったので解呪しておいた。
そんなある日、俺は所属しているパーティーから追放されてしまった。
そりゃあ戦闘中だろうがお構いなしに地面に寝そべってしまうんだから、あいつは一体何をしているんだ!となってしまうのは仕方がないが、これでも貢献していたんだぜ?
何せそうしている間は精霊達が勝手に魔物を仕留め、素材を集めてくれるし、俺の身をしっかり守ってくれているんだが、精霊が視えないメンバーには俺がただ寝ているだけにしか見えないらしい。
因みにダンジョンのボス部屋に1人放り込まれたんだが、俺と先にパーティーを組んでいたエレンは俺を助けにボス部屋へ突入してくれた。
流石にダンジョン中層でも深層のボス部屋、2人ではなあ。
俺はダンジョンの真っただ中に追放された訳だが、くしくも追放直後に俺の何かが変化した。
因みに寝そべっていなくてはいけない理由は顔面と心臓、そして掌を地面にくっつける事で地脈と繋がるらしい。地脈って何だ?
犬の散歩中に異世界召喚されました
おばあ
ファンタジー
そろそろ定年後とか終活とか考えなきゃいけないというくらいの歳になって飼い犬と一緒に異世界とやらへ飛ばされました。
何勝手なことをしてくれてんだいと腹が立ちましたので好き勝手やらせてもらいます。
カミサマの許可はもらいました。
「犯人は追放!」無実の彼女は国に絶対に必要な能力者で“価値の高い女性”だった
佐藤 美奈
恋愛
セリーヌ・エレガント公爵令嬢とフレッド・ユーステルム王太子殿下は婚約成立を祝した。
その数週間後、ヴァレンティノ王立学園50周年の創立記念パーティー会場で、信じられない事態が起こった。
フレッド殿下がセリーヌ令嬢に婚約破棄を宣言した。様々な分野で活躍する著名な招待客たちは、激しい動揺と衝撃を受けてざわつき始めて、人々の目が一斉に注がれる。
フレッドの横にはステファニー男爵令嬢がいた。二人は恋人のような雰囲気を醸し出す。ステファニーは少し前に正式に聖女に選ばれた女性であった。
ステファニーの策略でセリーヌは罪を被せられてしまう。信じていた幼馴染のアランからも冷たい視線を向けられる。
セリーヌはいわれのない無実の罪で国を追放された。悔しくてたまりませんでした。だが彼女には秘められた能力があって、それは聖女の力をはるかに上回るものであった。
彼女はヴァレンティノ王国にとって絶対的に必要で貴重な女性でした。セリーヌがいなくなるとステファニーは聖女の力を失って、国は急速に衰退へと向かう事となる……。
巻き込まれた薬師の日常
白髭
ファンタジー
神に選ばれ、魔素の循環する界へと送り込まれたのは――現代の薬師。
剣も魔法も扱えない彼が憑依したのは、戦闘力ゼロの商人見習いの少年だった。
彼の武器は、知識と経験。商品を生み出し、人脈を築き、産業を広げていく。
「居場所を見つけたい」その願いが、やがて世界を変える力となる。
これは、一人の薬師が紡ぐ研究と開発、そして成長の物語。
【カクヨムでも掲載しています】
表紙は紹介文をもとに、ai【adobe firefly】で作成したものです。(参考程度に……)
「追放された雑用係の俺、《真理の鑑定眼》で隠れた天才を集めたら最強パーティになっていた」
きりざく
ファンタジー
ブラック企業で過労死した男は、異世界に転生し《真理の鑑定眼》を授かった。
それは人や物の“本当の価値”、隠された才能、そして未来の到達点までを見抜く能力だった。
雑用係として軽視され、ついには追放された主人公。
だが鑑定眼で見えたのは、落ちこぼれ扱いされていた者たちの“本物の才能”だった。
初見の方は第1話からどうぞ(ブックマークで続きが追いやすくなります)。
評価されなかった剣士、魔力制御に欠陥を抱えた魔法使い、使い道なしとされた職業――
主人公は次々と隠れた逸材を見抜き、仲間に迎え入れていく。
やがて集ったのは、誰もが見逃していた“未来の最強候補”たち。
鑑定で真価を示し、結果で証明する成り上がりの冒険が始まる。
これは、見る目のなかった世界を置き去りに、
真の才能を集めて最強パーティへと成り上がる物語。
女性が少ない世界に転生した控えめ伯爵令嬢、なぜか五人の婚約候補に選ばれて少しずつ恋を知っていきます
ノッポ
恋愛
女性が極端に少ない異世界に転生した私は、気づけば伯爵令嬢になっていた。
前世は日本で普通に生きていたせいか、貴族令嬢らしい強気な振る舞いがどうしても苦手。
社交界デビューを迎えても、「どうして私が選ばれるの?」と戸惑うばかりだった。
けれど今年デビューする高位令嬢はわずか三人。
家同士の思惑も重なり、騎士団長家の息子、宰相子息、魔術師団長の息子、幼なじみの侯爵子息、そして英雄騎士――
五人の若きエリートとのお見合いが次々と始まってしまう。
遠慮がちで控えめな性格は、この世界では珍しく、気づけば少しずつ距離を縮めていく彼ら。
異世界での恋愛に戸惑う日々。けれど出会いを重ねるたびに、私は少しずつ変わっていく――。
女性希少世界の社交界で、自分の幸せを選べるようになるまでの
ほのぼの甘い逆ハーレム恋愛ファンタジー。
拝啓。私を追い出した皆様へ! 化け物と噂の辺境伯に嫁がされましたが噂と違い素敵な旦那様と幸せに暮らしています。
ハーフのクロエ
恋愛
公爵家の長女のオリビアは実母が生きている時は公爵家令嬢として育ち、8歳の時、王命で王太子と婚約して12歳の時に母親が亡くなり、父親の再婚相手の愛人だった継母に使用人のように扱われていた。学園の卒業パーティーで婚約破棄され、連れ子の妹と王太子が婚約してオリビアは化け物と噂のある辺境伯に嫁がされる。噂と違い辺境伯は最強の武人で綺麗な方でオリビアは前世の日本人の記憶持ちで、その記憶と魔法を使い領地を発展させて幸せになる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる