129 / 218
第三話 魔者の花嫁編
3ー32 ぶち壊すにゃーん
しおりを挟む
憎しみに、ランスの目の前が真っ赤になる。
両親を殺された以上の怒りが、この世に存在するとは思わなかった。
ランスは七年前のあの日を忘れたことはない。父を、母を、殺した魔者の顔を一日たりとも忘れなかった。
あの魔者を見つけ、両親の仇を討つことを心の支えに生きてきた。だというのに。
(ようやく見つけたと思ったのに……!)
その仇はあろうことか、人間のフリをして姉と結婚していたのだ。
その事実に、体中の血が沸騰しそうだった。
「夫だと? よくもぬけぬけと……っ!」
ギリギリと歯噛みし、怨嗟の唸りを上げる。
まるで、ひどい悪夢を見ているようだ。
(全部、姉さんを手に入れるために!)
リュカの言った通りだった。
人間のフリをして姉を騙し、魔獣に家族を殺させ、失意の姉に取り入った。
そして魔者は、まんまと姉の夫に収まっている――。
青灰色の目にギラギラと復讐の炎を燃え上がらせ、ランスは男を睨みつけた。
「姉さん、そいつは魔者だ。こっちに来るんだ」
正体がバレたにも関わらず、魔者は顔色ひとつかえない。
平然とランスを見返すその太々しさが、ランスの怒りに油を注ぐ。
「姉さん、早くこっちに!」
ファイエットは、オロオロと弟と夫を見比べた。ランスが信じられないのか、姉は魔者のそばを離れようとしない。
「そいつは魔者だ! おれはあの時、この目で見たんだ!」
傷ついた姉を抱き、空間の狭間に消えるこの男を。
緑の髪の魔者を!
「ランス、千草さまは、あの時わたしを助けてくれたの!」
ファイエットは青ざめながらも夫を庇う。
「姉さんは騙されてるんだ!」
ランスの暴発が辛うじて抑えられているのは、姉がいるからだ。攻撃すれば、姉まで巻き込んでしまう。
「こいつは人間のフリをして姉さんに近付き、魔獣におれたちを襲わせ、一人っきりになった姉さんの弱みにつけ込んだんだ!」
「違うわ。千草さまは、そんなひとじゃない」
ファイエットは悲しそうに首を振った。
「千草さまは、とっても優しいひとなの。ランス、お願いだから、わたしの話を聞いてちょうだい」
「優しい? 優しいわけないだろ! そいつは魔者だぞ! 父さんと母さんを殺した奴だ! そいつが優しいとしたら、それは全部、姉さんを騙すための演技だ!」
どうして姉は、ランスの言う事を信じないのか。
どうして自分ではなく魔者を信じるのか。
(どんな嘘を吐いて、姉さんを誑かしたんだ!?)
もどかしく、歯痒く、腹立たしく、怒りが奔流のように溢れかえる。
「ランス、落ち着いてちょうだい」
「これが落ち着いていられるか! そいつは父さんと母さんの仇だぞ! その上姉さんを騙して結婚だと!? ふざけるな!」
激高したランスは、感情に歯止めが効かなかった。頭に血が上り、常の冷静さは完全に失われている。
「お前の魂胆はわかっていてるんだ! これ以上、好きにさせてたまるか!」
ランスが短く呪文を唱えると、水が集まり、刃を形作った。
姉がそばを離れないならそれでもいい。
魔者を狙い撃ちにすればいいだけだ。
「ランス、やめろ!」
セツが制止するも、ランスは止まらない。いや、セツの声すら聞こえず、魔者が抱く赤ん坊すら目に入っていなかった。
「姉さんは上手く騙せたようだが、オレの目は誤魔化せないぞ! くたばれ、魔者!」
しかし水の刃が放たれる直前。
「ダメッ!!!」
ファイエットが両腕を広げ、弟の前に立ち塞がった。
「姉さん! どけ! どくんだ!」
身を挺して魔者を守る姉に、ランスは声を荒げる。
けれど、ファイエットはキッと弟を睨みつけた。
「いいえ! どかないわ! 千草さまを殺すなら、わたしを殺してからにしなさい!」
「いい加減目を覚ませ! 姉さんはそいつに騙されてるんだ!」
標準は魔者に合わせたまま、ランスは一步も引かない。
「そいつは魔者だ! おれが殺す!」
「この方が殺されるなら、私も一緒に死ぬ。その覚悟がなければ、魔者のこの方と結婚なんてしないわ!」
「………!?」
その一言にランスが声を失った、その時――。
バン! と勢いよく玄関の扉が開き、一人の少女が飛び込んできた。
「やめて! パパを殺さないで!」
小さな体が、ランスにしがみつく。
「魔法使い! お願い! パパはなんにも悪いことしてない!とっても優しいフルールのパパなの!」
自身の身で魔法使いを引き留め、少女は父の無実を訴えた。
「お願い! パパを殺さないで!」
青灰色の瞳からボロボロと大粒の涙を流しながら、フルールは必死に父を庇う。
「フルール……!」
ファイエットが、少女を全身で抱きしめた。
七年前の母と、姉の姿が重なる。魔獣からランスを守ったように、ファイエットはランスから子どもを守った。
「な、んで……」
これではまるで、ランスが悪者ではないか。
「おれの家族を傷付けるならば、例えファイエットの弟だろうと容赦しない」
これまで微動だにしなかった千草が、赤子を抱いたままファイエットと少女を背に庇い、ランスを睨み据えた。緑の両眼は、殺気に満ちている。
空気が張り詰め、ピリピリと、まるで帯電しているかのようだった。
誰か一人でも動いたら空気が張り裂けそうな緊迫感の中――。
「にゃーん」
呑気で可愛い鳴き声が、一触即発の空気をぶち壊す。
「ああ、こら、しー!」
慌てた声がヒソヒソと子ネコを制するが、後の祭りだった。
家にいた全員が、一斉に玄関に顔を向ける。
「……ええと、お取り込み中のところ、ごめんなさい」
セツがギョッとした。
「ロワメール!? お前、なんでここに……その魔獣はなんだ!?」
あきらかな場違いさに居た堪れず、目を逸らすロワメールと、不穏な雰囲気に警戒態勢のカイ、そして魔力を感知し駆けつけたジスランとジュールが、そこに立ち尽くしていた。
▽ ▽ ▽ ▽ ▽ ▽ ▽ ▽ ▽ ▽
❖ お知らせ ❖
読んでくださり、ありがとうございます!
3ー33 ぼくミエル! は10/25(金)の夜、21時頃に投稿を予定しています。
両親を殺された以上の怒りが、この世に存在するとは思わなかった。
ランスは七年前のあの日を忘れたことはない。父を、母を、殺した魔者の顔を一日たりとも忘れなかった。
あの魔者を見つけ、両親の仇を討つことを心の支えに生きてきた。だというのに。
(ようやく見つけたと思ったのに……!)
その仇はあろうことか、人間のフリをして姉と結婚していたのだ。
その事実に、体中の血が沸騰しそうだった。
「夫だと? よくもぬけぬけと……っ!」
ギリギリと歯噛みし、怨嗟の唸りを上げる。
まるで、ひどい悪夢を見ているようだ。
(全部、姉さんを手に入れるために!)
リュカの言った通りだった。
人間のフリをして姉を騙し、魔獣に家族を殺させ、失意の姉に取り入った。
そして魔者は、まんまと姉の夫に収まっている――。
青灰色の目にギラギラと復讐の炎を燃え上がらせ、ランスは男を睨みつけた。
「姉さん、そいつは魔者だ。こっちに来るんだ」
正体がバレたにも関わらず、魔者は顔色ひとつかえない。
平然とランスを見返すその太々しさが、ランスの怒りに油を注ぐ。
「姉さん、早くこっちに!」
ファイエットは、オロオロと弟と夫を見比べた。ランスが信じられないのか、姉は魔者のそばを離れようとしない。
「そいつは魔者だ! おれはあの時、この目で見たんだ!」
傷ついた姉を抱き、空間の狭間に消えるこの男を。
緑の髪の魔者を!
「ランス、千草さまは、あの時わたしを助けてくれたの!」
ファイエットは青ざめながらも夫を庇う。
「姉さんは騙されてるんだ!」
ランスの暴発が辛うじて抑えられているのは、姉がいるからだ。攻撃すれば、姉まで巻き込んでしまう。
「こいつは人間のフリをして姉さんに近付き、魔獣におれたちを襲わせ、一人っきりになった姉さんの弱みにつけ込んだんだ!」
「違うわ。千草さまは、そんなひとじゃない」
ファイエットは悲しそうに首を振った。
「千草さまは、とっても優しいひとなの。ランス、お願いだから、わたしの話を聞いてちょうだい」
「優しい? 優しいわけないだろ! そいつは魔者だぞ! 父さんと母さんを殺した奴だ! そいつが優しいとしたら、それは全部、姉さんを騙すための演技だ!」
どうして姉は、ランスの言う事を信じないのか。
どうして自分ではなく魔者を信じるのか。
(どんな嘘を吐いて、姉さんを誑かしたんだ!?)
もどかしく、歯痒く、腹立たしく、怒りが奔流のように溢れかえる。
「ランス、落ち着いてちょうだい」
「これが落ち着いていられるか! そいつは父さんと母さんの仇だぞ! その上姉さんを騙して結婚だと!? ふざけるな!」
激高したランスは、感情に歯止めが効かなかった。頭に血が上り、常の冷静さは完全に失われている。
「お前の魂胆はわかっていてるんだ! これ以上、好きにさせてたまるか!」
ランスが短く呪文を唱えると、水が集まり、刃を形作った。
姉がそばを離れないならそれでもいい。
魔者を狙い撃ちにすればいいだけだ。
「ランス、やめろ!」
セツが制止するも、ランスは止まらない。いや、セツの声すら聞こえず、魔者が抱く赤ん坊すら目に入っていなかった。
「姉さんは上手く騙せたようだが、オレの目は誤魔化せないぞ! くたばれ、魔者!」
しかし水の刃が放たれる直前。
「ダメッ!!!」
ファイエットが両腕を広げ、弟の前に立ち塞がった。
「姉さん! どけ! どくんだ!」
身を挺して魔者を守る姉に、ランスは声を荒げる。
けれど、ファイエットはキッと弟を睨みつけた。
「いいえ! どかないわ! 千草さまを殺すなら、わたしを殺してからにしなさい!」
「いい加減目を覚ませ! 姉さんはそいつに騙されてるんだ!」
標準は魔者に合わせたまま、ランスは一步も引かない。
「そいつは魔者だ! おれが殺す!」
「この方が殺されるなら、私も一緒に死ぬ。その覚悟がなければ、魔者のこの方と結婚なんてしないわ!」
「………!?」
その一言にランスが声を失った、その時――。
バン! と勢いよく玄関の扉が開き、一人の少女が飛び込んできた。
「やめて! パパを殺さないで!」
小さな体が、ランスにしがみつく。
「魔法使い! お願い! パパはなんにも悪いことしてない!とっても優しいフルールのパパなの!」
自身の身で魔法使いを引き留め、少女は父の無実を訴えた。
「お願い! パパを殺さないで!」
青灰色の瞳からボロボロと大粒の涙を流しながら、フルールは必死に父を庇う。
「フルール……!」
ファイエットが、少女を全身で抱きしめた。
七年前の母と、姉の姿が重なる。魔獣からランスを守ったように、ファイエットはランスから子どもを守った。
「な、んで……」
これではまるで、ランスが悪者ではないか。
「おれの家族を傷付けるならば、例えファイエットの弟だろうと容赦しない」
これまで微動だにしなかった千草が、赤子を抱いたままファイエットと少女を背に庇い、ランスを睨み据えた。緑の両眼は、殺気に満ちている。
空気が張り詰め、ピリピリと、まるで帯電しているかのようだった。
誰か一人でも動いたら空気が張り裂けそうな緊迫感の中――。
「にゃーん」
呑気で可愛い鳴き声が、一触即発の空気をぶち壊す。
「ああ、こら、しー!」
慌てた声がヒソヒソと子ネコを制するが、後の祭りだった。
家にいた全員が、一斉に玄関に顔を向ける。
「……ええと、お取り込み中のところ、ごめんなさい」
セツがギョッとした。
「ロワメール!? お前、なんでここに……その魔獣はなんだ!?」
あきらかな場違いさに居た堪れず、目を逸らすロワメールと、不穏な雰囲気に警戒態勢のカイ、そして魔力を感知し駆けつけたジスランとジュールが、そこに立ち尽くしていた。
▽ ▽ ▽ ▽ ▽ ▽ ▽ ▽ ▽ ▽
❖ お知らせ ❖
読んでくださり、ありがとうございます!
3ー33 ぼくミエル! は10/25(金)の夜、21時頃に投稿を予定しています。
0
あなたにおすすめの小説
私と子供より、夫は幼馴染とその子供のほうが大切でした。
小野 まい
恋愛
結婚記念日のディナーに夫のオスカーは現れない。
「マリアが熱を出したらしい」
駆けつけた先で、オスカーがマリアと息子カイルと楽しげに食事をする姿を妻のエリザが目撃する。
「また裏切られた……」
いつも幼馴染を優先するオスカーに、エリザの不満は限界に達していた。
「あなたは家族よりも幼馴染のほうが大事なのね」
離婚する気持ちが固まっていく。
精霊が俺の事を気に入ってくれているらしく過剰に尽くしてくれる!が、周囲には精霊が見えず俺の評価はよろしくない
よっしぃ
ファンタジー
俺には僅かながら魔力がある。この世界で魔力を持った人は少ないからそれだけで貴重な存在のはずなんだが、俺の場合そうじゃないらしい。
魔力があっても普通の魔法が使えない俺。
そんな俺が唯一使える魔法・・・・そんなのねーよ!
因みに俺の周囲には何故か精霊が頻繁にやってくる。
任意の精霊を召還するのは実はスキルなんだが、召喚した精霊をその場に留め使役するには魔力が必要だが、俺にスキルはないぞ。
極稀にスキルを所持している冒険者がいるが、引く手あまたでウラヤマ!
そうそう俺の総魔力量は少なく、精霊が俺の周囲で顕現化しても何かをさせる程の魔力がないから直ぐに姿が消えてしまう。
そんなある日転機が訪れる。
いつもの如く精霊が俺の魔力をねだって頂いちゃう訳だが、大抵俺はその場で気を失う。
昔ひょんな事から助けた精霊が俺の所に現れたんだが、この時俺はたまたまうつ伏せで倒れた。因みに顔面ダイブで鼻血が出たのは内緒だ。
そして当然ながら意識を失ったが、ふと目を覚ますと俺の周囲にはものすごい数の魔石やら素材があって驚いた。
精霊曰く御礼だってさ。
どうやら俺の魔力は非常に良いらしい。美味しいのか効果が高いのかは知らんが、精霊の好みらしい。
何故この日に限って精霊がずっと顕現化しているんだ?
どうやら俺がうつ伏せで地面に倒れたのが良かったらしい。
俺と地脈と繋がって、魔力が無限増殖状態だったようだ。
そしてこれが俺が冒険者として活動する時のスタイルになっていくんだが、理解しがたい体勢での活動に周囲の理解は得られなかった。
そんなある日、1人の女性が俺とパーティーを組みたいとやってきた。
ついでに精霊に彼女が呪われているのが分かったので解呪しておいた。
そんなある日、俺は所属しているパーティーから追放されてしまった。
そりゃあ戦闘中だろうがお構いなしに地面に寝そべってしまうんだから、あいつは一体何をしているんだ!となってしまうのは仕方がないが、これでも貢献していたんだぜ?
何せそうしている間は精霊達が勝手に魔物を仕留め、素材を集めてくれるし、俺の身をしっかり守ってくれているんだが、精霊が視えないメンバーには俺がただ寝ているだけにしか見えないらしい。
因みにダンジョンのボス部屋に1人放り込まれたんだが、俺と先にパーティーを組んでいたエレンは俺を助けにボス部屋へ突入してくれた。
流石にダンジョン中層でも深層のボス部屋、2人ではなあ。
俺はダンジョンの真っただ中に追放された訳だが、くしくも追放直後に俺の何かが変化した。
因みに寝そべっていなくてはいけない理由は顔面と心臓、そして掌を地面にくっつける事で地脈と繋がるらしい。地脈って何だ?
犬の散歩中に異世界召喚されました
おばあ
ファンタジー
そろそろ定年後とか終活とか考えなきゃいけないというくらいの歳になって飼い犬と一緒に異世界とやらへ飛ばされました。
何勝手なことをしてくれてんだいと腹が立ちましたので好き勝手やらせてもらいます。
カミサマの許可はもらいました。
「犯人は追放!」無実の彼女は国に絶対に必要な能力者で“価値の高い女性”だった
佐藤 美奈
恋愛
セリーヌ・エレガント公爵令嬢とフレッド・ユーステルム王太子殿下は婚約成立を祝した。
その数週間後、ヴァレンティノ王立学園50周年の創立記念パーティー会場で、信じられない事態が起こった。
フレッド殿下がセリーヌ令嬢に婚約破棄を宣言した。様々な分野で活躍する著名な招待客たちは、激しい動揺と衝撃を受けてざわつき始めて、人々の目が一斉に注がれる。
フレッドの横にはステファニー男爵令嬢がいた。二人は恋人のような雰囲気を醸し出す。ステファニーは少し前に正式に聖女に選ばれた女性であった。
ステファニーの策略でセリーヌは罪を被せられてしまう。信じていた幼馴染のアランからも冷たい視線を向けられる。
セリーヌはいわれのない無実の罪で国を追放された。悔しくてたまりませんでした。だが彼女には秘められた能力があって、それは聖女の力をはるかに上回るものであった。
彼女はヴァレンティノ王国にとって絶対的に必要で貴重な女性でした。セリーヌがいなくなるとステファニーは聖女の力を失って、国は急速に衰退へと向かう事となる……。
巻き込まれた薬師の日常
白髭
ファンタジー
神に選ばれ、魔素の循環する界へと送り込まれたのは――現代の薬師。
剣も魔法も扱えない彼が憑依したのは、戦闘力ゼロの商人見習いの少年だった。
彼の武器は、知識と経験。商品を生み出し、人脈を築き、産業を広げていく。
「居場所を見つけたい」その願いが、やがて世界を変える力となる。
これは、一人の薬師が紡ぐ研究と開発、そして成長の物語。
【カクヨムでも掲載しています】
表紙は紹介文をもとに、ai【adobe firefly】で作成したものです。(参考程度に……)
「追放された雑用係の俺、《真理の鑑定眼》で隠れた天才を集めたら最強パーティになっていた」
きりざく
ファンタジー
ブラック企業で過労死した男は、異世界に転生し《真理の鑑定眼》を授かった。
それは人や物の“本当の価値”、隠された才能、そして未来の到達点までを見抜く能力だった。
雑用係として軽視され、ついには追放された主人公。
だが鑑定眼で見えたのは、落ちこぼれ扱いされていた者たちの“本物の才能”だった。
初見の方は第1話からどうぞ(ブックマークで続きが追いやすくなります)。
評価されなかった剣士、魔力制御に欠陥を抱えた魔法使い、使い道なしとされた職業――
主人公は次々と隠れた逸材を見抜き、仲間に迎え入れていく。
やがて集ったのは、誰もが見逃していた“未来の最強候補”たち。
鑑定で真価を示し、結果で証明する成り上がりの冒険が始まる。
これは、見る目のなかった世界を置き去りに、
真の才能を集めて最強パーティへと成り上がる物語。
女性が少ない世界に転生した控えめ伯爵令嬢、なぜか五人の婚約候補に選ばれて少しずつ恋を知っていきます
ノッポ
恋愛
女性が極端に少ない異世界に転生した私は、気づけば伯爵令嬢になっていた。
前世は日本で普通に生きていたせいか、貴族令嬢らしい強気な振る舞いがどうしても苦手。
社交界デビューを迎えても、「どうして私が選ばれるの?」と戸惑うばかりだった。
けれど今年デビューする高位令嬢はわずか三人。
家同士の思惑も重なり、騎士団長家の息子、宰相子息、魔術師団長の息子、幼なじみの侯爵子息、そして英雄騎士――
五人の若きエリートとのお見合いが次々と始まってしまう。
遠慮がちで控えめな性格は、この世界では珍しく、気づけば少しずつ距離を縮めていく彼ら。
異世界での恋愛に戸惑う日々。けれど出会いを重ねるたびに、私は少しずつ変わっていく――。
女性希少世界の社交界で、自分の幸せを選べるようになるまでの
ほのぼの甘い逆ハーレム恋愛ファンタジー。
拝啓。私を追い出した皆様へ! 化け物と噂の辺境伯に嫁がされましたが噂と違い素敵な旦那様と幸せに暮らしています。
ハーフのクロエ
恋愛
公爵家の長女のオリビアは実母が生きている時は公爵家令嬢として育ち、8歳の時、王命で王太子と婚約して12歳の時に母親が亡くなり、父親の再婚相手の愛人だった継母に使用人のように扱われていた。学園の卒業パーティーで婚約破棄され、連れ子の妹と王太子が婚約してオリビアは化け物と噂のある辺境伯に嫁がされる。噂と違い辺境伯は最強の武人で綺麗な方でオリビアは前世の日本人の記憶持ちで、その記憶と魔法を使い領地を発展させて幸せになる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる